キャビア日記 2003年 4月
4月23日
●くそう、まんまとハマってしまった。まさか今更顔文字をふんだんに使ったチャットをしまくることになるとは思わなかった。レベル上げしてると、高レベルの人がよってきて援護してくれたりするのが良いれすね。ちなみにUOでもラグナロクでもPSOでもましてやFF11でもなく、マイナーなマゾゲーですよ。マイナーだから夜中も重くならないんじゃないかと思ったが、そんなのは甘い見通しですた。

■クリストファー・プリースト「スペース・マシン」(創元SF)【4】
19世紀イギリスが舞台。マッドサイエンティストが発明したタイムマシンは、時を行き来するだけではなく空間も自在に行き来できるのだった。そんなわけで、主人公はマッドサイエンティストの美人秘書といっしょにタイムマシンの実験をしていたら、思わぬ暴走で火星に行ってしまい二人で置き去りに。火星では、火星人たちが脳みその化け物に収奪され奴隷労働に従事していた。そこで革命を起こしたり地球侵略を阻止しようとしたりと、冒険とロマンスがアレするわけです。
▼紳士淑女萌え。ウェルズにささげる作品ということで、古臭さを突き抜けるほど古いSFっぷりがたまりません。あまりに古典的なラストでワラタ。

●ぁゃゃの狂いっぷりで俄然目が離せなかったサンデーの「鳳ボンバー」がついに打ち切り。最終回にぁゃゃが出ないなんてひどい!ひどいよ!とにかく、投手と打者の真っ向勝負、そしてギターをかき鳴らすぁゃゃという抜群な取り合わせの絵面は忘れないよ!

●恋風を立ち読みしようとコンビニでイブニングを探したが、おまけつきでビニールがかかってるじゃねえか!読めねえ!舐めンな講談社!

●「沈夫人の料理人」単行本が、ついに6月末発売。待たせすぎ。ただでさえ不定期連載で、1ヶ月に一度読めればいい方なのにムカ。
4月16日
■ヴァーナー・ヴィンジ「最果ての銀河星団」(創元SF)【3】
つまらなくはないが、長い。長すぎ。もう長いの読みたい気分じゃないのに長すぎて死ぬ.。せめて半分の量にしる!ねっとりと細部まで書きすぎ。集中化技術はちょっと激しいと思った。

●プリースト「スペース・マシン」読みちゅう。これも分厚いけど、ビクトリア朝の紳士淑女は萌えるので良しとしよう。

●ネトゲ、MMO、いわゆる大規模オンラインゲームを始めてみた。マイナーで時代遅れなゲームなので、低スペックマシンでも安心。で、親切な人がいろいろアレしてくれるんだけど、ついわずらわしく感じてしまうのは性根が腐っているからかしら。パーティー組まないと敵が強すぎるんだけどダリい。武器作りとか裁縫とか、やってみたいけど敷居が高すぎて面倒。ひょっとしてこれは向いてないってやつか。つーかチャットなんてしたくねー。

モナーを飼ってみますたを始めた。世話すんのマンドクセー。
4月14日
■マーティン・ミラー「ミルクから逃げろ!」(青山出版社)【3】
医者に行っても原因がわからない、ものすごい体調不良の原因は牛乳アレルギーだった。ということで、牛乳アレルギーの主人公が、同じように体調の悪い友人に、絶食をしてアレルゲンの特定をしてみたらどうかとすすめたところ牛乳アレルギーの人がたくさんいて主人公は時の有名人に。牛乳の販売量は落ち込み、全英牛乳販売促進委員会はことの発端となった主人公に刺客を送る。スラップスティックコメディれすね。
▼マーティン・スコット名義で「魔術探偵スラクサス」を書いてる著者のデビュー作らしい。あんまりおもしろくないれす。本の後ろのほうに著者略歴がついてるんだけど、FAXで送られてきた原稿をそのまま印刷しちゃってるのは男らしすぎると思った。日付までついてるし。すごいぞ青山出版。抱いて!つーかサイトの隅々まで重いフラッシュを使うのはダメだと思うます。スカしすぎ。
4月12日
●ヴィンジ「最果ての銀河星団」読みちゅう。「遠き神々の炎」と違って、超光速とか出てこないのね。あの設定はかなり燃えたのに。蜘蛛族の堅物軍曹はちょっと微妙。気を抜くと萌えちゃいそうなんだけど、蜘蛛だと思うとちょっと…ドゥームズデイブックのローシュ神父も、近寄ったら臭いんだろうなと思うと萌えきれないものがありますた。

●ふと思い立って、なんとなく憧れていたBeOSを入れてみることにした。なんかタダらしいし。WinBeを参考に、BeBitsからダウンロード。起動までは簡単にいったけど、白黒画面でショボーン。グラフィックカードが未対応らしい。ンなこと言われてもオンボードなんだよゴルァ!!どうしようもねえ…。つーか、RageXLなんてうんこみたいなチップ載せんじゃねえよ富士通。サウンドチップもドライバ見つけるのにちょう苦労するようなナニだったし。

●光男が解放されて良かったナァ。
4月10日
■コニー・ウィリス「ドゥームズデイ・ブック」(早川書房)【5】
2053年、オックスフォード大学の史学科学生キヴリンが、調査のため1320年に時間旅行をする。しかし、送り出したほうのトラブルで現代と過去の接続が途切れてしまい、指導教員のダンワーシイ教授が何とかしようと奮闘したり、キヴリンが中世のオックスフォードでいろいろ大変だったりする話。
▼ネタばれ無しではとてもじゃないけど説明できないYO!とりあえず、ウィリスはSFプロパーな作家のわりに全然SFじゃねえなと。で、クソ分厚いけど半分すぎるまで退屈で冗長。しかし2章のラストからちょうヤバい。宇宙ヤバい。「ずれ」が無かったのはそーいうことなのかッ!とかローシュ神父…とかいろいろ言いたいことはあるが、とりあえず未読の人は読めと。半分読んで挫折した人は最後まで読めと。もうとにかくローシュ神父の告解はガツンとキた。ラストのダンワーシイ教授はさらっと流せばよかったのに。蛇足。ああそれにしてもローシュ神父…
4月9日
●コニー・ウィリス「ドゥームズデイ・ブック」読みちゅう。ハードカバーの方。厚すぎて読みにくい。やはり文庫が一番手になじむね。

●フリッツ・ライバー「放浪惑星」ゲトー。

●図書館に取り寄せを依頼したマーティン・ミラー「ミルクから逃げろ」がいつまでたっても届かない。
4月8日
■フリッツ・ライバー「魔の都の二剣士」(創元推理)【4】
大男のファファードと小男のグレイ・マウザーが旅するヒロイック・ファンタジーシリーズの1巻。ファファードとマウザーそれぞれが出会うまでの話1篇づつと二人が出会う話、計3篇収録。
▼「雪の女」がすばらしいれすよ。ファファードが旅に出るきっかけとなった出来事。極寒の地に住む一族の女達が操る寒気の魔法とか奇妙な風習とか、かなりストレンジな味わいでたまらない。二人が出会う「凶運の都ランクマー」は、会話が古臭すぎて萎えるけど。
▼ちなみに、なんでこんなのを読んでるかというと「幻想の犬達」(扶桑社ミステリ)に収録されていた「泣き叫ぶ塔」がちょっとアレだったから。ファファードとマウザーがいきなり組み打ちというかじゃれあいを始め、最終的に大の字に押さえつけるという目も当てられないような描写が。ということでネタになるかと思って読んだんだけどフツーにおもしろかったれす。残念。シリーズの邦訳は全3巻、「死神と二剣士」「霧の中の二剣士」と続くらしいけど、古本屋どころか図書館にも無いよ。

■マイク・レズニック「第二の接触」(ハヤカワSF)【4】
21世紀半ば頃、ある宇宙船の艦長が二人の乗組員を射殺した。ベッカーは軍法会議の弁護人に任命されたのだが、艦長は「私が殺したのは宇宙人だ」と主張するばかり。そんな荒唐無稽な話はありえない、という証拠をつきつけるためにベッカーは調査を始めるが、いつのまにか軍から命を狙われる羽目になり…って話。
▼てっきり「イリーガル・エイリアン」みたいな話かと思ったら、むしろスーパーハカーでサスペンスな感じ。超光速駆動が実現しつつあるのにモデムは38400bpsだったりと、13年前の作品なのに早くも古臭くなってるのがアレだけどもきっちりおもしろいれす。しかしレズニックなので、SFを期待しちゃダメれす。
4月6日
●逆転裁判2やっと終わった。長いよ長い。長すぎ。4話でこのボリュームにするよりも、短めの6話構成とかにしたほうがいいんじゃないかしら。最後のほうはもう「まだ続くのかよ!」ってイライラしたし。で、今回もノコたんちょう萌えというかノコたんかわいそう!お給金減らされてソーメンばかり食べてて、さらに刑事を首になり交通事故まで…そんな幸薄いノコたんは余計に萌えだね。あとは、はみたんとキリオたんが萌えかしら。ところで次回作は西澤保彦に監修してもらったらいいような気がする。

●「ORANGE」8巻購入。坂台好男37歳登場。ムサシ代表拒否で日本中からブーイングを食らってサポーターも分裂、ていう展開。ここらへんは連載で読んだほうがよかったかも。1ヶ月以上鬱な展開だったのが、南予スタジアム超満員で一気に盛り返すカタルシスも、単行本だとちょっと薄い感じ。

●フリッツ・ライバー「魔の都の二剣士」読みちゅう。
4月3日
■A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙船ビーグル号」(ハヤカワSF)【4】
背景が全然わからないけど、とにかく巨大な1000人乗りの恒星間調査船ビーグル号がろくに調査もせずひたすら船に潜入したりする宇宙生物と戦う話。専門化集団の中で、あらゆる科学を総合的に学ぶ「情報総合学」を修めたエリオット・グローヴナーが孤軍奮闘して解決策を見出すのが見所かしら。話の流れとしては(ベム襲来→グローヴナーと専門化集団の主導権争い→グローヴナーの作戦で解決)×4って感じ。グローヴナーはファウンデーションにおけるハリ・セルダンみたいな万能っぷりれすね。古臭くてちょっとアレだけど、今読んでもかなりおもしろいれす。ダーティーペアのクァール「ムギ」は、まんまこの作品のクァールだったのね。カリウム食うし。

●逆転裁判やった。おもしれー!狩魔検事のツラ怖すぎ。つーかイトノコ刑事、いやさノコたん!ノコたんちょう萌え!完璧れす!ゲーム的にも非常に良いけど、ンなことよりもノコたんが激しく萌えなので疑いの余地無く萌えゲー。詰め寄られTai☆

●引き続き逆転裁判2やりちゅう。長いよ長すぎ。ノコたんが幼女の機嫌をとろうと「本物のピストル見せてあげるッス」て言うのが倫理的にナニというか率直に言ってエロ。ノコたんのエッチ!痴漢!変態!ハミたんかわいすぎ。
4月1日
スタパトロニクスTVが見れるのは、そういえば大きなメリットかもしれないと自分に言い聞かせてみる。それにしても、大き目のファイルダウソしたりストリームの映像を見たりするとスピーカーに雑音が入って困る。データ転送時になんかアレしてるのかしら線の引き回しが悪いのかしらすごいぞADSL。しかしいろいろ移動させんのマンドクセー。

●ヴォークト「宇宙船ビーグル号」読みちゅう。む、ムギたん萌え(作品が違うます)。