キャビア日記 2003年 7月
7月28日
■グレッグ・イーガン「しあわせの理由」(ハヤカワSF)【5】
大半が既読なので、いまさら特に言うこともナス。文句ナス。初訳では巻頭の「適切な愛」は大変よかたれす。「移相夢」はホラーっぽ。で、次の短編集と刊行予定の長編マダー?

■冲方丁「マルドゥック・スクランブル」(ハヤカワJA)【5】
三巻の「排気」を読み終わったので、文句無しに評価5。カコイイアクション、暴力についての考察、カジノの緊迫感、更に萌えキャラ、と激しく楽しませてくれますた。三巻ではウフコックたんに加え、凄腕ディーラーのアシュレイさまがちょうステキであり胸キュン。というわけでまた一巻から読み返しているわけだが、ば、バロットたんのおしっこ…ハァハァ
7月18日
●サボりすぎて、何を読んだんだか忘れそう。

■エドモンド・ハミルトン「さすらいのスターウルフ」(ハヤカワSF)【2】
んー、主人公に魅力が感じられないノデー。萌えられないスペオペはダメぽ。

■オースン・スコット・カード「反逆の星」(ハヤカワSF)【4】
カードらしい抹香臭さあふれる話れすね。だがそれがイイ!!再生能力の高すぎる主人公のグロ描写が力入りすぎでナニだ。

●マターリと「七王国の玉座」再読完了。マーティン先生さいこう。ハァハァ

●暗示にかかりやすいので、うまくいく!と連呼されると足を運ばなきゃいけない気分になってくるわけで…うほっほ〜と言い続けるテレホマンにいつのまにか萌えてしまったときのようれす。
7月9日
■ハリイ・ハリスン「人間がいっぱい」(ハヤカワSF)【4+】
人口爆発SF。過密と貧困にあえぐ1999年のNYを描いたサスペンス仕立ての作品れすね。思ったよりもずっとおもしろかったれすよ。警察小説っぽ。ソイレントステーキハァハァ。

■ブライアン・ハーバート「消えたサンフランシスコ」(ハヤカワSF)【4+】
宇宙からやってきたアリオン人の学生グループが、サンフラナシスコを丸ごと抉り取ってバリヤに包んで1100万人の住民ごと母星へ運ぶ話。未来的なこまごましたガジェットとかは一応体裁の上ではSFなんだけど、中身は深刻な家族小説れすね。抑圧的な祖母の影響下、母(つーか嫁?)は気が狂い、父は仕事に疲れ、家は荒廃し、そんな中でミシェルがけなげに生きて行くって感じ。おもしれええええ。あまりおすすめはできないけど、ツボにハマりますた。浦安鉄筋家族がもっと悲惨になったような、っつーか。こーいうのがスプロールフィクションていうのかしら。
7月2日
●深巳琳子「沈夫人の料理人」(ビッグコミックス)購入。もう!待ちに待った!!本誌では最初の方見逃してたので、もうちょうハァハァですよ!!!SM料理漫画の傑作なので買え。それにしても李三たん23歳だたのか。あの生活に疲れたような乱れ髪とか、つぎの当たったボロい服とか、大男っぽいのにいつも猫背で景気悪そうなところとか非常にイイ!つか、奥様もマトモな服買ってやれよ…。夏清さんはトテーモいい人れすね。

●2018年まで死ねな〜い。つか、予定通りに完成するのか軌道エレベーター