6月1日
■「死の王」タニス・リー
ちょうおもしろかった。耽美で華麗なんだけど読みやすくてサイコー。とにかく訳がこなれていて読みやすかった。
▼死者と生者の間に生まれ妖魔に育てられたシミュと、太古の業火に炙られ不死の肉体を手に入れた魔術師ジレクの耽美な愛、死に復讐する為不死の都を作り上げるシミュとそれに滅びをもたらすジレク。あーあらすじなんてどーでもいいんだけどとにかくステキなので未読の人はぜひ読むべし。著者近影は見なかったことにします。
■「デイヴィッドコパフィールド」ディケンズ
やっと読み終わった全4冊。つまんねえええ!1巻と4巻はそれでもある程度おもしろかったけど2,3巻は丸ごと必要無しというか、つまらない部分を引き伸ばしすぎ。3分の1に縮めろと言いたい。
▼一応作品紹介らしきもの。この作品はディケンズの自伝的作品だそうです。速記を覚えるところとか長じて作家になるあたりがそうなのか。美人だけど読んでて耐え難いくらいに頭の悪い妻と上手い具合に死に別れ幼なじみの美人で聡明な女性と再婚するところも自伝?とにかく主人公のデイヴィッド・コパフィールドが生まれてから死ぬまでを描いた話です。無理して読むことはないと思います。
▼ディケンズはクリスマスキャロルを書いた人なのね。あの話はけっこう子供心におもしろい話だと思ったけど、このひと長編書くのに向いてない?それとも訳がダメなの?
●SF強化ということで、次はティプトリーの「愛はさだめ、さだめは死」を読もうかしら。
●こう暑苦しくなってくると冷房が活躍しはじめるようになるわけですが涼しいのは嬉しいんだけど肩が凝る。特に冷風が体に直接当たったりするとかなりクる。夏場は冷房効かせまくりだから電気代かかるし(月およそいちまんえん)本当に夏は不愉快。湿度が高くて肌がベタつくのも我慢ならんね。
●昨日の日記で「クリックすんの面倒」と書いた舌の根も乾かぬうちでアレだけどオゲさんの板からリンクされてたまんがバカ一代がツボ。少女漫画寄りの作家・作品の感想が山ほど読めるし旅行記もいい感じでゲームの感想も微笑ましかったりする上に更新雑記も毎回おもしろい、が。なんといっても業が深いのは読者アンケート「やおいの花道」です。いかにやおいという陥穽に嵌まってしまったのかという赤裸々な告白は読んでいて身を捩らずにはいられません。ちょうチェキ。2,3週にいっぺん更新されるらしい。 |
|