7月10日(金)東京・後楽園ホール 観衆2100人(超満員)

金が無いのにぃと思いながら行ってきました後楽園。
けっこう開始ぎりぎりに行ったせいか、それともチケットの売れ行きが良かったのか、ダフ屋の姿は無くってなんだか誤算って感じ。ちゃんと正規の代金を払って見ろって事なのね。いいさ。払うさ。ってことで立ち見3000円なり。ハードロックマニアがちょうど終わるくらいに会場入りした。
それにしても後楽園のバルコニーはなんだか久しぶりだ。考えてみると暮れのみちプロ以来じゃあないか。TNR側の西側バルコニーに向かった。バルコニーの手すりにもたれかかるスペースは残されていなかったけども、なかなか良く見える。僕の左隣の2人組の男は、どうやらどこかの団体の練習生のようだ。耳をそばだててみるのだけど、どこの団体なのかはわからずじまいだった。
っていうか、後楽園にテレビ撮影用のスモークが立ち込めるのって違和感がありますな。


1,This is HOSAKA敗者廃業マッチ(20分1本勝負) 黒田哲広(11分17秒,片エビ固め)保坂秀樹 ※ラリアット

まず保坂がミツコの歌で入場してくる。敗者廃業マッチということで、悲壮感といったものが感じられそうなものなのだけど、ミツコの歌っていうかどことなく物悲しい、そしてチープな炎のファイターのアレンジで、どこかこの一戦がコミカルなものに感じられてしまう。おそるべしミツコ効果。伊達にアントンの元妻ではないね。っていうか保坂、左肘につけてるガーゼをちゃんとはがしてこいって感じ。そして黒田の入場。またもやミツコの歌が始めから流れる。笑っちゃ行けないような試合の前なんだけど笑ってしまいますな。この歌は。で、黒田は外道・金の字・非道ちゃんと一緒に入場してくる。放送席に目をむけると、邪道とクドウちゃんが。っていうか、どうも杉作J太郎がウォーリー山口にダブるんだよなあ。
で、試合が始まると黒田と保坂が途方に暮れたように立ち尽くす。いやぁ、実際裏でどんなシナリオがあったとしても、やっぱ深刻になってしまわざるを得ないだろうし。っていうか、保坂が負けてしまったら、あれだけ嫌がっていたタンクマン状態になっちゃうかもしれないしねえ。ちょっとコレはシャレにならないでしゅ。敗者廃業マッチ。
そんなことはお構い無しに、外道は「お前ら負けたら廃業なんだから気合入れろよ!」とか無情にも叫ぶ。その名前に恥じない外道っぷりがステキだ。
試合のほうは、しばしリング内をぐるぐる回ってからグランド、というオーソドックスな展開。ぐるぐる回っていた時に、闘いたくなさそうにしてたのは黒田だったなあ。そういえば。で、保坂は黒田の(左か右かは覚えてないけどラリアットするほう)腕に狙いを絞って、痛め続ける。西側バルコニーからはセコンドについてるTNR勢がよく見えるんだけども、なんだか金の字と外道はやたら楽しそうだ。っていうか金の字は終始笑顔。鬼だ(^_^;非道ちゃんはコーナーの陰で良く見えなかったけど。
保坂が場外でも黒田の腕を執拗に攻めて、黒田はやられっぱなし。しかし、黒田の腕をコーナーポストに巻きつけて椅子攻撃しようとしたところで保坂の動きが止まる。保坂の今にも泣き出しそうな表情が見えた。そして椅子を投げ捨てる保坂。セコンドのTNRは「何やってんだ!」と罵声を浴びせる。
リング上に闘いが移ると、黒田も保坂も定番の技を繰り出ししていくのだけど、なんだかサイドストーリーが重くてねえ。ふぅ。結局情に負けた形になった保坂が敗北。廃業ってことになったわけだけど、しかしマジに引退するわけじゃあないんだろうな。大仁田グループに入ってTNRにリベンジって方向に持ってくつもりなんだろうか。
試合が終わると当然ミツコの歌が流れるわけだが、ミツコの歌をバックにTNRが保坂を辱める。いつのまにか放送席から戻ってきた邪道とクドウちゃんが保坂に無情にもクビの宣告。TNRの垂れ幕が垂れ下がり放題の西側バルコニーの一部観客も便乗するかのように、執拗に「クゥビ〜!クゥビ〜!」コールを繰り返す。黒田はマットに頭をこすりつけて土下座し、保坂を首にしないでくれるように頼むが、すでにクビの決定は覆らない。うつむいて立ち尽くす黒田。邪道は保坂に1万円札1枚差し出して「おい、ごくろうさん。これから大変だろうから受け取れ」とか言って、保坂の前に札をヒラヒラと落とす。突っ伏したままその場から動かない保坂。そしてリング上から立ち去るTNR&黒田。しかし金の字と非道ちゃんはジャンケンしている。そして勝った非道ちゃんは小躍りしながら保坂の前に打ち捨てられた形になった札を拾う。メチャうれしそうだな非道。しかし邪道に頭をはたかれて、札を取り上げられる非道ちゃん。
保坂はしばらくリングに突っ伏していたが、しばらくして立ち上がり、リングを後にする。またも西側バルコニーからクビコール。保坂は恨みがましい目でクビコールをする客を見上げると、無言で退場した。

重いわこの試合。マジで。ヤな気分になったもん。
っていうかクビコールしてたデブ、ヤな感じ。

2,30分1本勝負
    M・ポーゴ(1−0)岡本  衛
    佐々木嘉則          M・純ニ
  
    ポーゴ(13分56秒,片エビ固め)マッハ
    ※雪崩式エースクラッシャー

それにしても山崎はいいですな。たまりませんよ本当に。逆モヒと、なんていうか味のある顔。色白だってこともポイントじゃあないだろうか。いやいくら白いといっても金の字には負けるけど。
市原は黒いですな。まあ市原はどうだっていいんだけど。
とにかくなんだか各方面で評判がいい山崎は、この試合でも不思議な動きを見せてました。
よくわからないけどアレはマスカラス的なうごきってものらしい。
フライングクロスチョップとか?とにかく一挙一動が目立つ、というか、異質なものを感じさせる、のだが市原に逆片エビで絞られたりした挙げ句にムーンサルトでピンされた。でも注目ですな山崎は。マジで。
ちなみにこの試合の間、ディレクTVの生中継では別の映像が流されてたようで、時間調整のために次の試合までアナウンサーとJ太郎が喋っていた。う〜ん、けっこう楽しい試合なんだからテレビで流せばいいのに。


以下は8月10日頃に無理矢理書きました。手抜きもイイトコ。
警告しときます。

4,45分1本勝負
ザ・グラジエーター(12分40秒,片エビ固め)金村ゆきひろ
※カミカゼ・アッサムボム

この試合はマジヤバですよ。
初っ端の金村指パッチンムーブはもぉ死ぬほどおかしかったんだけども、なんていうかお前らやりすぎって感じで。
エプロン疾走、グラジのランニング机上アッサムボムといい、最後のコーナー最上段に立ち上がっての、アッサムボムといい。死ぬって普通。
最後に肩から落ちた金村が、フラフラになりながら四方にコマネチを決めたときにゃ感動しましたわ。アレ見て感動しない奴は間違ってます。いや、そもそもコマネチで感動するってのはどうだろうかと、書いてて思ったけど。


5,イリミネーション8人タッグマッチ(時間無制限)
冬木弘道 ハヤブサ
中川浩二(4−2)大矢剛功
邪 道 R・フジ
外 道 池田大輔

<1>外道(10分18秒,体固め)フジ
※スーパーフライ
<2>池田(10分54秒,片エビ固め)外道
※大ちゃんボンバー
<3>邪道(14分3秒,片エビ固め)大矢
※ウェスタン・ラリアット
<4>ハヤブサ(17分21秒,片エビ固め)邪道
※ファイアーバード・スプラッシュ
<5>冬木(20分1秒,片エビ固め)池田
※ラリアット
<6>中川(24分59秒,首固め)ハヤブサ


つまりこんな感じの試合だったわけです。
いちいち覚えてません。
だって試合の1ヶ月後に書いてるんだもん(爆)

僕的に非常に残念だったのは、邪道入場の時、ハンセンの入場曲が流れたらしいんですが(全日見たこと無いから知らないんだけど)、そのあとリング上で邪道がテキサスロングホーンをナニするところで会場が一斉に「ウィー!」って。くっそう、タイミングわからなくてのれなかったわ。ってことで、ハンセンのウィーのタイミングを掴むためにも、一度は全日を会場で見てみたいなぁと思ったわけです単純ナリ。

僕の見ていた西側バルコニー、隣にいたどっかの団体の練習生らしき2人は、TNRの横暴に本気で腹を立てていて、壁を蹴りつけたりしながらエキサイトしてみていたのが、なんだかちょっと良いなぁと思ったり。

この試合で、ハヤブサがマスク破られてたわけですが、怪我しているだろう金村が出て来て生尻にマスクを押し付けてたりしたですよ。邪道がコスチュームの上から尻を拭くどころの騒ぎじゃあありません。大変です。事件ですよこれは。しかも、雑誌で見たところ、ボスったらその金の字生尻風味のマスクを口にくわえてたり。そうそう、ゴーイトーも口にくわえてはしゃいでたっけ。いいのかTNR。いいんだろうなぁ。TNRのそんなところが好きさ。



総括

やっぱ雁之助がいなきゃね。(結局それかいっ)


最初の試合以外、全て手抜きです。
詳しい観戦記が読みたかったら、katoさんのPwC Watch観戦記を推奨いたします。