Word Game 漢詩の間

最終更新日 2000年02月14日 00:19:51

ks-7 「静夜思」 李白
牀前看月 人前見月
疑是地上 疑是経理
挙頭望山月 上頭恨社長
低頭思故 垂頭怖閨

 

牀前 月光を看る 人前 月給を見る
疑うらくは 是れ 地上の霜かと 疑うらくは 是れ 経理の謬りかと
頭を挙げて 山月を望み 頭を 上げて 社長を 恨み
頭を低れて 故郷を思う 頭を 垂れて 閨秀を 怖れる

 

ks-6 「山行」 杜牧
遠上寒山石径 遅登夜山機嫌
白雲生処有人 欲望生所無人
停車坐愛楓林晩 停車淫愛四輪蛮
霜葉紅於二月 早漏無連不言

 

遠く 寒山に上れば 石径 斜なり 遅く 夜 山に登れば 機嫌 斜めなり
白雲 生ずる処 人家有り 欲望 生ずる所 人家 無し
車を停めて 坐に愛す 楓林の晩 車を停めて 淫らに愛す 四輪の蛮
霜葉は 二月の花よりも 紅なり 早漏は 言わぬが花と 連れないなり

 

ks-5 「涼州詞」 王翰
葡萄美酒夜光 不動美女部後
欲飲琵琶馬上 欲遣小水無性
酔臥沙場君莫笑 萎漏火急君莫笑
古来征戦幾人 他乃先輩幾人

 

葡萄の美酒 夜光の杯 不動の美女 部の後輩
飲まんと欲すれば 琵琶 馬上に催す 遣らんと 欲すれば 小水 無性に 催す
酔うて 沙場に臥すとも 君 笑うこと莫かれ 萎えて 火急に 漏るとも 君 笑うこと 莫れ
古来征戦 幾人か回る 他乃 先輩 幾人か 待つ

 

ks-4 「邯鄲至除夜思家」 白居易
邯鄲駅裏逢冬至 簡単駅裏逢童子
抱膝燈前影伴 抱膝当然悔沁
想得家中夜深坐 我還街中夜更坐
還応説著遠行 偉想説得援交

 

邯鄲の駅裏 冬至に逢う 簡単に 駅裏で 童子に 逢う
膝を燈前に抱けば 影 身に伴う 膝を 当然に 抱けば 悔い 身に 沁みる
想い得たり 家中 夜深けて 坐し 我に 還り 街中 夜更けて 坐し
還た応に 遠行の人を 説著すべきを 偉想に 援交の人を 説得す

 

ks-3 「偶成」 朱熹
少年易老学難 中年易酔策難
一寸光陰不可 一升暴飲不可
未覚池塘春草夢 未覚尼僧春想夢
階前梧葉己秋 駅前模様既終

 

少年 老い易く 学 成り難し 中年 酔い易く 策 成り難し
一寸の光陰 軽るんず べからず 一升の暴飲 軽るんず べからず
未だ 覚めず 池塘春草の夢 未だ 覚めず 尼僧春想の夢
階前の梧葉 己に秋声 駅前の模様 既に終鈴

 

ks-2 「絶句」 杜甫
江碧鳥逾白 舌緑口逾白
山青花欲 顔蒼鼻欲
今春看又過 今晩看又過
何日是帰 何日是肺

 

江 碧にして 鳥 逾白く 舌 緑にして 口 逾白く
山 青くして 花 然えんと欲す 顔 蒼くして 鼻 燃えんと欲す
今春 看すみす 又た 過ぐ 今晩 看すみす 又た 過ぐ
何れの日か 是れ 帰年ならん 何れの日か 是れ 肺炎ならん

 

ks-1 「春望」 杜甫
国破山河在 家破旦那在
城春草木 昼暇洋酒
感時花濺涙 感偶頬涙滴
恨別鳥驚 想人独耽
烽火連三月 別居連三月
家書抵万 恋文抵万
白頭掻更短 鏡台見皺増
渾欲不勝 全欲不逢

 

国 破れて 山河 在り 家 破れて 旦那 在り
城 春にして 草木 深し 昼 暇にして 洋酒を 飲み
時に 感じては 花にも 涙を濺ぎ 偶 に感じては 頬にも 涙が滴り
別れを 恨んでは 鳥にも 心を驚かす 人を 想っては 独りで 淫に耽る
烽火 三月に連なり 別居 三月に連なり
家書 万金に抵たる 恋文 万金に抵たる
白頭 掻けば 更に 短く 鏡台 見れば 皺は 増えゆく
渾べて 簪に 勝えざらんと欲す 全て 人に 逢わざらんと欲す

 

   
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