Reader's Column
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第30回 うれしいような悲しいような……。泣く子もダマる新たな「おっぱい技」登場!つ ん 二人目を出産するにあたっての、たった一週間の病院生活がこんなに辛いものとは、思いもしませんでした。 何が、そんなに辛いのかって、そりゃあ、あのおぼっちゃまに会えないことでございます。 わずか一週間でも、育児と家事から解放されると思うと、うれしくてうれしくて、その日を待ち望んでいたはずなのに。ああ、それなのに、それなのに……。 息子は私が入院している間だけ、保育園へ通うことになりました。園への送り迎えや、夜の寝かし付け、お風呂などはダンナさまと実家の母にお願いしました。 そんなこんなで息子はすっかり「母離れ」してしまったみたい。たまに病院に来ても、なんだかよそよそしい態度。 ふぇ〜ん、嫌われちゃったんだぁ。 「彼なりに遠慮してるだけだよ」ってみんなは言ってくれたけど、思わず涙がポロリん……。 ところがドッコイ。退院して、母子三人の生活が始まってみると、そんな感傷に浸ってるヒマなんざあ、ございません。 うれしいことに(?)息子はちゃんと私に「張り付いて」くれるようになりました。(このイラストを書いて下さっているS氏の「せっかくの独りの時間をエンジョイしなくちゃ!」との言葉は大正解でした。) 昼間は徹底して私が「お兄ちゃん第一優先」を行い、息子なりの「お兄ちゃん意識」も働いて、なんとか乗り切れました。が、夕方から夜にかけてがホント最悪。大抵二人の眠くなる時間が重なって、あっちからもこっちからも「ダッコして、ダッコして〜」のギャンギャンコール。 え〜い、もうこうなったら! と私が考えたのが「おっぱい分け分け作戦」。 娘を私と息子で、サンドイッチのように挟んで寝転がり、一つのおっぱいを娘がチュウチュウ。もう一つのおっぱいを息子がムニュムニュ。こうして二人を一気に寝かせてしまうという方法です。 ようやく二人を寝かし付け、私はウンザリ&グッタリ……。そんな姿を見てダンナさまが一言。 「よかったじゃん、人気者で。病院では泣いてたくせにぃ、イッヒッヒ」だって。 そりゃあね、そりゃそうなんだけどね……トホホ。(つ) |
※縦書きの原稿を横書きに直してありますので、数字等の表記が『ふれあいポスト』掲載時と異なります。