資料6:擬似子どもポルノの定義について

ストップ子ども買春の会は、漫画やアニメなどが国際的に擬似子どもポルノとして問題になっていると主張しています。例えば、同会の宇佐美昌伸さんは次のように述べています。

(以下引用)
「今回、大きく議論が分かれるのは単純所持と、いわゆる子どもポルノ漫画についてでしょう。直接の被写体がいないポルノ、国際的な言葉で言えば『擬似ポルノ』をどう規制するのかが大問題です。

(引用元)http://www.jinken.ne.jp/special/net_ecpat/index.html

 実際には、国際的に言って漫画やアニメは擬似子どもポルノではありません。国際エクパットのホームページにあるFAQにも、同じく国際エクパットの「インターネット上の子どもの安全ガイド」にも、擬似子どもポルノは子どもの普通の写真をコンピュータで加工して作られたポルノ的な画像の事であると書かれています(資料7を参照)。

 つまり、漫画やアニメが「擬似子どもポルノ」であるとする見解は国際的に見て主流とは言えず、ストップ子ども買春の会による独創です。
 
 なお、国際エクパットのFAQと「インターネット上の子どもの安全ガイド(資料7及び8を参照)」は、ストップ子ども買春の会が日本語訳を発行しています。

インターネット上の子どもの安全ガイド
http://www.iajapan.org/ecpat/ecpatguide2000.html
子どもの商業的性的搾取に関するQ AND A
http://ecpatstop.org/qa_new_ecpat.html