自然に溶け込むバケーション(Amanpulo)の巻(2001.07.20-07.25)

001 前回のベトナムに続き,今回は夏休みモードということでフィリピンのAmanpuloというリゾート島でバケーションを楽しんできました。いつもは帰国後に旅行記をまとめて公開しているんですけど,今回はPowerBook G4を現地に持ち込んで,ライブ・レビューに挑戦。こんな感じで使ってみると,やっぱり自宅では気が付かなかったPowerBook G4の良さを再発見できたりもしました。何と言っても,快適な速度とゆとりのメモリ,そして広い画面,いままでのノートでは不満だった部分が見事に解決されていますね。iBookも良いけど,デスクトップ環境を出来るだけ再現したければPowerBook G4ですよね。

002 今回の旅行は行き帰りともにJAL。実はこれまで貯めたマイレージを活用したので,運賃はただ。フィリピンまでの所要時間は約4時間。フィリピンの国際空港は何しろセキュリティが厳しいので,ちょっと表に出ようとする時は必ずパスポート持参で。忘れると空港に入れないみたいです。それから入国審査は必ず1名ずつ申告した方が良いみたいです。家族で一度に申告できる国は多いんですけど,フィリピンでそれをやると,列に並び直すはめになるようです。ご注意を。
何とか入国手続きを終え,続いて国内線の空港に車で移動しました。で,今回宿泊するAmanpuloの専用飛行機で,約1時間のフライト後に現地に無事到着しました。
説明が前後しちゃいましたけど,AmanpuloはAmanグループという会社が経営するホテルの名前で,Pamalican島にあります。この島全体がAmanpuloということになります。




003 部屋は全てコテージになっていて,Bearchfront CasitasとTreetop and Hillside Casitasといった種類があります。何も指定しないとBeachfrontになるようで,POOHの場合はHillsideというコテージを予約しておきましたので,眺めは最高!
ベッドルーム兼リビングは,180°四方を見渡せるような作りになっていて,昼間はとっても明るい感じの自然派な雰囲気がします。窓の外には専用のバルコニーもあるので,部屋のすぐ外で日光浴なんかも楽しめます。
このホテルが凄いなあ,と思った点は,従業員の人たちがPOOHたちのことを誰でも知っているということ。例えば,レストランで食事しても,部屋番号を聞かれることは一度もありませんでした。勿論,サインも不要。ただ,結構,皆さん話好きなので,英語が少しできないと馴染めないかも。聞くところによると,食事の好みや行動パターン等は,こうした客とのインタビューを通じて,きっちり顧客情報に記録されるようです。だから,滞在中を問わず,そのお客さんの好みを尊重したお持てなしができるんだそうです。それにしても,POOHが表に出ている間に,1日に2回,きっちりクリーニングやベッドメイキングしてくれる,っていうのは気持ち良いですよね。




004 もうひとつの部屋は,洗面,バスルーム,シャワー室,トイレ等があります。つまり,水回りの関係は,別部屋にまとまっていることになります。リビングとの間に仕切りはないので,全体的には1つの部屋になっています。ちょっと驚いたのは,バスルーム,シャワー室が部屋の延長になっていて,よく目にするカーテン等がないこと。水が部屋に入らないのかなあ,と心配しちゃいましたけど大丈夫。よく考えて作られています。感心,感心。
それから,部屋のなかには,かなり充実したグッズが用意されています。例えば,蚊取り線香とか虫避けスプレー,レインコート等。いちいちフロントにお願いしなくても,欲しいものが常備されているので安心です。
その他,TVはMTVやHBO等を観れるし,CDやDVDも完備しています。CDやDVDはクラブハウス内のライブラリで自由に借りることができます。DVDを何本か借りましたけど,最新のタイトルも豊富に揃っているので,日本に見逃した映画等を,これを機会に鑑賞するのも良いかも。



005 毎日,決まった時間にシュノーケリングとフィッシュ・フィーディングがセットになった簡単なツアーがあります。シュノーケリングに必要な道具は全て貸してくれるので,事前に用意する必要はありません。10:00か15:00のツアー(日によって出発時間が違うみたい,定時のイベント以外にも,ピクニックツアーを申し込むとシュノーケリングが付くみたいです)に参加すると,船で約15分ぐらいのポイントで楽しむことができます。シュノーケリングとフィッシュ・フィーディングは,同じ場所だったり,別の場所だったりと,これまた日によって違うみたい。1回のツアーの所要時間は,おおよそ1時間30分前後。フィッシュ・フィーディングでは,パンを餌代わりに海にまくんですけど,かなりの魚が近寄ってきます。結構,楽しめます。
肝心の海は,なにしろブルーです。こういうのがボンダイ・ブルーって言うんじゃないかなあ?と思えるぐらい綺麗です。海のなかは,場所にもよりますが,透明度はかなり高いです。沖や岩場あたりは,海流の関係で透明度が落ちるようですが,その他の場所はかなり先まで見渡すことができます。普段,水槽のなかで泳いでいる(日本ではね)魚たちが,自由気ままに泳いでいるので,それだけでもPOOHのような都会人にとっては別世界。





006 Amanpuloは,何しろ1つの島がホテルになっているので,クラブハウスとコテージの間も,場所によっては歩くのが面倒。Amanpuloでは,各コテージ専用のバギーが用意されています。バギーの操作は簡単ですので,免許のない人でも問題はないはず。


007 プールはクラブハウスの敷地内にあります。広い方の長さが30mあるそうです。実際に泳いでみると,広さを実感できたりします。
プールの周りには,ビーチパラソルがいくつか用意されていますが,せっかくのリゾートなので,ダブルベッドに屋根が付いているところでのんびり過ごすのがGOOD!昼寝も良し,読書も良し,そのままランチを食べても,これまた良しです。このタイプがプールの周りに3つ用意されています。
正確なところはともかく,体感的には日中の温度は30°前後なんじゃないかな。南の島なので日差しは強く,特に13:00-15:00頃がピークになるような感じです。そういった感じなので,午前中はプールサイド,午後は屋根付きのベッドでゴロゴロというのも良いかも。
日光浴は,プールサイド以外にも,ビーチにいくつかのポイントが用意されています。海は全体的に遠浅なので,家族連れでも問題なし。でも,場所によっては小さな鮫が泳いだりしているので,予めセットアップされている場所以外はちょっと。小型の鮫で人は襲わないそうですけど...




008 南の島に来たら,絶対見逃せないのがサンセット。デジカメ写真では本物にかないませんが,参考までということで,いくつかの写真をご覧下さい。サンセットクルーズは,約1時間のコースで,船の屋根に当たる部分にお好みのカクテルとリゾットをセットアップしてくれます。更に,生ギターの演奏付きなので,新婚さんやもうすぐゴールイン近いカップルさんは,この雰囲気だけで,お相手を撃沈できること請け合いです。ちなみに,シュノーケリングに使った船と同じで,何しろ貸し切り状態なので,二人だけの世界をロマンチックに作り出してくれます。
ちょっぴり心配なのは天候。POOHが行った7月はモンスーンの時期なんですけど,島の位置の影響で,一日中雨が降るようなことはありませんでした。むしろ,夜から朝にかけて,凄い勢いで降ることはあっても,日中から夕刻にかけては問題なく晴れ。まあ,このあたりは運ですけどね。
ちなみに,Amanpuloが最も忙しくなる時期は,11月〜2月なんだそうです。つまり,その時期は雨も少なくベストシーズンってことなんでしょうね。POOHが滞在した時は,平均5〜6組程度の家族と出会いましたので,コテージが40戸あることを考えると閑散期ってことだと思います。





009 予めチョイスが可能なイベントとしては,先ほどのシュノーケリングとフィッシュ・フィーディングのセット,サンセットクルーズの他に,ピクニックランチ,プライベート・バーベキュー,マッサージ等があります。
POOH的お勧めイベントはプライベート・バーベキュー。ビーチにセットアップしてくれたテーブルに座り,夜19:00から1時間程かけて,事前にチョイスした4種類の素材をシェフが2人だけのためにバーベキューしてくれるというもの。周りは3本の松明と1つのたき火で雰囲気を作ってあり,その他はバーベキューの火だけ。そんななかで,焼きたての美味しい料理をゆっくりと味わうわけです。なにしろ暗いなかで食事をするので,デジカメ画像は撮れませんでしたが,味良し,雰囲気良しの食事を楽しむことができます。
食事は,何しろ美味しいです。ヨーロピアンかアジアンテーストの2種類が用意されているので,お好み次第。朝,昼,晩とも,毎日変わる日替わりスペシャルがお勧め。でも,結構,ボリュームがあるので,デザートまで食べちゃうと1日でギブアップです。やっぱり,ブランチとディナー程度がお腹にはGOODのようです。あ,Amanpuloではチップ不要ですので,細かいことを気にせずに美味しい料理を堪能できます。(米国あたりのAman系列ホテルの場合はチップが要るみたい)

010 Amanpuloには,普通のお客さんが泊まるコテージ(Amanpuloではカシータと言うそうですが)以外に,プライベート・ビラと呼ばれる専用の敷地があります。ビラは2つのエリアにあり,それぞれオーナーさんが付いているそうです。そのうちのひとつのオーナーさんが,Pamalican島の所有者なんだそうです。それぞれのビラを仮に購入しようとすると約200万ドル。レンタルも可能で,1日およそ3,000ドルとのこと。敷地内には複数のコテージがありますから,ある程度の人数が揃えば,むしろお得かも。




011 最後にインターネット事情をレポートしておきます。インターネット接続は,LAN環境とダイアルアップ接続の2種類が用意されています。LAN接続の場合は,クラブハウスのお兄さんかお姉さんにお願いして,クラブハウス下の事務所の一角にあるゲスト専用のビジネスコーナーを使わせてもらいます。ただ,POOH的にいろいろ調べた結果,Windowsのサーバ環境が構築されているようですので,DHCPではあるのですが,結果的にサービスを利用できませんでした。
それじゃあということで,コテージでも出来るダイアルアップ接続の情報を聞いて,早速トライ。結果はGOOD!33,600bpsではありますが,ちゃんと接続できました。ダイアルアップ接続に必要なのは,ユーザID,パスワード,電話番号の3つで,それらを"リモートアクセス"に設定すれば良いわけです。(実際のところは分かりませんが,天候が悪くなると,衛星を使っている都合なのか,繋がりが悪くなる時はありましたけどね)でもって,インターネット接続時の通信費は無料。全体的に遅いっていう感じはありましたけど,まあ,無料なのでメール程度の利用と割り切れば納得。
無料と言えば,郵便料金もだだなので,これを機会に旅行先から知り合いに絵はがきを出しても良いかも。
今回,POOHが一番心配したのが,空港での荷物チェック。フィリピンの場合,セキュリティが厳しいと聞いていたので,PowerBook G4を何度も起動しなくちゃいけないかなあ,と思っていました。でも,結果は一度もPowerBook G4を納めたゼロハリを開けることはなかったです。それでも,帰国の際は,飛行機に乗るまで3回の荷物検査がありましたけどね。あ,それと,出国時の空港使用税は,US $11.00でした。施設の出来からすると,ちょっと高めって感じではありますけど。

 

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