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ちょっぴり贅沢なバケーション(Bintan)の巻（2000.05.01-05.06）

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　昨年のGW(それから今年の正月もね)は，1日も休めなかったので，この連休を利用して，少しだけ贅沢な休暇を楽しんできました。
場所は，インドネシアのBintan島。位置的にはシンガポールに近いこともあって，成田->シンガポール(Changi)まで空路で移動した後，フェリー(TMFT)でBintan島まで水路ということになります。もう少し詳しく説明すると，
成田->シンガポール：約6時間半のフライトです。POOHはJALを利用し，11:30頃に成田を発ち，同日の17:30(時差が1時間)に到着。
空港->TMFT：タクシーでTMFT(Tanah Merah Ferry Terminal)に移動。移動には約10分程度，料金はS$8.00程度っていうところです。(空港を出る時はタクシー料金＋S$3.00)
TMFT->Bintan：フェリーに乗っている時間は約45分。料金は平日だったので大人1名あたりS$34
TMFTではシンガポールの出国手続きをして，Bintanに到着直後にインドネシアの入国手続きをします。フェリー自体は全席自由席ですが，定員の関係から希望の時間に乗りたければ，予めホテル等に頼んで予約してもらった方が良いと思います。ちなみに，平日の場合，フェリーの出航は１日あたり5回。POOHは，シンガポールに到着した時間の関係から，最終便の20:00を予約しておきました。

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　というわけで，POOHが利用した行程だと，成田を出発した当日中にBintan島に到着することができます。インドネシアの時差はシンガポールより更に1時間遅くなりますので，現地時間で言うと，到着は22:00近くになります。
　Bintan島にはタクシーがないそうですので，必ずホテルを予約する時に到着時間を言っておくのが必要だと思います。POOHが宿泊先に選んだホテル(Banyan Tree Bintan)の場合は，フェリー乗り場(シンガポールとインドネシアの両方とも)に連絡事務所が常設されていたので，多少のトラブルには対応できるんですけど，事務所がないホテルの場合は，下手をすると国際電話になっちゃうので要注意かも。(シンガポールの人たちって電話好きが多いようで，公衆電話は殆ど使われています)
　そんなことはともかく，インドネシアの入国を済ませた後は，ホテルが用意してくれた車で，約10分も走れば到着。
　その日は，これ以上何もできないので，ルームサービスでサンドウィッチを食べておしまい。

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　POOHが宿泊したBanyan Treeは，ビラ(コテージ)タイプのホテルです。まずは，料金の安い順にビラの種類を紹介しておきましょう。
Valley Jacuzzi Villa：平日で一泊S$290から。最も山側に位置するビラ。
Seafront Jacuzzi Villa：平日で一泊S$320から。一応海が見えるビラ。
Wateredge jacuzzi Villa：平日で一泊S$350から。海が見えるビラ。
Jacuzzi Villa On-The-Rocks：平日で一泊S$400から。海に隣接しているビラ。
ここまでが2名用のビラです。POOHが最初に泊まったのは，下から2番目のタイプです。
何しろ，ホテルの敷地内を徒歩で移動するにはちょっと辛い大きさなので，大抵はバギーをオーダーします。電話一本で，約5分ぐらい待てばバギーが来るので，行き先を告げるだけ。
　ちなみに，流石シンガポールに近いということもあってか，スタッフの方たちは，殆ど英語が喋れますので，安心です。Banyan Tree Bintanには，日本人スタッフも1名いるようなんですけど，POOHたちは一度もお会いしませんでした。後，韓国語スタッフも1名いるので，やはり韓国からのツーリストも多いようですよ。

004	Wateredge jacuzzi Villaの正面と裏面。2名用のビラの作りは大体同じです。裏面(海から見れば正面なんですけどね)は，写真(下)のように長い柱で支えられています。突起した部分に，Jacuzziが付いています。

005	2名用ビラの母屋は，ベッドが殆どの面積を占めています。ベッドは海側に向いていますので，窓を開けておけば，起きがけに綺麗なオーシャンビューを眺めることができます。母屋を出ると，柱で支えられた突起部分が続きます。そこには24時間運転のJacuzziがありますので，好きな時間に入ることができます。

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　2名用のビラにはプールが付いていないので，ホテル内のプールを利用します。Banyan Tree Bintanには2つのプールがあって，内1つはビーチに隣接しています。もうひとつは，朝食を取れるレストランに隣接していますので，朝食の後にひと泳ぎということも可能です。プール自体はそこそそ大きいのですが，ビーチチェアの数がさほど多くないので，早めにキープした方が良いかも。
　レストランは，ウェスタン風料理(+朝食)，地中海料理，アジアンテースト，の3つがあります。朝食はともかく，夕食はドレスコードBということで，ビーチサンダルや半ズボンはNGということですので要注意。(でも，それほど厳しくないですよ。やはりリゾート地ですから)
　食事の料金は，東京とあまり変わりません。レストランで食べるのが面倒ならば，ビラに運んでくれます。料金は変わりませんが，ルームサービスの場合は品数が限定されます。両方試してみましたが，多少面倒でもレストランの方がチョイスできる幅があるのでお勧めです。

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　ここまでは普通の旅行だったんですけど，実は隣のビラがチェックアウトした後，掃除をしていたので，ちょっと見せてもらったんですよ。そこがたまたま4名用のビラだったんですけど，これが2名用とは格段にゴージャスな作りじゃないですか！
　で，駄目もとでセールスマネージャの人に，同じような部屋が空いていないの？と尋ねたところ，4名用ビラはNGだけど，2名用のプールSPAビラが1つ空いてるから，アップグレードしようか？と言ってくれたので，迷うことなくOK！
　本来，料金は単なるアップグレードじゃ済まないんだけど，そこは現地交渉の強みで，ちょっとした条件付きで，たったS$10.00超でアップグレードに成功しました。以上が滞在2日目の出来事。
　ここで，4名用ビラの構成を紹介しておきましょう。
Duplex Pool Villa：平日で一泊S$530から。2階建てのプール付きビラ。
Seafront Pool Villa：平日で一泊S$650から。海に近いプール付きビラ。
BayFront Pool Villa：平日で一泊S$790から。海に隣接したプール付きビラ。
　で，POOHがアップグレードしてもらったビラは，
Spa Pool Villaと言って，Seafront Pool VillaタイプにSPAとJacuzziが付いている2名用のビラです。ちなみにパンフレットには載っていないタイプで，2部屋しかないそうです。
　安くしてもらった条件は，SPAと朝食，アフタヌーンティの各サービスは要らない，という内容です。(本当は，それら以外に別の条件があったんですけど，これは企業秘密)
　後，滞在期間内に偶然空いていたという条件も重要ですよね。恐らく，まともに予約しても，同じ料金でかなり上のランクに宿泊することはできないでしょうから，まずは現地に行って，周りの状況をチェックし，そこのセールスマネージャさんと知り合いになり，最悪でも次回に期待，というシナリオかも。

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　で，アップグレードしてもらったSpa Pool Villaに移動です。
　写真(上)が海側からみた図です。ほぼ正面が入り口で，入るとすぐにオープンスペースなリビングになっています。右側がSPA専用の部屋になっていますが，シャワーや洗面台等は母屋と同じものが付いています。
　写真(中)は，海側から見た左サイドの図です。写真で見える部分がベットルームになっています。写真では見づらいですけど，ベットルームのすぐ外にJacuzziがあります。
　写真(下) は，オープンスペースなリビングから海サイドを見た図です。プールで泳いでいても，すぐ先に海が見えるっていうのは凄いですよ。
　これだけのスペースを2名で独占できるわけですから，それだけでリッチな気分になれます。また，前後左右，どこの部屋からも覗かれる心配がないので，生まれたままの姿で，プールで泳いだり，日焼けしたりっていう冒険もあり！後，部屋の内と外にそれぞれオーディオ設備が用意されているので，好きな曲を聴きながら，のんびりできます。まったく，贅沢三昧の限りです。

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　母屋のなかは，ベットルーム，洗面台，シャワールームという構成です。どの家具も綺麗にメンテされていますので，高級感もあります。
　母屋を出ると，すぐ脇にキッチンがあります。冷蔵庫や電子レンジ等，食事を作るために必要な器具は全て揃っていますので，シンガポール空港の地下で食材を調達しておいても良いかも。実際，シンガポールの人たちや韓国から来た若者たちは，そうして食材を調達したうえで宿泊しているようでしたよ。(まともにレストランで食事しているのは日本人だけという噂も...)
　後，面白い宿泊のパターンとしては，Spa Pool Villaを1日か2日だけ予約して，隣のゴルフ場で楽しんでいた中年カップルもいました。やっぱり，パッケージツアーじゃなくて，自分たちのスタイルで旅行をプランするのが一番ですね。パッケージツアーだと，現地で自由度がないので，結局，POOHみたいにアップグレードというチャンスもないわけですよね。しかも，食費や交通費等をトータルしてみると，そんなに安いわけでもないし。

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　現地のスタッフの方たちも言ってましたけど，Banyan Tree本社やツアー代理店等を通しても，現地の状況が分からないので，本当に楽しい旅行を計画したければ，現地に直接連絡して下さい，という話でした。細かい調整は，現地のスタッフしかできませんからね。
　それから，Bintan島は，11月から3月までがモンスーンの時期なんだそうです。同期間は料金が格安なんだけど，殆ど部屋で楽しみしかないとか。(まあ，それでも良いという場合もありかも?)
　後，シンガポールが近いので，週末を利用してランクが高いビラに宿泊するパターンが多いようです。希望のビラを押さえるならば，ウィークデーを狙った方が良いかもしれませんね。

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　そんなこんなで，これまでにない楽しい旅行を楽しむことができました。
　帰りは，14:30のフェリーでシンガポールに到着。現地時間で16:30ですから，まずはそのままシンガポール空港に行って荷物を預けました。
　その後，Bintan島に渡る直前に予約しておいたシンガポール市内にあるレイ・ガーデンという中華料理店にタクシーで移動。空港から市内(オーチャード通り)まで約30分。料金的にはS$15.00前後。レイ・ガーデンは，シンガポール在住の方に聞いていたお店で，北京ダックが超美味しいという噂でしたので，旅行前から楽しみにしていました。レイ・ガーデンは本店とオーチャードショッピングセンタ内の2箇所にあるそうですが，風の便りでオーチャードの方が美味しいという話だったのと，地の利との両面で決定。
　夕食は18:00からで，2名で予約したこともあって，シェフのお薦めメニューが登場。ただ，メニューのなかにお目当ての北京ダックがなかったので，スープの変わりに1/2ダックをオーダーしました。料金的には2名でS$250.00でしたから，お味を考えれば全く異論なし！ただ，周りでは，白魚のフライみたいな料理を皆さんオーダーしていたので，恐らく目玉料理かも。次回，必ずオーダーしようと心に決めたPOOHでありました。
　食事がちょうど2時間だったので，空港に戻り20:30からのチェックインにジャストといった感じでした。せっかく，シンガポールに来たんだから，やはり空港内のレストランじゃあね。
　深夜22:45のフライト(JAL)だったんですけど，シンガポール空港のなかは，かなり大きなショッピングモールになっているので，待ち時間もそれなりに楽しめました。(シンガポール空港と成田を比較すると，やっぱりアジアのHUB空港はシンガポールに決まりでしょうね。成田はターミナルを増強していますけど，それぞれの移動が面倒なうえに，設備全体が貧弱。東京からでも2時間かかるわけだから，シンガポールの4倍以上の地の利の悪さ。しかも滑走路が1つだけじゃ，他国に勝てませんよね。それでも"新東京"国際空港って言うのは，どういうこと？)
　今回の旅行は，それなりの出費になりましたが，思い出はそれ以上。1週間かけて，ゆっくりと楽しめた最高のバケーションでした。