大自然を満喫したバケーション(カナダ)の巻(2000.08.26-09.02)

001  今回は夏期休暇を利用してカナダに行ってきました。カナダと言えば"バンフ"が有名ですが,それじゃあ"FIT"の醍醐味を味わえないので,ちょっと趣向を変えて"ウォータートン湖国立公園"で遊んできました。(http://www.parkscanada.pch.gc.ca/waterton)

002  "ウォータートン湖国立公園"は,カルガリーの南に位置し,車で約3時間(カナダで3時間と言えば約250kmぐらいの距離)。バスや電車等,公共交通機関はないので,空港でレンタカーを借りるか,個人で車をチャーターするしかありません。POOHの場合は後者を選択しましたので,地元の運転手さんといろいろなことを話ながらの移動になりました。(こういう具合に情報収集する手もあり!)
 後,あまりお金をかけたくなければ,グレイハウンドで途中まで行き,タクシーに乗り換えるという手もありますが,何分,始めての土地だったので,移動だけは安全な手段を選びました。
 ここまでの移動手段を簡単にまとめておくと,成田-飛行機(約8時間)->バンクーバー-飛行機(約1時間半)->カルガリー-車(約3時間)->ウォータートンという感じになります。

003  国立公園のなかに位置する"ウォータートン"という町は,歩いても1時間程度で町中を探索できるほど小さいところです。まさに,自然のなかにぽつんとある小さな町といった具合です。町の周囲はロッキー山脈と湖に囲まれており,夜になると本当に静かな町です。
 ちなみに,冬の間,殆どの施設が閉まってしまうようなので,もし行かれるのでしたら,事前のチェックをお忘れなく。




004  "ウォータートン"と言えば,"Prince of Wales Hotel"という丘のうえに建っているホテルが有名なんですが,町に行くのにちょっぴり不便そうだったので,POOHは昨年出来たばかりの"Waterton Suites"(http://www.watertonsuites.com)に宿泊しました。
 POOHが泊まった部屋のタイプは1階がリビング,2階がベットルームで,電子レンジ,冷暖房,テレビ,冷蔵庫,ジャグジー完備,シャワーとトイレが各階に1つずつという内容でした。




005  町と自然が一体という感じを受けるのは,動物が町の至るところで観られるという点。POOHが滞在している間も,町のあちこちで動物たちを見かけることができました。下の写真は,POOHが宿泊したホテルの1階の庭の風景です。町中がこんな感じなんですよね。



006  ウォータートンの町をぶらぶらするだけでも,それなりに自然を味わうことができます。まあ,この部分は言葉よりデジカメ画像を堪能して下さい。
 ウォータートンの町でお勧めのお店は,"Welch's Chocolate Shop"のFudgeとアイス,"The Waterton Bagle & Coffee"のベーグル,"Summerthoughts Ice Cream Shop"のアイス,それから"Zumms"のバーガー等です。食べ物ばかりだけど,とっても美味しかったですよ。





007  折角時間をかけて来たわけなので,ウォータートンから見える山並みをトレイルしない手はありません。公園内をトレイルする方法は,歩き,レンタルバイク,レンタル自転車のいずれか。それぞれの手段で行けるコースが設定されているので,数日滞在するならば,計画的にトレイルの手段を考えるのもいいかも。

008  POOHが選んだのは,船で"CRYPT LANDING"という場所まで行き,その後,片道8.6kmを徒歩で散策する"CRYPT LAKE HIKE"というコース。
 このコースは,2つの山を越えて最終目的地のクリプト湖に行くという内容なのですが,最初はハイキング気分,途中から登山といった難易度がやや高いトレイルでした。特に,目的地から1時間ぐらい手前からは,標高がかなり高い岩場をトレイルしなくてはならず,中途半端な装備では辛い行程です。少なくとも登山靴と十分な水を持っていくことをお勧めします。
 カナダ人やアメリカ人の人たちにとっては,そこそこの難易度のようですが,普通の日本人の体力と自然に対する認識の範囲だと,かなりきつい内容です。しかも,最終の船(17:30)を逃すと,町に帰れないというリスクがありますので,チャレンジする方は,朝一番(9:00)に出発して,ゆとりをもったトレイルをする方が良いと思います。本当にしんどいですよ。(でも,それなりの価値は十分にありますけどね)





009  POOHの場合,ちょうど中日にトレイルに参加したのですが,翌日は体中が痛くて,町のなかでゆっくりしていました。ちょうど,同じ時にいっしょだった日本人の女性(彼女は1年かけて旅行している強者)は,翌日も別のトレイルに参加したようですので,日頃の体力作りもポイントかも。
 トレイルのリスクは難易度ばかりでなく,途中,熊に出会うことがある点。POOHは幸いにして遭遇しなかったのですが,なかには3m近くまで近寄ってきたという話も聞きました。そのあたりをリスクと思うか,当たり前の可能性と思うかで,トレイルの楽しみ方も異なるようです。
 ちなみに,トレイルに持っていくお弁当は,"Bayshore Inn"というお店で作ってくれます。日本人だったら,2名で1つのお弁当で十分かも。

010  さて,自然を満喫した後,残りの2日間は,バンクーバーに滞在して町並みを探索しました。
 2日滞在するならば,"DECKER TROLLEY"という赤い二階建てのバスで,市内を回るのが効率的かもしれません。"DECKER TROLLEY"の場合,チケットを購入した当日と翌日,チケットが有効なので,お得です。更に運転手さんにいろいろ質問できる機会も多いので,情報収集にも最適。(http://www.grayline.ca/vancouver"
 "DECKER TROLLEY"は22箇所のポイントで下車できるのですが,POOHのお勧めは,"Stanley Park"内の"Vancouver Aquarium"と"Prospect Point",市内の"Granville Island"と"Gastown"いずれも定番ですが,バンクーバーに行ったら寄っておきたい場所です。




011  1週間という短い期間でしたが,"ウォータートン湖国立公園"と"バンクーバー"をゆっくり楽しむことができました。カナダはツアーではなくて,個人旅行(FIT)で計画を立てて,個人でしか味わえないペースでゆったりと旅行したい場所です。カナダと言うとスキーという先入観がありますが,来年の夏に向けて,いまから情報を集め,是非,自分の足でカナダ旅行を楽しんで下さい。
 

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