毎日のことば抄    Daily abstract

12月28日(日曜)

平成15年度前期 連続テレビ小説 こころ

昨日は家族が大阪へと里帰りしたあと、しんみりと孤独を味わっていた。特に、小学校に行かない8歳の娘が26日には「おじや誕生会」を催してくれたことがひどく嬉しく思い出された。

そして、今朝、あさごはんを食べて、インスタントコーヒーでも入れようかなと思っていたら、NHK朝ドラ「こころ」の総集編が始まった。

ついつい見入ってしまう。8:00から8:30,さらに9:00、一体何時までやるのだろうかとインターネットで調べ9:15までであることをつきとめる。

いまさらながら、魅力にあふれている。なんでこんなに磁性がはたらいているのだろうとおもう。そして、自分なりに分析した。

@まず、作者の青柳祐美子。朝ドラで作者を知りたくなったのははじめてで、このことは4月9日の「毎日のことば抄」にも記したとおり。
A音楽担当、吉俣 良。青柳祐美子のストーリーラインにぴったりのメロディーライン。こころが両面から刺激されます。せつない。
Bそして、ヒロイン・末永こころ役・中越典子。

この三種三様のエネルギーが絶妙に絡み合うところが磁性の発生元ではないかと。

そして、 その背後にいた大加章雅チーフ・プロデューサーのことばを見つけました。

「現在、現実の世界では、殺伐とした出来事が続いておりますが、こんな時代だからこそ、人と人のきずなの尊さ、美しさを伝えるこの番組が、少しでもみなさんに元気の素と生きていく大きな希望をお伝えできれば」

 

12月25日(木曜)

アダージョ  [(イタリア) adagio]

音楽の速度標語の一。ゆるやかに演奏せよの意。ラルゴとアンダンテの中間の速さ。また、その速さで演奏する曲や楽章。アダジオ。

ふと訪れたドイツ在住のヴィオラ演奏家Makoto氏のサイトにこの曲が…。

Weihnachtsgeschenk

 

12月23日(土曜)

☆明るい未来の秘訣は日常の言動にあり☆

Mike Murdock氏のことば

 

12月20日(土曜)

本来コミュニケーションとは、要求することにあります

このコンセプト、新鮮じゃありませんか。少なくともわたしは、コミュニケーションについての解釈が大きく変わりました。

なぜなら、私は「コミュニケーションとは、相互理解」などと理想的に解釈していたのです。

甘かった。

なもんだから、この解釈にびっくり仰天。

ブラヴォー!!☆!〜とこころのなかで叫びました。

おっと、忘れるところだった。出典は、

http://www.itoh.com/faq/backnum/back091.html

 

12月18日(木曜)

脂肪肝 = 死亡肝

昨晩、NHKためしてガッテンで脂肪肝を特集していた。番組最後にゲストが色紙に感想を書き込むが、山瀬まみは「死亡肝」と書いていた。

飲みすぎ、食べすぎが脂肪肝のおもな原因のようだ。

そういえば、私は毎日飲んでいる。ビールなら500mlカンを3本から4本。ワインなら一本。この量を欠かさず毎日飲んでいた。そして、晩には晩で、ウイスキーや焼酎をチョビチョビやるのである。

どうもこの量は飲みすぎにあたるようだ。

脂肪肝とは、肝臓に霜降り肉のように脂肪がつく状態をいうらしい。また、10年以上経過すると肝硬変に移行する場合が多いらしい。そして、次が肝臓ガンだ。なんとも恐ろしい道筋が最近、医学的に明らかになったということを番組に出演されたお医者さんが言っていた。

今日から、毎日飲むのはやめようと決意した。しかし、年末や正月はやはり楽しみである。

でも、ついつい悪い習慣に戻ってはいけないので、戒めとして、飲みたくなったら、次のサイトを見て、恐ろしさを思い出そうと思う。

脂肪肝/腹部膨満感/疲れやすい/ゲップ/食欲がない/

 

12月13日(土曜)

「今あなたが言われたことを、5歳の子どもにわかるように話してください」

あ・うんの呼吸に頼って、私たちは「これは話さなくてもわかるだろう」と勝手な解釈をして言葉を省略することがあります。しかし、言葉にしなくては理解してもらえないことがたくさんあります。多くの言葉を使いながら要点を削ってしまえば、何も言わないのと同じです。
わかっていない人ほど、多くの言葉を使って相手を説得しようとします。しかし、たくさん語るほど本質から遠ざかります。ほんとうに自分が伝えたい内容がぼやけてしまい、意思の疎通がとれなくなります。ほんらい、本質はいつもシンプルなものです。
理解しあえない関係には、心の壁が立ちふさがっています。心の壁を突き破るのは、やさしくてわかりやすい言葉なのです。
●わかりやすい表現には、相手に真意を伝えることと同時に、自分の考えをもういちど整理できるというメリットがあります。複雑な話は自分が言いたいことを曖昧にしますが、シンプルな言葉は自分の気持ちを明確にしてくれます。わかりやすい言葉は、相手を説得するだけではなく、自分自身を納得させる力も持っているのです。

以上、次のサイトからの引用です。コミュニケーションの重要性については、私の知る限り、ここ20年ほど言われ続けていることだと思う。しかし、実際にコミュニケーションが効果的に行われているかといえば、どうも逆効果の場合のほうが多いのではないかと思える。こんなとき、筆者、礒ひろし氏は見事に本質をとらえている。

5歳の子どもにわかるように

 

12月9日(火曜)

梅棹忠夫・うめさおただお

今朝も梅竿忠夫氏著「日本とは何か」を読んだ。

このご著書は現代、明治、江戸…と時代をさかのぼってゆく。

今朝は江戸を読み出したが、先日同様、日本は無階層社会にむかっているという節 がこころに響いた。

 時代がすすむにつれ、町人文化のセンターであった芝居小屋で遊與する武士を見かけるのもめずらしくなくなり、武士の地位と特権を金でかう町人たちもあらわれました。明治維新に海軍大臣であった人物の父は、武士の位を買収した町人の一人でした。江戸時代の社会秩序が、武士と町人の身分差とそれぞれの文化の区別のうえにきずかれていたことは、確認しておかねばなりません。しかし、しだいに、だれがどの階層に属しているのかを明言できないような状況が、おおくなっていったことも事実なのです。

 つまり、江戸は地方文化を混合する中心地であったばかりでなく、武士と町人の文化を融合し、あらたな都市文化をうみだす場でもあったのです。すでにみたように、現代日本は無階層社会へむかっているのですが、その萌芽がこの江戸時代にもとめられると、わたしにはおもわれます。

出典:日本とは何か NHKブックス

 

12月6日(土曜)

梅棹忠夫・うめさおただお

  もう、10年ほど前のことになるが、某総合研究のに勤務していたとき、出勤すると、私のデスクの上に梅棹忠夫氏の著書が載っていた。「読んでみたらどうか」というおすすめなのかなと思いつつ、結局読まなかった。

 そして今、その本ではないが、梅棹先生のご著書を読む機会に恵まれた。

 すごい。ただただすごい。

 まだ、読み始めたばかりだが、現代の日本は無階層社会にむかっているという節からすくってみた。

最近の、ある国際会議の際、現代日本社会を特徴づけるこの無階層化をちょうど討論していましたとき、あるソビエトの教授が、日本のような資本主義国家が完全に階級を撤廃できたわけがない、というのもソビエトのような社会主義国でさえ、それを実現するのに苦労しているのだからと発言されました。ほかの外国の研究者たちは、日本の専門家ですが、この意見をつつしみぶかい微笑をもってきいていました。これはつまり、日本が社会主義国に、無階層社会というかれらの理想の実現において、さきんじているということなのでしょうか。

出典:日本とは何か NHKブックス