毎日のことば抄    Daily abstract

2005年9月30日(金曜)

宇宙飛行士・野口聡一さんの言葉

宇宙遊泳で見た地球は強烈な存在感があった。
生命に満ちあふれ、生命の輝きに満たされた存在に圧倒された。

 

2005年9月28日(水曜)

善と悪

この世に悪は存在しない。
なぜなら、悪とは、善の無い状態であるから。
要するに、善が出ているか出ていないかが、在る。

相手を良くするには、まず、自分を良くすること。

 

2005年9月27日(火曜)

ピント・焦点・フォーカス

ピントが合うと、今までは見えなかったものが見えてくる。

これは、物理的空間においてのみならず、意味的空間・概念的空間においても成立する。

ピントの合った発想・発見のためには、探究、研究、深い思考の継続が要る。

 

2005年9月26日(月曜)

ヴィクトリア朝時代(1837-1901)とは

Bright side history:英国の産業革命の高みであり、また大英帝国の絶頂期である。

Dark side history: 労働者階級の搾取や帝国主義による植民地の搾取と考えられる活動にほとんどの基盤を置く経済 である。

出典:http://ja.wikipedia.org/

この時代風潮に反逆を試みたのが、オスカー・ワイルド。(このページの2005年9月22日(木曜) で言及しました)

 

2005年9月25日(日曜)

自己投資と脳の回路

政治や経済が苦手なら、毎日、意識して新聞やテレビやネット上のニュースに接し、絶えず脳細胞に情報を流してやることだ。政治・経済用の回路は自然と磨かれ、情報がスムーズに流れるようになる。

出典:竹村健一著「盛田昭夫の自分をもっと大きく生かせ」 三笠書房

 

2005年9月24日(土曜)

自己投資

本を読むべきか、読まざるべきか。
読む力は大事。
読む、書く、訊く、話す。
これは現代グローバル情報社会の必須技能。
そして、何を行いたいのか、何を知っているか、何を知りたいのかという生命と知性の方向性が一番大事。

さて、自分自身の成長のためにどれだけ良書に親しんでいるのか。
これが大事。

儲かるようになってから自己投資するのではなく、自己投資するから儲かるようになる。

この順番を間違ってはいけない。

 

2005年9月22日(木曜)

ロンドンの霧は

詩人がこれを歌うまでは存在に入らなかった。

"At present, people see fogs ... because poets and painters have taught them the mysterious loveliness of such effects. There may have been fogs for centuries in London.... But no one saw them.... They did not exist until Art had invented them”

オスカー・ワイルド:http://www.wsws.org/arts/1997/jul1997/wilde1.shtml

 

2005年9月16日(金曜)

モーツァルトはよく夭折といわれるけれど

ちゃんと平均寿命をまっとうしている。

出典:池内 紀著「モーツァルト考」

 

2005年9月15日(木曜)

ぼくらは頭の中に財産をもっている

ぼくらは頭の中に財産をもっているのですからね---この財産は、頭でもはねない限り、誰も受け取ったり奪ったりできない---、従ってこのほかには、ぼくらは何にもいらないんです…。

出典:「モーツァルトの手紙」吉田秀和編訳.....パリ時代..1778年..36便より

 

2005年9月14日(水曜)

自信とは

【自信は、自分を律した経験から生まれる。】
誰しも自分を律する能力を持っている。
しかし、その能力を使わないと、自信は生まれない。
自分を律する経験によって自信がはぐぐまれる。
一方、他者との比較で優位に立ったことや他者に認められること、誉められることを自信の源泉にしていると、その自信は依存自信となり、どこまでいっても安心が無い。
これは、「自信」ではなく、「他信」なのだ。
自信とは、あくまでも自分を律することから生まれる。

 

2005年9月13日(火曜)

企業文化・社風・Corporate Culture

企業文化を重視し、これを変革しようとする経営者がいる。
一方、「企業文化は変わらない」と決め込み、上下関係の圧力で業績をあげようとする経営者がいる。
どちらが上でどちらが下だとここでは言うまい。
しかし、おもしろいことに、それぞれの会社にはそれぞれの会社にふさわしい社員が集まる。
類は友を呼ぶ。類は友しか呼ばない。
どう経営するも経営者の自由。
どの会社を選ぶも社員の自由。

 

2005年9月12日(月曜)

呼吸法

ゆくっり息を吐く。
タオルを絞るように息を吐きつくす。
次に、井戸から水を吸い上げるように、
ゆっくり空気をいただく。
からだ一杯にいただいたら、息を止める。
苦しくなる前に、また、ゆっくり息を吐く。
これをほんの5分繰り返すだけで、意識がすっきり。

最近、呼吸法の練習をはじめました。
ある程度、自分自身を鍛錬したら、その効果について書かせていただきます。

 

2005年9月11日(日曜)

三無主義(さんむしゅぎ)

今朝、起きしなに「三無主義」という言葉が念頭に浮かんだ。
ちょうど30年前、私が高校生の頃に耳にした言葉である。
三無主義とは、無気力・無愛想だったぁかなと気になりネット検索してみると、
無気力、無関心、無責任とでていた。そうそう、これだったと懐かしく思い出す。
その近くに「十三無主義」という言葉を発見。
30年前に三無主義で、現在十三無主義とすると、30年後には二十三無主義という言葉が生まれているのだろうか。

ところで、この否定的な言葉はどこから生まれてくるのだろう。
否定的な言葉をつくり、否定的な言葉をつかうことからは、否定的なことしか生まれてこない。
三無主義とは否定的な言葉であり、この言葉もその使用も間違っている。
この種の言葉をつくったりつかったりする人々がその業を受ける仕儀となるは必然であろう。

参照:  http://www.ac-net.org/dgh/blog/archives/000563.html

 

2005年9月10日(土曜)

今は春。
素晴らしい季節だ。
最大のライバルに秋がいる。
秋のふくよかなですずしげなイメージ。

出典:http://www.fudemojiya.com/konsyu/aki.htm

 

2005年9月8日(木曜)

太極拳は、なぜ「ゆっくり」なのか

「ゆっくり」で思い出されるのが太極拳。

なぜ、あんなにゆっくり動くのか。

それは、学習効果を高めるため。

参照:太極拳はなぜゆっくり動く

 

2005年9月7日(水曜)

ゆっくり

ゆっくりによって大事なことがわかってくる。

時間に追われることなく、たっぷりと時間をかけてみる。

 

2005年9月6日(火曜)

自分の姿勢がコントロールできている状態とは

姿勢のよい人は賢い。

賢い人は姿勢がよい。

 

2005年9月5日(月曜)

記憶と鼻

聴覚嗅覚と記憶が強く結びついていることは経験的に実感できる。

この周辺を研究したドイツの学者がいる。Solomon H. Snyder。

しっかり記憶したいことを学ぶ前に、鼻をこするといいらしい。

 

2005年9月4日(日曜)

環境が豊かとは

聴覚や視覚などの感覚を刺激するであろう我々の環境が豊かであればあるほど、

我々の学習、思考、創造のパターンは巧妙になる。(出典:SMART MOVES)

この一行から思い出しました。

なぜ、パリでは、あれほど多くの優れた画家が育つのか?

パリには、本物の絵がたくさんあるから。

参照先:http://www2.gol.com/users/mh/~today's_find200302.html

 

2005年9月3日(土曜)

なぜ、ハリケーン「カトリーナ」は、米国に過去最大の災害をもたらしたか

ここ10年におけるハリケーン災害の被害総額は約63兆円で、1950年から1989年までの40年間の合計をも超えている。

2004年の被害総額は11兆円。

このデータを見ると、年々ハリケーン災害が巨大化していることが分かる。

原因は「地球温暖化」と「環境破壊」。

これは「天災」ではなく「人災」である。

出典:http://www.worldwatch.org/press/news/2005/09/02/

 

2005年9月1日(木曜)

神経細胞(ニューロン)の形から考えること

脳を構成している神経細胞はおもしろい形をしている。

http://maoda.hp.infoseek.co.jp/sinkei1.jpg

複数ある樹状突起が情報を受信し、一本の軸索突起から情報を発信する。

このような手足で神経細胞は、ほかの神経細胞とつながっている。

脳は神経細胞でできている。

脳とは神経細胞の連結構造である。

何かを経験したり学習したり考えたり創造したりすることによって、ある連結構造ができあがる。

しかし、新しい経験・学習・思考・創造によって、脳の神経細胞の連結構造は更新される。

その意味で、脳は柔軟でエクセレントだ。

しかし、そのことばかりやっていると、その連結構造には磨きがかかるが、その他の連結構造をないがしろにしていることになる。

脳の大半(97%)がいまだ使われていないことの理由はこれではないだろうか。