毎日のことば抄    Daily abstract

2005年10月29日(土曜)

心の徳

人間の栄える要素となるべき心の徳はいわゆる狭い意味の窮屈な善ばかりではありません。
正しさも一つの心の徳ではありますが、
強さや、
明るさや、
豊富さや、
偉大さや、
自由自在な心境などもまた人間になくてはならぬ心の徳です。
よく…病になる人などを見ていると、たいてい気の小さい善人が多いのであります。

 

2005年10月25日(火曜)

言葉が先か状況が先か

状況があって「ことば」が生まれるのではなく、「ことば」が状況を生み出している。

 

2005年10月24日(月曜)

銅線と光ファイバー、どちらが高価か

久々にコペルニクス的転回を。
銅線と光ファイバーの対比は昔と今の対比のようなものであり、技術的な高度さや情報通信量の膨大さを誇る光ファイバーが圧倒的に高価だと思っていたが逆だった。

スパン・ガラスから作られる光ファイバーは、銅線コストよりも安く、製造に必要なエネルギーも少なくてすみ、しかも容量は銅線の10倍である。世界の電気通信システムは、こぞって銅線を光ファイバーに転換しよ うとしている。したがって、銅はもはや戦略的に重要な商品ではありえない。

出典:ダニエル・ベル著「知識社会の衝撃」

 

2005年10月20日(木曜)

鑑真

奈良時代に5度の失敗と失明という苦難を乗り越え日本への渡航を果たした、唐の高僧・鑑真。実は鑑真は、来日後、もう一つの苦難に立ち向かっていた。僧に資格を与える任務を朝廷から任せられ仏教行政の頂点に立った鑑真は、任命からわずか2年でその職を解かれていたのである。そこには、僧の数を制限したい朝廷の思惑が深くからんでいた。物質主義を戒め心の修行を説き、腐敗した仏教界に新風を吹き込んだ鑑真。その静かなる改革に光をあてる。

出典:http://www.nhk.or.jp/sonotoki/sonotoki_syokai.html#02

 

2005年10月19日(水曜)

「学」というものに体系だの目的だの、あるいは方法論などというたいそうなものなんかありゃしない

「学」というものに体系だの目的だの、
あるいは方法論などというたいそうなものなんかありゃしない、
というのがいまのわたしの心境であるから、
まあこれでもよかろうと観念した。

出典:加藤秀俊著「隠居学」

 

2005年10月18日(火曜)

日本の歴史を再確認

鎌倉時代(かまくらじだい、1185年-1333年)は、日本史で幕府が鎌倉に置かれていた時代。148年

室町時代(むろまちじだい、1338年 - 1573年)は、日本史の中世の時代区分の1つである。235年

平城宮は710年から784年までの奈良時代の都である。74年

平安京(へいあんきょう)は、794年(延暦13)に桓武天皇により定められた1868年(明治1)までの日本の首都である。1074年

 

2005年10月17日(月曜)

NHKの朝の連ドラ「風のハルカ」

この10月に始まった「風のハルカ」は、なかなかおもしろい。
作者・大森美香さんのコメントをNHKのサイト上に発見。(以下三行、抜粋です。)

主人公のハルカは、いつもぼんやりしていて、特別な資格も特技も持っていませんが、
貧乏ながらも豊かな想像力と、
不器用ながらも不屈の精神

このコンセプトだけで引き込まれてしまう。
さらに詳しくは次のサイト。

http://recre.boxerblog.com/nihongo/2005/07/post_8c4e.html

 

2005年10月16日(日曜)

ダニエル・ベルの「知識人」の定義

かれはみずからの大学時代をふりかえってニュー・ヨークでの「知識人」とは「どんな課題があたえられても二分間の準備で一五分のまとまったはなしができること」であった、という。

出典:加藤秀俊著「隠居学」

 

2005年10月14日(金曜)

しちふくじん・七福神

「大黒さま」といえば、七福神。

七福神とは、室町時代において流行しておった画軸の神仙人物などから意匠(デザイン)を得て、竹林の七賢人にならって当時崇拝された七体の福神を取り合わせ、もって仏教にいわゆる七福の数にあて、これを優遊嬉戯(のんびりと遊びたわむれる)せしめたものが起源であった。

出典:喜田貞吉著「福神の研究」

 

2005年10月13日(木曜)

大黒さま(大黒天)

「打ち出の小槌」といえば、大黒さま。

左肩に袋を背負い、右手に「打ち出の小槌」を持ち、両足で米俵を踏んで立っている。

 

2005年10月11日(火曜)

人間は、「打ち出のこづち」

知恵を出すほど、知恵を出せるようになる。

気づきを出すほど、さらに、気づきを出せるようになる。

 

2005年10月10日(月曜)

高級フランス料理店を運営する企業として初めて、東京証券取引所第2部に上場した平松宏之氏の言葉

私の好きな言葉に「自分が想像したことはすべてできることだ」というのがあります。高校生の頃から、自分でやりたいと思っ
たことはすべてできると考えていました。

 

2005年10月9日(日曜)

江戸時代

江戸時代を初期・中期・末期と三分割する見方があるとは知らなかった。

初期:農業を基盤とした経済発展と平和安定を志向し、そのための制度を確立した時期。

中期:初期の政策制度により、平和裏に経済的発展をとげ、町人を中心に文化、芸術、芸能、娯楽が花開いた時期。

末期:経済発展は続くものの、平和安定に影が差す。士農工商間の軋轢。下級武士の反発。

出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3

 

2005年10月8日(土曜)

弔い合戦

死者の霊を慰めるためのいくさ。

 

2005年10月6日(木曜)

直接の会話であれ、電子システムを介しての会話であれ

誤解、ミスコミュニケーションの局面はいたるところにあり。

確認。確認。確認。

二重にも三重にもミスと誤解の回避の確認を。

 

2005年10月4日(火曜)

ジャズピアニスト・上原ひろみさんの言葉から気づいたこと

10月2日(日)19:00NHK教育TVに若い女性のジャズピアニストが出演していた。

心に響いたのは次のふたこと。

@ピアノの演奏についてはどこをどう改善する必要があるかはわかっていたので、バークリー音楽院ではピアノ科ではなく作曲科を専攻した。ゆくゆくは交響曲をつくりたいから。

A先生は70代、80代。オスカー・ピーターソンなどの先生がステージに現れてピアノに座るまでで、十分音楽になっている。私もああいう味が出せるように精進する。

10月6日(木) 24:00に再放送があります。

気づき☆プラーナに整合しているときに人はすくすくと伸びる

 

2005年10月3日(月曜)

チャイコフスキーピアノコンクール優勝・上原彩子さんの言葉から気づいたこと

「ロシアの先生の指導で一小節で4時間の練習。」

一小節で4時間とは想像を絶する世界。そして、それができることが、ロシアの先生の天賦の才であり、上原彩子さんの天賦の才なのであろう。

だれしも、誰とも違う天賦の才がある。