毎日のことば抄    Daily abstract

2006年1月31日(火曜)

病気や悲しみが感染するように、笑いやユーモアもいやおうなしに感染するものだ

病気や悲しみが感染するように、笑いやユーモアもいやおうなしに感染するものだということ
はこの世の公正にて、公平、厳然たる事実である。そしてスクルージの甥がこのように腹を
抱えて、七転八倒し、顔をこれ以上ないといった具合でゆがめて笑えば、妻であるスクルー
ジの姪も心から笑うのだった。そして集まった友人たちもまったくそれに遅れをとらず、いっしょ
に大きな笑い声をあげた。

「はっはっはっはっは」

出典:チャールズ・ディケンズ著「クリスマスキャロル」クリスマスキャロル 翻訳 1.00版

 

2006年1月28日(土曜)

二酸化炭素を吸って酸素を出す光合成芸人になります

昨年、自分自身を「うすよごれた人間」と冗談半分にも言い切れるゴリエはすごい。笑えます。

http://jp.video.msn.com/v/ja-jp/v.htm?g=2cfac203-70b0-4703-8c93-4ae373a44290&f=40/98

 

2006年1月25日(水曜)

Dos Gardenias(ポルトガル語で"2本のくちなしの花")

昨年、いや、その前年、「マツケンサンバ」がヒットしたが、サンバを生んだのがブラジル。
ちょうど日本の反対側に位置する。
日本語も美しいが、ブラジルで話されるポルトガル語も美しい。
私は外国語が好きで英語を学び、次にフランス語と調子に乗ったがこれは続かなかった。
しかし、地球の反対のブラジルで話されているポルトガル語にひかれた。
実に美しい。
まずは、Omara Portuondo(70代の女性)が歌うDos Gardeniasを聴いてほしい。

 

2006年1月22日(日曜)

関係力

この1月21日(土曜)、「テレビ東京 熱血経済スペシャル オレたちの!突破宣言」の最後の数分をたまたま見た。なんと、あのスーパーな金型を生み出す岡野雅行氏も出演している。ブログがテーマだったようだが、何がテーマであるかよりも、最後に司会者がこの番組をくくる絶妙はことばに感動した。司会者は「関係力」といった。「関係をつくる力、関係を組み替える力、関係をアレンジする力、関係を生み出す力、…」

見事な着眼だし、見事な造語力である。

その司会者とは宮崎哲弥。いい評論家が育ってきている。評論家に対する認識が変わった瞬間だった。顔はウッチャンナンチャンのウッチャン風。

 

2006年1月20日(金曜)

すべては「粒子」でできている。

この正月、福島に帰郷の折、NHKのテレビ番組で聴いた「ことば」です。

この「ことば」を語られていたのは、生命科学者・柳澤桂子さん。

実に、正月にふさわしい番組でした。

神妙な心持ちになりました。

全ては「粒子」でできている。

 

2006年1月18日(水曜)

歓喜と感謝と興奮

でもノックの音がして、それにひきつづいてドアへすごい勢いで殺到し、彼女は笑って着ているものはめちゃくちゃなままで、ドアに向かってどっと押し寄せた騒々しい一団の真ん中にいた。まさしくお父さんの出迎えで、お父さんはクリスマスのおもちゃやプレゼントをたくさんかかえて家に帰ってきたところだった。そして大声があがりうばいあいが起きて、無防備な荷物運びへといっせいに襲いかかった。椅子をつかってお父さんによじのぼり、ポケットをさぐるかと思えば、茶色の紙包みを奪い取り、ネクタイをひっぱり、くびまわりにしがみつき背中をたたき、元気一杯といったようすでお父さんの足をけりつけたりしていた。包みが開かれるたびに、驚きと喜びのさけび声にむかえられた。赤ちゃんがおもちゃのフライパンを食べちゃったとか、それからおもちゃの七面鳥を木のお皿ごと飲み込んじゃったみたいだなどという声があがった。これはすぐにぜんぶでたらめだってことがわかってほっとしたが、歓喜と感謝と興奮があった。どれも表現できないほどだが、子供たちとその騒々しさが居間をでて、一段一段階段をのぼりベッドに行って、ようやく落ち着いたくらいとでも言えばいいだろうか。

出典:チャールズ・ディケンズ著「クリスマスキャロル」クリスマスキャロル 翻訳 1.00版

 

2006年1月13日(金曜)

一病息災

持病の一つぐらいある人の方がかえってからだを大切にして健康でいられる。

NHK教育テレビ・今日の健康で、94歳の日野原重明さんがお話されてました。