毎日の気づき・発見抄    Daily abstract

2006年7月31日(月曜)
自己正当化と自己不当性の気づき
ついつい自己正当化の努力をしてしまう。
そして、自己の不当性の気づきが遅れる。

2006年7月30日(日曜)
爆音ジャズバンド、SOIL&"PIMPS"SESSIONSの社長は謙虚
SOIL&"PIMPS"SESSIONSとは、今年のモントルージャズフェスに出た日本のバンド。
社長が高慢な印象を与えるが、実に謙虚で慢心していない。その証拠は、
「後は、自分達の奏でる音楽に自信を持ち、提案し続けること。
常に自分があるべき姿を意識し、そこに向かって歩き続けようと思う。」
引用先:http://blog.excite.co.jp/soilpimp/3841246/

2006年7月29日(土曜)
楽譜が聴こえる
私は音楽が大好きだが、楽譜は大嫌い。
「ロックやジャズに楽譜は不要」との持論のもと、もっぱらTAB譜を愛用していた。
昨晩、ビールが好きでカラオケが嫌いな友人を強引にカラオケ屋へ連行した。
この友人、音楽的センスがあり、リズムも音程も狂わず実に心地よい。
楽譜を見ると音が聴こえてくるという。
なるほど。なるほど。
「楽譜が読めるということは、楽譜から音が聴こえてくることなのだな…」と一人合点してから、楽譜への嫌悪感が消えた。
ベース片手に、ベース練習用の楽譜としばしにらめっこ。ベース教本を拾い読む。付録CDを聴く。
こんなことをしているうちに、少しずつ楽譜に親しめるようになった。
英語の勉強のプロセスにも似ているなと感じる。

2006年7月28日(金曜)
acid jazzで検索すると素敵な音楽に遭遇
"acid jazz"で検索してみた。無数の検索結果が現れる。
どれを選ぶかという前知識がないので、ただ一番上のものを選ぶ。
DJ FARRAPO & YANEZ - Baiano Vem Baiano Vai (Original Mix)128という曲をクリックすると素敵な音楽が始まった。
http://djfarrapo.multiply.com/music/item/6

2006年7月27日(木曜)
「種を蒔く人」を描いたミレーとゴッホ
◆ジャン=フランソワ・ミレー(Jean-François Millet, 1814年10月4日 - 1875年1月20日)は、19世紀のフランスの画家。
大地とともに生きる農民の姿を、崇高な宗教的感情を込めて描いたミレーの作品は、早くから日本に紹介され、農業国日本では特に親しまれた。ミレーの代表作のひとつである『種まく人』が岩波書店のシンボルマークとして採用されたのは1933年(昭和8年)のことであった。
◆フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh, 1853年3月30日 - 1890年7月29日)はオランダに生まれ、フランスで活動した画家。
農民の画家になろうと絵を描きはじめたファン・ゴッホにとって「種まく人」は、画業を通してずっと重要な主題でした。しかし、ミレーの模写ではなく、創意工夫をもって取り組んだのは、この作品が最初になります。「ミレーとレルミットの後に仕残されたこと、それは――大画面で色彩を駆使した種まく人なのだ」と語る彼は、パリで培った技法と独自の色彩論とを、この絵において綜合しました。そして、現実の風景に繋がりながらも、宗教的な強烈さを伝える〈種まく人〉が誕生したのです。
http://www.momat.go.jp/Honkan/Gogh/

2006年7月26日(水曜)
体の衰えと鍛錬(階段登りの効用)
大学時代には漕艇部で鍛えられ、呼吸機能、循環機能、筋肉には自信があった。
先日バンドの練習を終え、いつものように打ち上げをするが、このときは少々呑みすぎた。
普段は酒だけで十分なのだが、ふと餃子が食べたくなってしまった。
夜の10時を回っていたので、当てにしていた店は閉まっていた。
次善の策で、その近所で、チャンポンと餃子セットの店を発見。
その店に入り、そのセットを注文し、一滴残らず平らげた。
とてつもない、充足感・満足感である。
し、しかし、事件はその後に起こった。
1時間ほど電車を乗り継ぎ、最寄り駅に降り立ち、いつものように家路についた。
近道をしようと、いつものルートとは別の道を行き、その先には数箇所踊り場のある階段がある。
事件はここで起きた。この階段を登りきることができない!!!
脚が動かない、体が動かない!!!
ベースギターをぶら下げていたとはいえ、これはショックだった。
ここ10年、体のメンテといえば、散歩。
この気づきの日から、散歩に「階段のぼり」を加えることにした。
階段を登っている時間を1とすると平地を歩く時間が5.
これを数日続けて違いが見えてきた。
階段を登るという運動は、筋力と循環機能を鍛錬するだけでなく、足首の柔軟性を増す。
階段には、小さな階段、伸びた階段、坂道に丸太を配置した階段と色々ある。
この色々な階段を登るそして降りるうちに、足首の多様な筋肉が鍛錬されている気がした。
平地の散歩がとてつもなく楽になった。

2006年7月25日(火曜)
資本主義は思っていたほど柔軟ではない
資本主義が産み落とした価値観はふたつ。
@効率性優先
A経済成長優先
しかし、このふたつの価値観を追求しながらも、社会や人々は心理的な閉塞状況に陥っている。
物質的には充満。心理的には空虚。

2006年7月24日(月曜)
パラドックスの時代
パラドックス・逆説とは、社会の多くの人々が信じている考え方とは反する違う考え方の中に真理が隠されているということ。
食べるほどに体が強くなる。◆食べるほど体を害する。
働くほど儲かる。◆働くほど儲からない。
20世紀の末期から「時代の曲がり角」、「時代の転換点」と言われてきたが、いまだに転換期は終わっていない。

2006年7月22日(土曜)
心の中に知恵がある
知恵は格言や本の中にあるのではない。
ひとりひとりの心の中にある。
心の中の知恵に集中すること。
心の集中を欠き、外側から知恵を求めても情報の吹雪に凍えるだけ。
昨晩、「ハウルの動く城」をテレビで見たが、心がひとつに融和する世界が見事に描き出されていた。

2006年7月21日(金曜)
心とこころが響きあう
心は波動を発信する。
こころは波動を受信する。

2006年7月20日(木曜)
直感を超え、手がひとりでに動くのが名人・達人。
気迫あふれる意志。
素直な意識。
この意志と意識の掛け算が、名人、達人となる。

2006年7月19日(水曜)
直感で決める・創造する。
直感を捻じ曲げてうんうん考えたことは、うまくいかない。
反射的にピンとくる。肯定的回答であれ、否定的回答であれピンときたものは直感。
この直感を尊重すべきだ。
なかまの意向にそおうと自分の直感を捻じ曲げては、結果として、うまくいかない。
仲間の思いを受け止めることは大事だが、かといって、その意向に沿うとどうなるか、その思いがうまく行くかどうかは「直感」が知っている。
 ・棋士・羽生善治は直感を信じる。
 ・爆音ジャズバンドSOIL&PIMP SESSIONSの鍵盤奏者・佐藤丈青は第一印象で決める。曲づくりも直感。
 ・米国週刊誌ニューヨーカーの記者・Malcolm Gladwellは、"blink"(まばたき)という本を書き、これは世界的ベストセラーとなった。
この本の副題は、「考えない思考のちから」 "The Power of Thinking Without Thinking"

2006年7月18日(火曜)
作家・石田衣良(いしだいら46歳)は、若者の動きに関し、鋭い洞察がある。
学生は就職活動の真っ只中。
会社はできるだけ優秀な学生がほしい。
学生はできるだけ良い会社に入りたい。
「会社も学生も、ともに相手の求めるイメージに迎合しようと演じている」とそのいやらしさを喝破する。

2006年7月17日(月曜)
フラワーアーティスト・東信(あずままこと・29歳)は2時間散歩する
ハングリーな状態で制作に向かう。
おなかをいっぱいにしない。
お金も持ち歩かない。
仕事人間なので、2時間の散歩から情報収集。
情報源:NHKトップランナー7月16日(日)19:00【教育】/7月20日(木)24:00【総合】フラワーアーティスト 東 信

2006年7月16日(日曜)
慢心
心がのびゆるんで「おこたる」、ひいて、自負して「あなどる」意を表す。
心が、のびゆるんでいると、いきぐるしくなる。
心が、引き締まっていると、充実感にみなぎる。
ようは、こころひとつのおきどころ。

2006年7月15日(土曜)
食材のにおい
調理前の肉には、
血の匂い、悲しいにおいがする。
キノコには、
あまい香りがある。喜びのにおいがする。

2006年7月14日(金曜)
才能がだましとられている
生まれたときには誰もがもっていた才能がだましとられている。
すなわち、芸術家になる才能、創造の天性を。
出典:ORBITING THE GIANT HAIRBALL (「巨大なしがらみの毛玉から大気圏外の無重量軌道に乗る」といったようなニュアンスの題名です。)

2006年7月13日(木曜)
自由とは
何事にも集中。
何事にも囚われない。
だから何事にも集中できる。

2006年7月12日(水曜)
無知からの解放とは
心身に癒しを!
魂には無知からの解放を!
「知ってるよ」という言葉を子供はまもなく覚える。
そして、歳を重ねるほどに「知らない」ということが恥ずかしくなる。
しかし、多くの人々は非常に限られたことしか知らない。
どうでもいいようなことを山ほど知っているが、
知るべき本当に大事なことをほとんど知らない。
無知の知から。そして、本当に大事なことを大事にすることから。

2006年7月11日(火曜)
モントルージャズフェティバル40周年
サッカー界におけるワールドカップのようなものが、ジャズ音楽界におけるモントルージャズフェスティバルであろうか。
日本からはsoil and pimp sessionsという男性6人組が出演。
6月30日から7月15日までの音楽の祭典をネットでかいまみることができる。
http://www.mjf.ch/

2006年7月10日(月曜)
西 勝造 先生(1884〜1959)
西式健康法創始者。
膨大な医学、民間療法、その他の学問を集大成し、近視眼に陥った現代医学を厳しく批判。
"医学は必ず人間の心に帰着する"
現在の西医学指導者らの宗教医学一体論の原点を作ったと言える。
出典:http://www.nishikai.net/japan/dr/katsuzou.html

2006年7月9日(日曜)
ドイツ国旗
黒に赤を組み合わせるのはずいぶんときつい配色だ。
なぜ、この配色になったのか知りたくなった。
「黒、赤、黄(金)の三色は、19世紀始めナポレオン軍との戦いに参戦した学生義勇軍の軍服の色を取り入れたもので、黒いマント、赤い肩章、金ボタンに由来し、自由と統一の象徴とされている。」とのこと。
引用:http://www.sarago.co.jp/nfhtm/de.html

2006年7月8日(土曜)
気づきの場が足りない
情報は多くある。多すぎるほど氾濫している。
しかし、気づきの場が足りない。

2006年7月7日(金曜)
イギリスが見える、そして、イギリスの見方が見えるサイト
イギリスの町が紹介されている。それぞれの町の歴史や特徴や産業などをまずは英文で紹介し、理解度をチェックするテストが付いている。次に、ビデオを視聴してからの理解度テストもある。久々に学生気分がよみがえるとともに、いままで知らなかったイギリスが見えてくる。
http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/multimedia/btp/index.shtml

2006年7月6日(木曜)
細木数子の六星占術はおもしろいようにあたる
ものの言い方や成金趣味的な行動から、細木数子を嫌う人が私の周りにもいる。
しかし、細木数子さんが編み上げた六星占術は、おもしろいようにあたっている。
人は誰しも一長一短。短には目をつぶり、長から学びたい。

2006年7月5日(水曜)
野菜はそのままが一番おいしい
野菜がおいしい季節である。
レタス、きゅうり、トマト。
そのままで、それぞれの深い味わいがある。

2006年7月4日(火曜)
仕事とは関係のない趣味の世界の目標でも、それは大切にすべき
たとえ実現不可能と思える夢でも、あるいは仕事とは関係のない趣味の世界の目標でも、それは大切にすべきです。
 あなたにとって本当に大切なものであるならば。
 どんな理由があろうとも、何かの犠牲にすることはありません。
 「自分の人生にとって、本当に大切なものは何か」
 真の時間管理は、ここから始まると言ってよいでしょう。
出典:株式会社ジョー・コーポレーション 社長の今週の言葉 No.353(2006/7/3発行)

2006年7月3日(月曜)
パラダイム研修の成功と失敗の決定要因
わたしの研修は、クライアント企業との研修目的の合意のうえで、経営トップから管理職、一般社員までのパラダイムをチェックし再創造すること。この研修を本格的に始めてから10年がたち、今までの研修をふと反省した。
活字で書けば「パラダイムをチェックし再創造する」だけのほんの数文字で書けることなのだが、これを実践するための環境と時間が必要となる。
@研修環境としては、風光明媚なリゾート、海であれ山であれ、空気の澄んだ自然豊かなところ。
A研修時間としては、二泊三日。自分のパラダイムを見直すには、出家とはいわないが、いつもの生活時間をはなれ、ゆったりとした時間環境に身をおく。
研修プログラムは全く同じでも、研修環境が不適切な場合、研修時間には出席しているとしてもそれを通勤のように通い研修にした場合、思うような成果が出ていなかった。実に自然環境が大事、そして、分断しない時間環境が大事であることを理解した。

2006年7月2日(日曜)
田中義剛の運命を変えた松山千春のステージ
それは、札幌の月寒野外ステージだった。当時人気絶頂のダウンタウンブギヴギバンド、大橋純子らが出ていた。客はダウンタウンが目当てだった。その場が盛り上がった後、ステージに変なアンちゃんが出てきた。ニッカーボッカーのズボンをはき、サングラスを掛け、いきなり歌い出した。「誰だ」。客席がざわついた。前奏で力が入っていたのか、いきなりギターの弦が切れた。そうすると、そのアンちゃんは上半身裸になり、ギターを置いて、マイク1本で歌い出した。
♪〜 果てしない 大空と 広い大地のその中で… 〜♪
ざわついていた客席は一瞬で静まり返った。あまりにすごい歌力だった。
出典:http://www.kita-nikkan.co.jp/blog/genki_backnumber02.htm#15

2006年7月1日(土曜)
糸をたどって一番最後の本質は何かというと、小学校の国語
これをみんなはわからないんですね。私みたいな数学者というのは、本質以外に興味ないんですよ。だから、糸をたどって一番最後の本質は何かというと、小学校の国語なんですね。国語は今、実質週3、4時間といわれていますから、これを10時間ぐらいにして、1日2時間ずつやって、本を読ませなきゃいけないんですね。
出典:藤原正彦の対談