毎日の気づき・発見抄    Daily abstract

2007.6.22(金曜)
商品と作品の違いとは

何年か前、あるタクシーに乗ったときのこと。
 そのタクシーの運転手の方は、
 目的地に着いて料金を受け取るとき、
 こちらの目を見つめ、真心を込めて、
 「有難うございました」とおっしゃったのです。
 そのとき、
 その乗り心地の良い運転と、
 気配り溢れる応対とともに、
 その運転手の方の「仕事」に対する思いが、
 深く、伝わってきました。
 この方は、日々の顧客サービスというものを、
 単なる「商品」として、提供しているのではない。
 この方は、それを、
 自身の「作品」として、心を込めて残されている。
 その思いが、
 伝わってきたのです。
田坂広志 「風の便り」 ふたたび  第63便 (2007年6月19日)より抜粋

2007.6.11(月曜)
男ざかりは、百から百から

六十、七十は鼻たれ小僧、男ざかりは、百から百から。
彫刻家、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の言葉
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/watch/den/den_sakuhin.html

2007.6.10(日曜)
「幸せ」と「ほんとうの幸せ」

「幸せ」とは何かを問うと、十人十色、各者各様の答えが返ってくる。
しかし、「ほんとうの幸せ」とは何かを問うと、ひとつの答えに集約される。
ほんとうの「幸せ」のために
最も必要なものが、
常に与えられている。

2007.6.6(水曜)
可能性に蓋をしてはつまらない

諦めている度合いは大企業の社員も中小企業の社員も一緒。
いや、正しく言い方を改めると、
諦めている度合いではなく、自分で自分の可能性にふたをしている度合いである。
社員ばかりでなく経営者も。
そして、わたし自身も。