そう 怖いものなんて 何もないと思ってた

けれど それはただの思い込みで

怖いものは 僕の周りにたくさん生きていた

ひっそりと 僕を見ていた

いつ 僕が崩れ落ちるかを待ち望んで

崩れ落ちた瞬間 僕に襲いかかる

気にもしなかった周りからの目 言葉

全てが 空気のようだった

けれど それが それらが 怖ろしく

僕を見る 目が僕を囲む

目を手で覆っても 言葉が僕を囲む

 やめてよ

そんな事を言っても それらは止まらない 止められない

心の問題だ

僕はいつから こんなに弱くなったのだろうか

僕はこんなに 小さかったのか

思うほど 胸がつぶされるような 縮まって孤独になりたいような

そんな思いに襲われて

襲われるほど 手を切ってしまいそうな 首を締めるつけるような  

そんな孤独に誘われて

 一人だ 一人

と思い 目から涙を流す


本当は一人じゃないのに

本当は一人じゃなかったんだよね

あとあと 思い知らされる僕の心は

何を怖れていたのだろう と疑問をかける

すっきり忘れて いつもの自分になる