君の笑顔が好きだから
君の笑顔が好きだった
君を見るだけで幸せになれた
君のそばにいられる事が何よりも嬉しかった
いつのころからか 狂い始めてしまった歯車
まわりのすべての物が白黒に見えて
何をしても 何をされても 何も感じなかった
なぜ生きているのか なんのために生きているのか
毎日 毎日 自分に問いかけてみても 答えはいっこうに出てこなかった
毎日がひどく退屈で この世界すべてがくだらなく思えた
君は そんな僕に光をとりもどさせてくれた
君といるだけで 周りの物が美しく見えた
君といるだけで 他の物などなにもいらなかった
君といるだけで それだけで毎日が楽しかった
毎日 君といるためだけに生き続けたいと思った
狂った歯車は いつしか正しく動くようになっていた
でも 時々おそろしくなるんだ
君が どこかへいなくなったら?
僕はどうなってしまうのだろう
君がいなくなったら おそらく僕は死ぬだろう
君という光がなければ 生きる意味もないから…
心が生きていくことをこばむから
僕はきっと 自ら命を断つだろう
でも 誰にもあかさない 僕だけの思い
君はやさしいから 言えば 君を僕のそばにしばりつけてしまうことになる…
だから 言わない この思いも この気持ちも…すべて
自然な笑顔が好きだから 君を悲しませたりはしない
でも ごめんね 僕のたった一つのわがままだから
君の大切な物を守って 君のために死ぬことが
僕がこの世に生きている意味だと分かるから
君はやさしいから きっと僕のために涙を流してくれるだろう…
でも 泣かないで 僕は君の笑顔が好きだから
僕はいつまでも君を守るよ だって君は
世界でただ一人 僕が本当に愛した人だから
命をかけてでも 君を守りたいと思ったから
笑顔の君が 本当に好きだから…
fin