この広い世界で

何故 僕等は出逢ったのだろう?

何故 僕等は惹かれあったのだろう?

何故 僕等は愛し合ったのだろう?

何故 僕等は…


引き裂かれたのだろう…


『さよなら…』

本音は “さよなら”なんてしたくなかった

『駄目っ!嫌ぁっ!!』

君がそう叫んだとき すぐさま駆け寄って

“大丈夫だよ”

と安心させてあげたかった…

ずっと君の側にいたかった

ずっと君の側にいて 君を守りたかった…


まさかもう逢えるなんて思ってもみなかった けど

運命(かみさま)はそれを許してくれた


けど

君の姿も 変わっていたね


僕の愛した君は其処にいて 其処にいない

けれど僕は言った

『また 逢えたね』

君は涙を流して

『逢いたかった…』


その瞬間


やっぱり君は僕の愛する人だと

愛しい人だと


思い知らされた


何時(いつ)か言っていた君の言葉

『何故私たちは出逢ったんだろう…? 』

この広い世界で

君に出逢えたこと

何故だろうね?

この広い世界で

君を愛したこと

其れははたして


幸運だった のかな…?