++題名
未定
++内容
僕が、僕を愛する人を殺しても、罪にはならないだろう。
殺しても、地球は的確に回り、世界はキレイに回るのだから。
愛する人の手で、殺されるのなら、それは本望なのではないか?
僕は、そう思った。
罪ではない。
あい
―“愛”だ。
あい
そして、“愛”を犯す。
++題名
未定
++内容
少女は、血を見たことがなかった。
いや、見ることができなかった。
まだらに広がる、酷く、どす黒い赤。
少女は、それを、風景の一部だと思い、普通の風景だと思っている。
異様に飛び散る血は、当たり前な事、風景。