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美都の起業経営奮闘記〜新米ビジネスウーマンの挑戦 Vol.26 2003/11/29
http://www2.gol.com/users/misana/mito.htm
by
佐成美都
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《今日の格言》
「エゴイズムでない人間は、精子の段階で消滅する。」
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う〜む・・・・・
そうか、人間は生まれながらにして、エゴイストだったのか・・・
妙に納得。(笑)
でもだからってそれに甘んじていては・・・ダメよね?
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今日のメニュー
(1)美都の独り言
(2)指導する人される人
(3)お茶事件
(4)道をひらく
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《美都の独り言》
皆さん、お元気ですか?
いや、社交辞令じゃなく、風邪とかひいてない?
残業が続いている我が社では、マスクをする人、鼻をすする人、
ゴホゴホ咳をする人がもうそこら中に!
ヤバいんだよねーこうなってくると。
密室で働くスタッフにどんどん広がっちゃってー
しかもみんな残業続きで疲れがたまってるじゃない?
抵抗力も落ちてるところに、
周りは風邪菌だらけで・・・・・
というわけで、「今日は残業なし!」とある日突然叫んで、
みんなに休養をとってもらうことにしました。
だって寝込まれたらほんとにたまらないしぃ。
身体が資本ですから。ね?
差し入れのミカンも届いたし。(美都からよ)
これであと数週間の地獄を乗り切ってもらわないと・・・
そしてボーナスで今年を締めくくり、(我が社は年末月末払い)
みんなで元気に気分良く新年を迎えられますように!
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《指導する人される人》
さて、前回まで二週に渡って、指導する人とされる人との関係について、
実際に社内で起こった事例をご紹介してきました。
かなり反響があって、
「自分の仕事に加えて、教える方の身にもなってくれ!」とか、
「優秀な新人さんを甘やかしすぎ!」とか、
いろいろなご意見をいただきましたが、
今日はその完結編として、
ある読者さんからのメールをご紹介させていただきたい。
派遣社員として、何度も職場を変わってきたこの方のお言葉は
なかなか重みがありますぞ。
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(前略)
>
まず、新しい職場では一からの指導を受けますが、
> 指導する方が大変です。
>
自分の仕事をこなしながら教える、二倍三倍の忙しさです。
>
> 次に、指導する方は力量がまちまち。
>
ファックスの送り方、電話の使用方法まで親切丁寧に教えてくれる人。
> 一方で、威圧的な言い方で
>
相手が萎縮してしまうような指導をする人もいます。
> これはその人の性格によりますね。
>
>
で、何度かこういう状況を迎えて思うことは…
>
> やはりコミュニケーション能力かなぁ、ということ。
>
相手の状況、状態をみて
> 「今質問してもいいですか?」
> 「ちょっと確認してもらえますか?」
>
間違えたなら素直に
> 「すいません。すぐにやり直します」
> えー、それ聞いてないのにぃ、って場合だって
>
「知りませんでした。次回から注意します。」
>
> つまり、指導者から必要な情報を入手しやすい状態に
>
もっていくことです。
> 教えてくれない、ではなく
> “聞き出す”、“盗む”のが大切。
>
言葉だけでなく、仕事のやり方、時間の配分など
> 観察するだけで入る情報もありますよね。
>
>
指導する労力が二倍必要なら、
> される側が二倍の力でコミュニケーションをとる。
>
これでフィフティ・フィフティです。
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素晴らしい!
新人さんがみーんなこんな風に考えてくれてたらー
上もラクチンね。(笑)
おっしゃる通り、
コミュニケーションなんだよねー
やっぱりどんな状況でもさ。
まぁ新人さんの場合、慣れない職場でなかなか質問しにくい、とか、
仕事の邪魔しちゃ悪い、なんて気持ちも働くとは思うんだけど、
それで勝手にやられてミスされるよりは、
聞いてくれてちゃんとやってくれた方が結果は良いわけで。
確かに派遣社員で何度も職場を変わる経験をすれば、
そういうスキルも学んでいくんだろうなーと思いますが。
人生で一度しか新入社員として働かない人はもう今の時代は少ないだろうし、
やっぱりコミュニケーション能力を鍛えていかないと、
なかなかコミュニティーで生き残るのは難しいね、当然。
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ただ、美都がどうしても指導する立場の方にキツク?書いてしまうのは、
自分が基本的にそういうポジションにいるからであって。
当然、教えられる立場の人が、このメールをくれた方のように“デキた”方で
教える立場の苦労を分かりつつ、努力して歩み寄ってくれたら嬉しいけどさ。
でもだからって、教える立場がそれに甘えていいか、ってーと
そうじゃないでしょ。
会社や仕事に慣れてて高い給料もらってる上の人の方が、
さらに気を配って配慮して、
早く仕事がスムーズにまわるように教える努力・工夫をするのは当然。
結局、お互いの理解と歩み寄りじゃん!
(結婚生活のヒケツみたい・・・・・笑)
教える方も、教えられる方も、
自分なりに精一杯、頑張るしかない。
もちろん、どうしたら相手のためになるか、
早く覚えてくれるか、もっといろいろと丁寧に教えてくれるか、
なーんて相手の立場や“やりやすさ”なんかを充分に考えつつ、さ。
そうやっていろんな立場の社員がみーんな人のことを考えながら働く職場。
美しいなぁー(笑)
ようするに自分勝手じゃダメよ、ってことね。
日本の“和”の精神で、頑張りましょうっ!
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《お茶事件》
最近あった、めっちゃ笑えた事件。
(皆さんも笑えるかどうかは・・・?)
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社内でみんな一緒にお昼を食べる我が社では、
お昼の時間にお茶を入れます。(お茶葉と急須を使って)
美都のところにもお茶が運ばれてきて、
(お昼は後で時間をずらして一人で食べるんだけど)
美都のデスクにお茶が置かれました。
それから1時間くらい経って、
せっせと飲んで美都のお茶がなくなってしまったところに、
接客中でお昼をとれなかった社員CさんとEちゃんが戻ってきました。
するとタイミング悪く、また別のお客様が!
顧客係の二人はまた接客に出るべきところですが、
CさんがEちゃんに一言、
「私がやるから、あなたはお昼食べなさい」
おぉ、グッドタイミング!(美都の心の声)
もしEちゃんがお昼を食べるためにお茶を入れるなら、
ついでに私の湯のみにも入れてほしぃ〜と思いつつ、
目の前にいたEちゃんに声をかけました。
「ねぇ、お茶入れる?」
するとEちゃんは間髪入れず、こう答えました。
「あ、大丈夫ですー、自分でやりますからぁ!」
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はい。笑えた?(笑)
まぁ、それまでのEちゃんの様々な行動パターンとか、
社内での出来事とかがわからないと、
今いちピンとこないのかもしれませんが・・・
ちょっと説明を足すと。
美都は社内で一度もお茶を入れたことはありません。
基本的に、お掃除当番とかお茶当番というのは
役職のついていない社員の中でローテーションがバシっと決まっていてね。
それ以外の人がその分野に手を出すことは全くないの。
正直言って、美都はお茶葉のある場所も知らないくらい。(笑)
でさー
そういう美都を知りつつ、
美都が「お茶入れる?」って一言言ったときに、
「自分でやりますから」って、そう来るかぁ??
誰がどう考えても、美都がお茶を入れるワケがないんだがなぁー
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いや、なんでこれが笑えるかというと、
彼女はいわゆる“天然ボケ”でさ、
普段からそういう、ちょっとピントのずれた発言で目立っているわけよ。
彼女自身はほんとに真剣に一生懸命やってるんだけど、
なんかどっかズレてる、みたいな。
とってもカワイイ女の子で、憎めないから美都は大好きなんだけど、
年配のカタい社員にはかーなーりー怒られまくってます。
特にお客様との会話で、
そういうボケをかまされると・・・・・(笑)
お客様が言葉につまっちゃってさー
だって余りにも思考の方向性が“フツー”と違うもんで・・・・
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こういう欠点?って、
注意しても治らないからまた困っちゃうんだよねー
まぁそれがカワイイで済んでるうちはいいけど、
やっぱりお客様の前で、あまりにもピントのずれた発言されると、
そういう社員を顧客係として使ってる会社のイメージとか威厳にも関わるし。
う〜ん。
やっぱ配置換えしかないかなー
人にはそれぞれ得意なこと、苦手なことがあるからね。
本人の希望も大事だけど、
経営者としては、
やっぱり「適材適所」が最重要課題なわけで。
それぞれの役割に、求められる重要な資質をまず見極めて、
同時に各個人の、優れた資質を見極めて、
それがピタっとはまる人と役割を組み合わせることができれば・・・・
会社としては最高なんだけどねー
まぁ現実はそう上手くいかないわけで。
どっかには無理がくるし、
合わない仕事も頑張ってやらなきゃいけない人もいっぱいいるんだよねー
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社員のイイところを見てあげて、
イイところをもっと伸ばしてあげたい、評価してあげたい、と思うけれど、
じゃーそれぞれの社員に合わせて社内での役割をつくっていくか、っていうと
そんな都合のイイ商売はそうそうできないわけだし。
最初からその役割に合った人だけ雇えばいいじゃん!って言っても、
履歴書と面接だけでわかることには限界があるわけだし。
じゃー合ってなかったからやめてください、なんて言ってたら
いつまでたっても組織は成長していかないだろうしぃー
はぁ〜
難しいよなぁ〜
ピッタリな結婚相手見つけるのも至難の業だけど、
適材適所を完璧に実践するのも、奇跡のまた奇跡って感じだよなぁー
ま、うまくいかないところにこそ、
人生の醍醐味があるんだけどね。(笑)
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《道をひらく》
最後に、久しぶりに美都の愛読書からのご紹介。
松下幸之助さんの「長所と短所」をどうぞ。
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この世の中は持ちつ持たれつ
人と人との協同生活によって、仕事が成り立っている。
暮らしが成り立っている。
この協同生活を円滑に進めるためには
いろいろの心くばりが必要だけれども
なかでも大事なことは
お互いにまわりの人の長所と欠点とを
素直な心でよく理解しておくということである。
そしてその長所を
できるかぎり発揮させてあげるように
またその短所をできるかぎり補ってあげるように
暖かい心で最善の心くばりをするということである。
神さまではないのだから
全知全能を人間に求めるのは愚の限りである。
人に求めるほうも愚なら
いささかのうぬぼれにみずから心おごる姿も、また愚である。
人を助けて己の仕事が成り立ち
また人に助けられて己の仕事が円滑に進んでいるのである。
この理解と心くばりがなければ
百万の人も単につのつき合わした烏合の衆にすぎないであろう。
長所と短所と−−それは人間のいわば一つの宿命である。
その宿命を繁栄に結びつけるのも貧困に結びつけるのも
つまりはお互いの心くばり一つにかかっているのではなかろうか。
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「経営の神様」と呼ばれた人の心に響く言葉の数々。
貴方の本棚にもぜひ。
●「道をひらく」by
松下幸之助
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569534074/mitosanari-22
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発行者
: 佐成美都
メール : mitosanari@hotmail.com
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《編集後記》
♪この時期、同業者はどこも(忙しくて)地獄だろう、と思っていたら、
同業他社を一通りまわっている仕入れの業者さんから、
「おたくはスゴイねー!他はどこもヒマだって嘆いてるってのに!」と
意外なことを言われました。
そうなのかー
うちだけなのかー
ってちょっとニヤニヤ。(笑)
この調子で、来年はもぉーっと頑張るぞ〜!
♪ところで皆さんは美容室って、決まったところに行ってる?
美都は美容室そのものより、担当の美容師さんにこだわってるから、
先日、美都の担当の人がお店を変わったのを機に
数年ぶりに違う美容室に行ってきました。
場所は表参道だったんだけど、
なんかそこら中に美容室があるから驚いた!
こりゃ競争激しいだろうなぁーと同情してしまいました。(笑)
というわけで、
心優しい読者の方、
ぜひ美都の担当の山口さんを指名して、このお店に出かけてあげてー!
「美都の紹介」と山口さんに言うと、イイことあるかもしれませーん。
(かも、よ。あくまでも・・・・・笑)
美都の元カレもステキにしてもらっていたので、男性にも女性にもオススメ。
ぜひクリスマスを前に、山口さんにカッコいい髪形にしてもらってね!
■お店の地図、電話番号などはこちらのリンクをどうぞ↓
http://www.benton.co.jp/be-search/hs/brass/brass.html
♪東京では冷たい雨の降る週末ですが、
皆さんくれぐれもお体を大切に!
今年の最後の1ヶ月、元気に乗り切って素晴らしいお正月を迎えませうっ!