**********************************************************************

 美都の起業経営奮闘記〜新米ビジネスウーマンの挑戦 Vol.34 2004/03/06

       http://www2.gol.com/users/misana/mito.htm   by 佐成美都

***********************************************************************

《今日の格言》
 
   「熱意なしには、偉大なことは何一つ成就されたためしがない。」

   ---------------------------------------------------------------

  貴方は、熱い人ですか?
  
***********************************************************************

今日のメニュー 

 (1)美都の独り言
 (2)英語で雑談
 (3)名刺は何のためにある?
 (4)やっぱ情熱だよ

***********************************************************************

《美都の独り言》

熱と言えば美都は先週、39度の熱を出しましてー
いや、健康には並々ならぬ気を配っている私ですが、
やっぱ人間なのねぇ〜(笑)

でも人並みでないのは、その熱が出た後の話。
実は子供のころから、熱が出ると一気に41度くらいまで上がるのが普通で、
でも何が最も“異常”かというと、
熱がどんなに出ても、食欲だけは絶対になくならないこと。

よく覚えているのは、
子供のころ、高熱にうなされながら、
「ステーキ食べたい・・・」「ハンバーグ食べたい・・・」と
ずっと母親に訴えていたこと。(笑)
もちろんそんなものは食べさせてもらえないけどさー

食欲が衰えないと、人間の体に本来備わっている「自然治癒力」で
クスリを飲まなくてもある程度の病気なら治すことができます。
(そんな高熱が「ある程度」かどうかはともかく・・・笑)

皆さんも『食』を大切にね。

***********************************************************************

《英語で雑談》

日本人が英会話を特別視するようになって久しいですが、
これだけ英会話スクールや教材が流行る世の中で、しかし、
英語で“雑談”ができる人ってどれくらいいるんだろうか。

え?そんなものは必要ない?

でもねー
美都が一番英語で苦労してきたのはソコだよ。
外国人と英語で話していて、
何気なく会話と会話の間をつなぐ語彙とか、
ネイティブっぽく自然に会話を“流す”ための術とか、
そういうのって、
なかなか学校や教科書では教えてくれないしぃー

でも実はそういうスキルが一番、
現場でのコミュニケーションでは大切だし、力を発揮したりするもの。

   ---------------------------------------------------------------

というわけで
新創刊のこちらのマガジンは超プラクティカルでオススメです。

言語を学ぶ近道は表面的な語学よりも
その背景にある“文化”を理解することだと思いますが、
そういう意味でもこのマガジンの講師の方は最適任者でしょう。

自分の英語力をもう一歩、進めたい方はぜひ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あなたは、アメリカ人と自由に雑談できる自信がありますか?
ロサンゼルスで約20年間、実践的な英語を教えているYokoと一緒に
英単語や文法だけでなく、言葉の背景となるアメリカ文化について
理解を深めながら、アメリカ人と雑談できる英語力を身につけましょう。

●メルマガ「アメリカ人と雑談できる英語力を身につけよう!」
  ご登録はこちら → http://www.byb-english-center.com/mag.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ちなみにTOEICでどうしたら高得点が取れますか?
という質問もたまにいただくのですが(美都が965点だから・・・?)
納得のいく得点保証がついた教材を見つけたので
参考までにご紹介しておきます。

美都が主張する“英語耳”の習得に役に立つ教材もあります。

さらに!
なぜか『MBAダイジェスト』という
保持者からすると「ふざけんなっ!」ものの(笑)ソフトウェア付きだって。

ま、興味がある方は一度覗いてみてください。

★本気で英語を勉強するぞ!⇒ http://www2.gol.com/users/misana/ing.htm

***********************************************************************

《名刺は何のためにある?》

以前に、失業している知人がいる、と書いたことがあるのですが、
彼がようやく、就職しました。

と言っても、結局はタクシーの運転手になるしかなかったんだけど。
年齢が年齢なので、どうしても他になくてねー
タクシーの運転手の何が嫌って、やっぱり勤務時間よね。
夜中まで働かないと、ほとんど稼ぎにはならないらしいから。

で、それがどう美都に関係あるかというとー
その彼に、名刺を作ってほしいと頼まれたわけ。

あのね、タクシーで稼ぐコツは、
長距離を乗る人や、頻繁に利用する優良顧客をつかむこと。
つまり、ご指名をもらうことよね。

そのためには一度乗ってもらった人に『リピーター』になってもらわなきゃ!

あぁ、どこの業界も同じなんだなぁ〜と思ってしまった。(笑)

   ---------------------------------------------------------------

というわけで、彼はお客様に配る名刺が必要だったんだけどぉ〜

どんな名刺がいいの?と一応本人に聞いて、
下書きみたいなものを書かせたのね。

で、持ってきた見本を見て、一瞬言葉を失った。(笑)
だって、何の工夫もない、フツーの名刺なんだもの・・・

というのはさ。
名刺って、普通は名前とか会社とかを覚えてもらうためにあるじゃない?
もちろんそこに書かれてる電話番号やメールアドレスも重要なんだけど。
基本は、自己紹介でしょ?初対面の人とか。
今後のネットワーキングとか。

でもさー
タクシーの運転手さんが使う名刺って、
それとはちょっと違わない??
何が違うって、目的が違うと思うんだよなー

だって別に会社名も自分の名前も、覚えてもらわなくてもよくない?
ようするに、電話くれりゃいいのよ!
タクシーが必要なその瞬間に!
そうじゃない?

   ---------------------------------------------------------------

だから美都が作ってあげた名刺は、
とにかく電話番号がデカい!(笑)
だってあの限られたスペースで、一番重要なのは電話番号だよ!
「タクシー呼ぼう!」と思った瞬間に、
あぁそういえば名刺もらったっけ、と思って名刺を見てくれても、
メガネをかけなきゃ見えないような電話番号じゃダメだって!

運転手の名前なんて、この際どうでもいいのよー
「タクシー」であることと、「電話番号」さえわかれば!

なーんて当然だろーと思いながら作った名刺だけど、
数人の人から「さすがぁー」と感嘆の声をいただいたので、
念のため原稿に書かせていただいております・・・(笑)

ま、何が言いたいかというと、
う〜ん、
何事も、やるときにはまず、目的をはっきりさせる、ってことかな?

既成概念にとらわれることなく、
目的を達するための近道を自分なりに探し出さないと。
そのためにはとにかく、最初にゴールを明らかにすること。
じゃないとスタートすら切れないものね。

   ---------------------------------------------------------------

ちなみに、探されやすい名刺を作るコツとしては、
サイズをちょっと変えるとか、色を変えるとか、
エッジを工夫するとか、紙の材質を変えるとか、(手触りの問題)
いろいろあるけれど、
まぁ会社で作ってくれる人には関係ないかー

(ご参考までにオンラインで注文できる格安の印刷物屋さんをどうぞ↓↓)
 ★個性的な名刺を作ろう!⇒ http://www2.gol.com/users/misana/nc.htm

でも名刺の話に限定せず、
自分に許された範囲内で、
少しでも人と違う工夫をすることが、
頭一つ抜け出すきっかけになるのだと思います。

頑張ろうっ!

***********************************************************************

《やっぱ情熱だよ》

最近、社内で、みんなを驚かせた出来事を書いてみます。

去年の秋に入社したAさんが話の主役。
彼女は非常におとなしく、社内の誰ともほとんど口をきかないし、
挨拶も声が小さくて聞こえないほどの人。

でも、やる気があるのはひしひしと伝わってくる。
例えば、新人なんだから間違えるのは仕方ないのに、
指摘されると、それができるようになるまで休み時間もなく働く人。
みんなが定時でスパっと帰っても、
一人残って黙々と仕事をしていたりする。

背中から闘志がみなぎってる、と美都は感じたんだけど、(笑)
こういう、いまどき珍しい?若者もいるんだなぁーと思ってしまった。

一方、Aさんよりも数ヶ月後に入ったBさんという人は、
年齢は変わらないんだけど、同業での実務経験が豊富なため、
仕事はAさんよりも全然できるし、
その上、とっても社交的で、他の社員とも常に仲良くやっている。
(Aさんが社内に敵を作りやすいのは、一目瞭然でしょ)

   ---------------------------------------------------------------

でね。
うちの会社では、お客様の前に出ない内勤だけでもいいんだけど、
それではお給料に限界があって、
お客様の前に出て応対できる人の方が、お給料をたくさんあげられるのね。

だから入社のときには、本人がやりたくないならいいけれど、
お金がほしければ、
お客様の前にも出られるように頑張ってね、と言っている。

AさんもBさんも、その話には前向きで、
つまり二人ともお客様の前に出られるようになりたいわけ。

で、お客様の前に出るようにするには、
現在きちんとお客様応対ができる社員に新人をつけて、
しばらく現場で研修させないといけないんだけど、
次に誰をその研修に入れるか、という話が最近になって浮上。

順番でいけば、もちろんAさんが先なんだけど、
現場のマネージャーは、
Aさんには絶対に無理!と言って、大反対だったんだよねー

   ---------------------------------------------------------------

ほら、あまりにも社内で声が出ないし、笑顔もない。
そういう人が、お客様の前で
きちんと微笑んで、受け答えもしっかりできるとは思えない、と。
「アレはダメ!」だってー

で、マネージャーのイチオシはもちろんBさん。
彼女は、まだ日は浅いけれど、
とにかく社交的だし、応対にはほとんど心配がないでしょう、と。

う〜ん。
美都は超不満!!

だってさぁ〜
とりあえず入社のときには、Aさんにもはっきり、
本人がやりたければお客様応対はさせる、と約束してるんだから。
もちろん、やってみてできなければそれは諦めてもらうしかないけど、
やる前に「あんたには無理」なーんてちょっとひどすぎる。

もちろん研修させるのにもコストが伴うのはよぉーくわかっておりますがー
正直、美都はAさんに期待してるもの!!
あの“みなぎる”やる気はタダ者じゃないって!(笑)

それにめっちゃ負けず嫌いやん!
負けず嫌いの人は、打てば響くんだって!

打つ前に諦めるのは、ちょっと気が早すぎるし、バカです。はい。

   ---------------------------------------------------------------

というわけでー

美都の必死の説得によって、
しぶしぶ、AさんをBさんよりも先に研修につけることで合意。

で!
初めてお客様の前に研修で出たAさんを見て、
現場のマネージャーさんが驚愕!

今まで、誰一人として
(指示なく)メモを手に先輩社員についた新人はいないらしいんだけど、
Aさんはその手にしっかりとメモを握り締め、
先輩社員の言うことを必死に書き留めつつ、
自分から積極的に話しかけ、わからないことをどんどん質問し、
誰の目にも明らかなほど、
仕事を覚えようと必死っ!

さらに!
社内ではほとんど笑顔もなかったのに、
お客様の前では必死に微笑もうとしている!
声を大きく、と言えばちゃんと返事も大きな声でしようとするし、
立派に、その責任を果たそうとしている、と。

いやー
その報告を聞いたときにはもう、
美都ったら涙が出ちゃうぅ〜(笑)

ねぇ?
だから言ったじゃぁ〜ん!
打てば響くじゃーん!

   ---------------------------------------------------------------

「人は見かけによらないんですねー」

とは現場マネージャーの言葉ですが、
いや、それって見てるところが違うだけ、と思った。

あのAさんの仕事に対する“情熱”“やる気”は人並みはずれたものだったし、
それをこちらが「見て」いれば、
この結果は当然に思える。

もちろん彼女が社内で上手くコミュニケーションとれない部分も
彼女のキャラの一部であって、
そこを見れば、
確かにお客様の前では無理だろーって思ってしまうのも
仕方ないことだとは思うけど。

   ---------------------------------------------------------------

結局、
今回のことでもつくづく思ったけど、
やっぱりモチベーションの高い人は育てやすいよねー

もちろん、会社としては、
どうやって社員のモチベーションをあげていくか、ってのは
常に基本なんだけどさ。

でももともとモチベーションの高い人って、
多少、普段の言動に問題があっても、
注意したときに直るスピードが違うもの。
反応が速いし、成長も早い。

最近は現場の上の人もとうとう言い出したよ。
「Aさんは上手に育てればかなり有望」だって。
おいおい、アンタついこの間の自分のセリフを覚えてるか?って笑った。(笑)

   ---------------------------------------------------------------

やっぱ情熱だよ。

熱意だよ。
やる気だよ。

熱くなれ!
必ず誰かが、その熱に反応してくれるから。

そして経営者は、常に高性能な熱探知機を備えておかないとね。
簡単には見えない熱も、我々はいち早くキャッチしなければ!

もちろん、極めて“冷たい”部分も探知し、対応が必要なのは明白。
手遅れにならないようにね。(笑)

   ---------------------------------------------------------------

やっぱ情熱だよ。

***********************************************************************

ご意見ご感想ご質問等々お待ちしております。
いただいたメールは皆様のプライバシーを守った上で、
無償で引用させていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。

発行者       : 佐成美都 
メール    : mitosanari@hotmail.com
バックナンバー: http://www2.gol.com/users/misana/mito.htm

購読解除は上記ホームページにてお願いします。
無断転載を禁じます。

*****************(C) MITO SANARI All Rights Reserved******************

《編集後記》

♪今日はせっかく「情熱」と「語学」について書いたので、
それがキーワードの名著もご紹介しておきます。

  『古代への情熱−シュリーマン自伝』

夢を追い続けてトロヤの遺跡を発掘した、この超感動的な実話を読むと、
やっぱり「才能じゃなく情熱」なんだと魂が揺さぶられるし、
オーディオテープすらなかった時代に十数ヶ国語をマスターしたという
彼のまさにその情熱と努力、
これは本当に全ての人に読んでいただきたい、偉大な人間の記録です。

 ● 『古代への情熱−シュリーマン自伝』 by ハインリヒ・シュリーマン
   http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003342011/mitosanari-22


♪3月に入りました。日本は卒業、お引越しシーズンだねぇー
人生の節目を迎えた人も、そうでない人も、
パワフルに、熱く生きようぜぃ!