♪ラテンの恋とボストン留学 第33号 2003/02/09 -----------------------
今日のトピック: ラテン男の好みの女
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by 美春 and カルロス miharuandcarlos@hotmail.com
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ある読者の方の質問:
「ラテン男性と日本人男性では女性の好みは違うんですか?」
これはとっても良い質問です。
答えを考え始めたら、いろいろ面白いことが見えてきました。
まず、ベネズエラと聞いて、皆さんはまず何を思い浮かべるだろう?
道行く人100人に聞いたら、
多分何人かは「ミス・ユニバース」と言ってくれるんじゃないかと思う。
事実、頻繁にミスコンで上位に名を連ねるように、
ベネズエラの女性は
カルロスが誇りに思う祖国のアピールポイントの一つです。
そういうカルロスだから、女性を見る眼にはかなり自信を持っている。
ほら、いつも偽物ばかり見ていると本物を見ても本物と分からない、
本物を見極めるにはいつも本物を見ていないとダメ、と言うでしょ。
実は美春とカルロスが付き合い始めてすぐの頃、
そんなカルロスとずいぶん議論したことがあった。
美春の一番の親友、ベネズエラ人のカタリナは、
かつて祖国ベネズエラで
「ミス・ユニバース」の予選に勧誘されたことがあるような人。
美春はその話を聞く前から
素直に彼女を「キレイ」だと思っていたんだけど、
カルロスはそのミス・ユニバースの話を聞いて、
Only
because she is
tall!(誘われたのはただ背が高いからだよ!)だって。
確かに、彼女の183cmの身長はミスコンには欠かせない。
それにカタリナが教えてくれたんだけど、
勧誘の人にはあちこち整形するよ、と言われたらしい。
(今どき整形しないでミスコンに出る人はいないみたいだけど。)
でも一般のレベルから見たら、
彫りの深い眼や鼻筋の通った高い鼻、そしてバランスのとれた顔立ちも、
美春は純粋に美しいと思う。
どうしてカルロスがそれを美しいと認めないのか、
美春にはどうしてもわからなかった・・・
もちろん、カルロスと美春が違う価値観を持ってても不思議はないよ。
でもさ、カルロスが美春を「美しい」と言うからには、
美春の美的感覚とカルロスの美的感覚はある程度似ていて当然だと思うんだよね。
だって美春は自分が「美しい」と思うものを目指すわけだからさ。
そんなカルロスがつぶやいた。
I
never want her to be my
girlfriend.
(彼女と付き合いたいとは全然思わないね)
ほほぉー、そう言われると、美春もなぜか納得。
美春が男だったとしても、確かにカタリナと付き合おうとは思わないでしょう。
なぜかって?
身長のせいじゃないよ。(それも気にならないと言ったらウソになるけど)
早い話、出るとこ出てないし、だいいち女っぽくない。
カタリナのスラっと細くて長い手足には超憧れるけど、
胸はあまりにもボリュームに欠けるし、
腰骨とお尻も整形しなさいと言われたことに、美春もナットク。
もう一つ言えば、
いつもノーメイクだし、服装も男の子っぽい。
一言で言って、「そそられない」。
そういうと、カルロスが美春に聞いた。
Then
why do you say she is
beautiful???
(で、なんで彼女がキレイなんて言うんだよ!?)
そう言われて美春も考えた。ふむふむ・・・
I still think
she is beautiful, but maybe not attractive enough as
female.
(それでもキレイだと思うけど、多分オンナとしての魅力には欠けるのかも)
そう、美春は思った。
カタリナは美しい。
整形を前提にしてるとは言え、ミスコンに誘われるんだから、当然美しい。
磨けば光る原石に違いない。
でも、今実際に目の前にいるカタリナを、
特にオトコの視点から見て、女性として魅力的か、と聞かれれば、
それは別の次元の話だ、と美春は思う。
「美しい女性」と
自分にとって「魅力的な女性」あるいは「好みのタイプ」は
違ったりするんじゃない??
でもカルロスには、その違いがわからない。
ちなみにカルロスから見ると美春は、
もちろん「美しい」し「魅力的」だし「好み」なわけよ、彼にとって。
でも日本にいたときの美春の経験からすると・・・
う〜ん、
どうやらラテン男性と日本人男性ではオンナを見る目も違うのかも・・・
カタリナ論争の後、カルロスが学校で「ほら、あの子を見て」と
美春に「魅力的な女性」の例を見せてくれたけど、
ようするに、顔立ちの単純な美しさよりも
「そそる」ような女性的な体つきや仕草、
さらに女らしさをアピールするような努力
(ファッション、ヘアケア、メイク、ネイル、香りなど)をしてるか、
ってのがかなり重要なポイントらしい。
そこに気付くと、カルロスが美春を選んだのも納得だね。
第27号「カップルの美意識」で書いたように、
(
http://www2.gol.com/users/misana/n030201.htm
)
美春は女としての美的価値に投資しようと努力してるし、
特に男性に対して「女らしさ」のアピールは大事だと思ってるからね。
でも日本にいたときは、
美春のそういう努力はそれほど価値を認められなかったと思う。
日本人男性の中には、マニキュアをする女は好きじゃない、って人も多いし、
メイクはほとんどしない方が好きって人もけっこういるよね。
それにカルロスが目を付けるような体つきの女の子が日本にいたら、
どっちかって言うと、Hの対象として注目されることの方が多くて、
多分あんまり正式なパートナーとしては採用?されないような気がする・・・
「癒し系」なんて言葉ができるくらいだから、
日本ではもっと親しみやすい「雰囲気」が好まれる傾向にあるように思うし、
あんまりオンナオンナしてるとそれだけで敬遠されることもあるのかもしれない。
ヨーロッパのことはまだよくわからないんだけど、
美春が知る限り北米はまたかなりラテンとは違うと思う。
どっちかっていうと日本に近いかな。
日本よりももっとずーっとカジュアルかも。
メイクやネイルをしない人はすごく多いし、服装もかなりラフ。
女っぽさより、親しみやすさとかフレンドリーさがポイントなのかもしれない。
だから結局、カルロスや学校にいるラテンの男の人が注目する女の子は、
やっぱりどうしてもラテン系の女の子なんだよね。
ラテンの女の子たちはラテンの男の子がどこを見てるか知ってるし、
ちゃんとそういう目を意識しながら外見に気を使ってるからね。
もちろん、ラテンとは言ってもカタリナのように、
あんまり女らしさを意識してない人もいる。元は美しいのにね。
そういう人は結局、ラテンの男性からはあんまりオンナとして扱われないのかも。
ちなみに今カタリナがフランス人と付き合っているのを見ると、
やっぱりヨーロッパの方がいろんな意味でオープンだし
心が広いなーとふと思ってしまった。(笑)
さて、こうして、
ラテン男は日本人男性と好みが違うらしい、という方向で話が進んでいますが、
じゃーどうしてそういう違いが生まれるのか?を考えてみよう。
これに重要なヒントをくれたのが、
カルロスが書いた次の文章。
実はこれは「一人Hについて書いて」と頼んだときにカルロスが書いたもの。
なぜそんなことを頼んだかというと、
日本の男の子の間ではエロ本やAVが一般的、と聞いたカルロスが
異常に驚いて、さらに「何でそんなものが必要なんだ!」
「想像力に欠ける!」なんて批判するもんだから、
じゃーあなたたちはどうしてるのよ!ということになったわけです。
(日本語は英語の後に続きます)
Miharu-san
is insisting me to write about masturbation
(maybe she wants to help me with
that?).
Anyway, it is interesting to see how erotic magazines play
an
important role in the daily life of Japanese men,
so much that they are
known as "businessmen magazines" even outside Japan.
There are magazines of
similar type in other countries,
but I don’t think they are that much
popular.
Erotic movies are another industry
firmly established in
Japanese daily society,
and it is not in other countries
(and also,
maybe not in such an open way).
I think that the way that women behave
in other countries
(like Europe, Central and South America, the Middle East)
helps men of these areas to know more about women at an earlier age
than
their Japanese counterparts.
Even if they are not having sex yet,
western women learn to dress, talk, walk, and behave in ways
that are
inviting and more open to sexual visualization.
Of course this changes a lot
from one country to another,
but in general that is the trend.
As a
result,
western young boys don't have to rely heavily on erotic publications
(but some do, of course)
to have in mind good images of tempting girls
and women.
They just have to look around to find gorgeous neighbors,
classmates,
girls in the street, etc, who are full of curves
or dressed
in ways that enhance their female image.
Also, in some countries
girls learn to apply make-up since they are very young,
which contribute
to make them look more mature
and ready for sexual
encounters.
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日本人男性にとって
エロチックな雑誌が日常的に重要な役割を果たしている事実は
外国人からみると非常に興味深い。
ましてや日本のそういう雑誌が諸外国でも
日本人「ビジネスマン」が読む雑誌として知られてるんだから凄いよね。
他の国にも似たような雑誌はあるけど、
日本ほど一般的じゃーないね。
アダルトビデオの業界も、日本では広く普及してるビジネスみたいだけど、
諸外国ではそこまでオープンに広まってるケースはあんまりないと思う。
僕が考えるに、他の国(例えばヨーロッパ、南北アメリカ、中東など)では
日常的に女性の振る舞いのおかげで、
若い男の子たちは日本よりも早くから
女性についての知識を得ているんじゃないかな。
西洋の女性は、たとえまだセックスの経験がなくても、
ファッションの着こなしや、話し方、歩き方、あるいは仕草なんかで
男をその気にさせるような、性的なアピールの仕方を学んでいると思う。
もちろん国によって程度に差はあるけど、一般的にはそういう傾向が強い。
そのおかげで西洋の若い男の子たちは、
女の子の誘惑的なイメージを頭の中に思い浮かべるために
それほどエロチックな雑誌なんかに頼らなくて済むんだよ。
(もちろん中には頼ってるヤツもいるけどさ)
ちょっとそこらを見回せば、女性的な曲線の体に「そそる」服を着た女の子が
学校や街中にいくらでもいて、心の中の女性像を膨らませてくれるんだ。
それに中には、女の子がすごく若いうちから化粧をするようになる国もある。
化粧のおかげで大人っぽく見えるし、
性的に準備OK!って雰囲気に見えたりもするよね。 (訳終わり)
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カルロスに言わせると、この文章に出てくるような「ゴージャス」な女の子が
ラテン男性にとって実際に「好み」であると言って間違いはないらしい。
ひとりHのおかずにされるような女が「本命」なのかと思うと
一体全体どんな人種なんだよ!と一瞬美春も悩んでしまった・・・(笑)
でもカルロスを見る限り、最近ずっと言ってるように
全くもってして性欲の塊のような人ではないから、
自分の性欲のためにそういう女を欲してるわけじゃー必ずしもないと思う。
カルロスの言動を見ていて感じるのは、
やっぱりラテンの「男社会」的性質だね。
まわりの男に対しての自分のプライドやステータスのアピールのためにも、
他の男から羨ましがられるような女が欲しいわけで、
そうなると結局、性的な魅力が注目を集めやすいから
必然的にそういう「女らしい」女性に惹かれる、ってメカニズムなのかなー
それに、女には女の役割を強烈に期待しているこの男社会では、
必然的に、
「女らしい」体つきやファッションや仕草も大いに期待されてしまうのでは??
「美しい」かどうかというのは、
「女らしさ」とは全く別の形容詞だと美春は思うんだけど、
女性が美しいか、という話になると、
ラテンでは「女らしさ」が美しさの価値基準に入ってくることは免れないのかも。
また、ラテン文化と日本文化を比べると、
明らかにこの「女らしさ」にも違う価値があると美春は思う。
日本では例えば「清楚」「しとやか」なんて形容詞が使われるけど、
多分そういう価値はラテンではあまり見られないものだろうし・・・
この価値観の違いには、
長く続く歴史の中で育まれた、
自分の民族や環境の特徴が大いに影響してると思う。
例えば、あまりにも見慣れていなかったり、
自分の民族の特徴と違っていたりすると、
中にはポジティブな新鮮さを覚える人もいるだろうけど、
違和感を感じる人も、全体で見ると多いと思うのね。
自分の環境にあんまりいないタイプだと、
それが「好みのタイプ」になる可能性も少ない、ってこと。
だってさ、体型だけを考えても、
日本人女性の体型とラテン女性の体型は明らかに違う。
だからそういう違う体つきの女性をずっと見て育つ中で、
男性の好みも違ってくるのは当然だと思える。
前述のカルロスの文章にあったように、
まわりにそんな「ゴージャス」なオンナがゴロゴロいたら、
やっぱりそういう女が日常的に欲しくなるのは自然な流れだよねー
だいたい、ラテン男だってゴージャスじゃん!
(日本人男性をけなしているわけではありませんのであしからず)
「オス」的プライドや特徴が色濃く残るラテン文化の男性にとっては、
「メス」的魅力を持った女性が好まれる。
日本男性にとっては・・・
ちょっとそういう女性は強烈すぎるよね、きっと。
う〜む、こうして書いてくると、
果たして美春はどんなんじゃ!?と思ってる読者の方もいるかもね・・・(笑)
確かに、美春は日本社会の中ではちょっと「メス」色が強かったかも。
あえてそういうものを目指してもいたし。
もともとちょっと浮き気味だったのに、
カルロスと付き合って、ラテン好みの女にいつの間にか近づいて、
ますます日本社会からは疎外されてしまったのかもしれない・・・
う〜ん、カルロスと別れたとして、
果たして日本人男性に見初めてもらえるかどうか、
ちょっと不安になってきたぞぉ・・・
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《編集後記》
♪やっと、カルロスの日本滞在記の準備を始めました。お楽しみに!
♪日本時間の月曜日はお休みでーす。
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