♪ラテンの恋とボストン留学 第41号 2003/02/21 -----------------------

今日のトピック: ドイツと日本、そしてラテン

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                by 美春 and カルロス  miharuandcarlos@hotmail.com
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ドイツに行ってきました。
美春、初めてのヨーロッパです。

最初の印象は、乗り継ぎのアムステルダムの空港にて。
まわりの人を見ると・・・やっぱアメリカと違うよ!
一言で言うなら、脂っこくない!(笑)
なんかね、全体的にさらっとした感じなの、人が。
たとえば日本人と中国人を比べると、中国人ってちょっとオイリーな感じしない?
そんな感覚。

あとねー女の人が怖かった。
なんか全体的に独立心が強いというか、ちょっと近寄りがたい感じ。
ま、日本の丁寧なサービスに慣れてるせいでそう感じるのかもだけど・・・

さて、ドイツに着いて、いろいろ感じたことはあったけど、
今日はまず、日本とよく似ているなーと思ったことを書きたいと思います。

♪男社会♪

日本に比べるとラテンは男社会だよ!と前に書いたけど、
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驚いたことに、ドイツもある意味では日本以上に男社会だということを発見。

今回会いに行ったドイツ人のカップルは、彼氏34歳、彼女27歳で
もう9年一緒に暮らしてるのね。
生活の役割分担はどうしてるの?と彼女(ドリス)に聞いたら、
ほとんど全部ドリスがしてるって。
食事の支度、後片付け、洗濯、アイロン、等々、
彼(ダーク)は何もしないそう。
親の世代がそうなのはまだわかるけど、若い人もそうなの?と聞いたら、
女としては変えたいけど、変えるのには時間がかかるよねーって。

実際、二人の生活を目の前で見ていると、
日ごろダークが何もしていないのが超わかる。
テーブルの上のキャンドルが切れたから新しくしようと思っても、
ダークはそれがどこにあるのか全くわからない。
シャツにアイロンがかかっていないと、
ダークがドリスに「義務を果たしてない」と冗談ぽくだけど怒っていた。

じゃー男の義務は何なの?と思うけど、
もちろん基本は、家族を養うために働くことなんだろうね。
でもドリスだって働いてるんだよ!

ちなみにこの二人の関係で、
家のことをする代わりにドリスがダークに頼んだことは
毎週金曜日のディナーは外食をしてダークが払う。
うーん、そんなことでいいのかぁと美春は思ってしまうけど・・・

美春がカルロスとの生活を考えたとして、
はっきり言ってそこまで全部二人分を美春がしてあげるなんて考えられない。
日本の若い世代の方が、もっと役割分担の意識は進んでるんじゃない?
もちろんカルロスは古いラテンの発想だから、
どこまで美春の主張を受け入れてくれるかは疑問だけど、
少なくとも三週間一緒に暮らした間、
アイロンがけは自分でしていたし、自分が使った食器は自分で洗っていた。
頼まなくても自分からそれくらいはしてくれるから、
美春も他のことはできるだけ自分からしてあげた。
ま、それがもし9年も一緒に暮らしても続いていくかは疑問だけど・・・(笑)

ちなみにドリスによると、
ヨーロッパの中でも南に行くほど男優位の傾向が強まるそう。
例えばスペインやイタリア。
逆に北に行くほど女性のパワーが強くなる。例えばノルウェーやスウェーデン。

そう言えば美春がボストンに来る前、
日本の主治医の先生が
「カッコいいスウェーデンの男をつかまえてこい!」と言っていた。
実は美春は昔、スウェーデンのテニスプレーヤー、
エドバーグのファンクラブに入っていたことがある。
う〜ん、いつかは訪れなくてはいけない。北欧の国、スウェーデン・・・

♪無感動、無表情♪

ついこの間、NASAのスペースシャトルの事故がありましたね。
7人の尊い命が失われたけど、この事故について、ドリスが突然コメントを・・・

アメリカのニュース番組では、まる1週間毎日毎日この事故の報道をしていた。
そして7人の死を嘆き悲しむ人たちをレポートし続けた。
だいいち、あんなに激しく泣き続けることもよく理解できないし、
もっと言えば、例えばアフリカでは子供たちが毎日たくさん死んでいる。
悪く言えば「たった7人」じゃない?

す、すごい・・・そこまで言うかぁーと美春は思ってしまったけど、
ドリスが自分で言っていた。「だからドイツ人は冷たいと言われる」って。
でもどうやら日本と似ていることは、
どちらかというと感情を表に出さないようにしてしまう傾向。
心の中の悲しみの深さが他の民族と違うとは思わないけど、
それをどの程度(特に公の場で)露わにするかにはかなり程度に違いがある。

美春の分析としては、
カルロス始めラテンの人々はどちらかというと「動物」に近い感じで、
つまり人間の生まれながらの特質にこだわっている部分があり、
一方ドイツの人たちは、「プロフェッショナリズム」にこだわりがあって、
頭がいいとか、仕事ができるとか、そういうクールな部分にこだわっている。
だからあんまり直接的な感情表現は好まないし、かっこ良く振舞おうとする。

美春自身は両方ともバランス良く兼ね備えてると思うんだけど、
でもやっぱりカルロスといるより、ドイツ人の二人といる方が、
根本的な部分では近い気がしたし、理解し合える気がしたね。
でももちろん、数日発つと、
カルロスの表情七変化が無性に恋しくなったけど・・・(笑)

♪ファッション、インテリア♪

滞在していたのはフランクフルトの中心部。
まわりには銀行の高層ビルが立ち並んでいました。
そんな中、家の近くのデパートに行ってみると・・・
げげ、アメリカとは全然雰囲気が違う、というか、日本とそっくり!

アメリカのデパートって、なんか意味もなく洋服ばかり並んでいて、
日本のように気の利いた小物にあんまり気を配ってない気がするんだけど、
ドイツのデパートでは日本と全く同じように、
ハンカチや靴下や傘などにも充分なスペースが用意してある。
それに中でも感動したのは、地下の食料品売り場。
全くもってして日本と同じような雰囲気。
確かに日本よりもチーズやソーセージのコーナーは大きいけど、
目指しているバラエティーや高級感は非常に近いものがあると思いました。

また、街中でふと見かけるオシャレなブティックも、
まるで日本で表参道を歩いているように洗練された雰囲気。
確かにボストンでもマックスマーラやアルマーニのようなブランドはあるけれど
そういう超有名なブランド以外はほとんどピンとこないんだよね。
置いている服も、店の雰囲気も。アメリカではね。

フランクフルトから特急で1時間のコロンという街で
まる一日ウィンドウショッピングをしましたが
まぁとにかく、思わず足を運びたくなるお店がたくさんあることあること。
アメリカで洋服を買うのに苦労しているのがウソのように
ドイツでは欲しくなるものがたくさんありました。

そうやって見てくると、これはどっちが先に始めたのかな?という疑問が。
多分、日本がヨーロッパから輸入したんだろうと思うけど、
それってドイツから盗んだのか、それとも他のヨーロッパの国が先に始めて
それをドイツ経由でいただいたのか、それとも元の国から直接もらったのか。
とにかく、日本は「アメリカナイズ」されてる、という常識が
かなり今回の旅で変わりました。
特に最先端の部分では、相当にヨーロッパの影響を受けているんだなぁと。
それは最新のファッションだけではなく、建築やインテリアという部分でも。

実は最終的に美春が買ってきたブランドがスペインのものだったこと、
さらにイタリアのブランドがたくさんあったこともあって、
やっぱりイタリア、スペイン、あたりに行ってみたいとかなり思うけれど、
それはもう少しお預けかなぁ・・・
とりあえず3月にロンドンやパリを見てくるので、
またそこで日本とヨーロッパの関係について新たな発見があることでしょう。

♪規則正しい人々♪

ドイツ人と日本人で大いに気が合う点の一つは、間違いなく時間の意識でしょう。
ダークが規則正しさについて4カ国をポイントで表現してくれました。
日本人が10点だとすると、ドイツ人は8点、アメリカ人は6点、
多分ベネズエラは1点だね、って。(笑)

例えばドリスのダークに対する不満を聞くと、驚くほど美春とそっくり・・・
ドリスは待たされるのが大嫌いで、10分連絡ナシで遅れるなんて許せない!
だからドリスは一人で帰ってしまうらしい。待ってあげないで。
ま、美春はカルロスに対してそこまで厳しくはしてないけど
(はっきり言ってそれはラテンの人には不可能な要求だし・・・)
ドリスの言いたいことはよくわかる。

と言うとたまたまドリスが美春に近いだけじゃん?とも思えるけど、
いやいやとんでもない、ドイツはほんとにすごい。

何しろ感動したのは、バスや地下鉄の停留所。
あと何分で到着するか、待ち時間が電光掲示してある。
しかもこれはかなり正確。
アメリカでは見たことないぞ!

それにねーレストランでの会計。
日本のレストランでは普通、伝票は全て頼んだものが揃った時点で
テーブルの上に置かれていくでしょう?
こうすると、食べ終わったらいつでも好きなときに席を立って、
レジで会計して店を出られる。美春はこのシステムが好きです。

一方アメリカでは、普通会計は席で済ませるもので、
帰りたくなったら自分のテーブル担当の人に「Check, please」と頼み、
伝票を持ってきてもらう。
もらった伝票を見て、支払いの準備をして、また担当の人を呼んで
今度は伝票と現金やカードを渡し、またしばらく待つ。
そして最後におつりか、あるいはサインをする伝票をもらってサインをして、
やっと席を立つことができる。

そしてそしてドイツでは!
席で会計をするのは同じ。担当の人に伝票を持ってきてもらうのも同じ。
でも大いに違うのは、伝票を持ってくるときに、担当の人は一緒に
大きなお財布を持ってきて、お客様が伝票を受け取った時点で
その場でお会計が済んでしまうようになっている。
日本よりは時間がかかるけど、アメリカよりはかなり早く済む。
これには美春もちょっと感動。

♪日本、ドイツ、そしてラテンの人生♪

話をちょっとまとめていくと、
前にも書いたとおり、
ドイツではプロフェッショナリズムがかなり大事にされていて、
人前でクールに振舞うことや、時間を守り、規則正しく生活することが
かなり日本に近い感覚で実行されていると思うのね。
一方カルロスを始めラテンの人を見ていると、
それとは全く正反対で、
自由に、気ままに生きることにこの上ない憧れを抱いている。

ふと思い出したのは、生きる上で大切な三つの言葉。
ラテンでは、「cantar、amar、comer」(歌う、愛する、食べる)という
いかにも幸せそうな三つが重要だとされています。

日本では?「働き、食べ、寝る」?
差がありすぎる・・・(笑)

ドイツでこのことを思い出さなかったのは痛い。聞いてくるんだった。
でも何となく、ラテンよりは日本に近いだろう、というのは
美春の確信に近い実感であります。はい。

う〜ん、ドイツかぁ・・・住んでみてもいいかもね、とは思った。
食べ物もかなり美味しいものがあるとわかったし、
何より、前述のように日本と近い部分がたくさんあって、過ごしやすい。
でもやっぱり、カルロスといて美春が経験したような「熱さ」は
ラテンじゃなくちゃ体験できないのかもなぁーとは思う。

ドイツでラテン男を見つけて、熱い恋をしながらもせっせと働きお金をため、
早めに引退して、イタリアの海辺でこれまたラテン男と情熱的な老後を過ごす。
どう?理想的じゃない?(笑)
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発行者: 美春 and カルロス  miharuandcarlos@hotmail.com

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《編集後記》

♪もうちょっとドイツについて書いてみたいことがある。
今日の内容とは正反対で、美春の常識では考えられないことなど。
多分、明日。

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