♪ラテンの恋とボストン留学 第43号 2003/02/23 -----------------------

今日のトピック: 異国ドイツ

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今日は再びドイツの話題に戻りたいと思います。
一昨日のドイツと日本の共通点について読んでいない方はぜひこちらから↓↓
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そう言えば一昨日は書き忘れたんだけど、
ドイツで発見した日本オリジンのものを写真でどうぞ。
 ⇒ http://www2.gol.com/users/misana/qoo.htm
はたしてiモードがヨーロッパでも流行るのか、
これはビジネススクールでもよく取り上げられる旬な話題です。

さてでは今日は
ドイツで発見した日本と違うこと、西欧ならではのことなどをお届けします。

♪建築♪

まずはわかりやすいところで建築の違い。
いくつか特徴的な建物を写真でどうぞ。
http://www2.gol.com/users/misana/arc.htm

古い建物を見ていて気付くのは、
石を使っている建築が多いところ。
日本では、メインの建材は木でしょ、やっぱり。

これは日本で建築家の友達が前に言っていたけど、
日本には資源がなくて苦しいところなんだよね。
日本の建築は材料で勝負できない分、
建築家としては考えなくちゃいけないことが多い、とのこと。

♪車♪

タクシーが全部メルセデスだ!!
http://www2.gol.com/users/misana/taxi.htm
写真を撮らずにはいられなかった・・・(笑)

フランクフルトに着いてすぐに気付いたことは、日本車がない!
アメリカにいたらかなりの割合で日本車を見かけるけど、
ドイツでこれほど日本車が走っていないとは想像していなかった。

ホンダに勤める友達にそう報告したら、
>ドイツ人は他国に比べて自国ブランドへの憧れ/畏敬の念が強く、
>他ブランドへの「蔑視」が強いので、日本メーカは揃って苦労しています。
とのこと。
ダークに日本車のことを聞いてみたら、
値段が安すぎて逆に疑問を抱いてしまう人が多いらしい。
そういう性質はちょっと日本人に似てるかも・・・

♪冷たい食事♪

キャラクター的に日本人と似てるところが多いわりには、
ドイツ人って食べ物は全然違うんだよね。
朝にスープ(味噌汁)を飲むって言っても最初は信じてもらえないし、
ドイツでは国の場所柄シーフードは高いらしく、相当に肉食だし。

ドリスとダークの家にいて、はっきり言ってパンとチーズとハムは食べ飽きた。
確かにパンもチーズもハムもソーセージもいろんな種類を用意してくれるけど、
何日かしてくるとどれも全部同じに思えてくるんだよね。

美春の個人的な好みなのかわからないけど、
私は一日三食全て温かいものを食べたい人です。
例えば朝は味噌汁に焼き魚、お昼は温かいうどん、夜は煮物、炒め物、など。

でもドイツでは、どうやらランチに重きを置く傾向が強く、
お昼以外には冷たいもので済ませてしまうことも多いらしい。
冷たいものというのは、例えば前述のパンとチーズとハム、ってな感じ。

これは美春にはとてもとてもついていけないね。

でもあえて日本と近いかなーというのは、
基本的に質素な食事でも細々とやっていける性質かもしれない。
日本の食生活はかなり欧米の影響を受けて変わってきたけれど、
やっぱりアメリカ人の夕食なんかを見てると、
日本人の食事なんて可愛らしいものだと思ってしまう。
ドイツでも、レストランの食事の量を見てもアメリカほど巨大じゃないし、
脂っこいものもそれほど食べてない気がするしね。

♪香水♪

「匂い」についてはラテン男と付き合う日本女性としては欠かせない話題。
以前「デオドラント」について書きました。(うわ、1/3なんてすごい昔だ)
   ⇒ http://www2.gol.com/users/misana/030103.htm

欧米ではデオドラント使用率がめちゃくちゃ高いけど、
香水もとっても盛んだよね。
フランクフルトの町でも、あちこちにパフュームのお店を見かけました。
日本でコンビニを見かけるのに近い頻度で町中にあった気がする。
とても日本では考えられない。

ドリスとダークも、例にもれず香水を愛用している。
二人が使った後のバスルームに入ると強烈に匂う。
美春はこれ、超苦手。

美春は生まれてこの方一度も香水を買ったことがなく、
それを聞いたカルロスはマジで驚き、
「香水を使ったらもっと魅力的になるのに」と言っていました。
そういうもんだろか。

欧米人が香水を愛用するのは、
お風呂に入らない習慣のせいで日本人よりも基本的に体臭が強いから
それを消すためだ、とずっと信じてきましたが、
最近になって、ベネズエラに住んでいたことのある読者の方から、
日本人同士では気にならないが、味噌や醤油のせいで
日本人には日本人の独特の匂いがあり、
それが気になる外国人もいるらしい、と聞きました。
なんてeducationalな話なんだ・・・(笑)美春ちょっと感動。

カルロスも実は美春の匂いが気になってるのかな。
実際、彼は味噌汁の匂いが嫌いだしね・・・
ちょっと香水でも探してみるかなぁ・・・

♪お花を買う人々♪

このマガジンの読者の方で、確かハンガリー人の彼だったかな?
頻繁にお花を買ってきてくれるあたりがかなり日本人とは違う、と
以前メールをいただいたことがありますが、
残念ながらカルロスは全然お花を買ってはくれないの・・・クスン。
いつもお願いしてはいるんだけどねー

ラテンの人がどうかはともかく、
どうやらヨーロッパではお花を買うのは日常生活の一部らしい。
アムステルダムの空港内で大きなお花屋さんを発見して驚き、
さらにフランクフルトの町の小さなスーパーでも、
レジ脇にたくさんの花束を見かける。
http://www2.gol.com/users/misana/flor.htm

さらに、路上でバラを売っていたおばちゃんが、
夕食を食べに出かけたレストランの店内まで花を売りにやってくるではないか!

ドリス曰く、
ダークは残念ながら車通勤なので仕事帰りにお花を買ってくれることは
ほとんどないらしいが、
夕食時にテーブルに売りにくるバラを一本買ってくれることは
たまにあるらしい。

う〜ん、美春もお花欲しいよぉ・・・

♪環境問題♪

ドイツに行く前、一番その特徴として期待していたことは
環境問題に敏感なところ。
前にドリスが、ニューヨークのスターバックスで紙のカップを
使い捨てしているのを見て信じられない!と言っていて、
ドイツでは陶器のカップを洗って何度も使うのが普通、と知って以来。

という事情からか?スターバックスもドイツではあまり成功していないらしい。

実際行ってみて、期待したほど仰々しい環境政策?は発見できなかったけど、
小さな発見はいくつか。
http://www2.gol.com/users/misana/eco.htm
ビニールの色で分けられたゴミ箱、
そして地下鉄の車内に設けられたトラッシュ缶。

さらにコンビニでミネラルウォーターを買ったとき、
ボトルがプラスチック製だとかなりの割り増し料金を払わなくちゃいけない。
そのかわり、レシートと一緒に買ったお店に持っていくと返金してくれる。

日本も美春が離れている間に、リサイクルにはもっとうるさくなってるのかな?

♪働かない人々♪

さて、今回ドイツの旅で最も美春が驚いたこと:
土曜日は夕方4時にお店が閉まり、そして日曜日は完全休業。
観光地でも食べ物屋以外のお店はほんとにことごとく閉まっていて、
これには空いた口が塞がらなかった。
ダークが、ドイツは不況だ、と言っていたけど、
ほんとに不況なら平日閉めて休日に店を開けろよ!と叫んでしまった。(笑)

これにはもちろん宗教的な事情があって、
日曜日はお休みの日だから休む、と法律で定められているそうな。

だから土曜日の午後、街に繰り出すと、
休日だというのにやたらと急ぎ足の人たちをたくさん見かける。
これはお店が4時で閉まってしまうために、
急いで買い物を済ませよう、とするよくある光景らしい。

カルロスに見せたかったよなー
カルロスが日本に来て驚いていたことの一つは、
土曜の朝11時にデパートの駐車場に並ぶ列ができていること。
カルロスの常識では、土曜の午前中に出かけるなんて考えられない!
どんなに早くても4時だね、と言っていた。

でもドイツでは、4時には店は閉まっちゃうんだよ・・・
とカルロスに言ったら、
I don't go to stores. と一蹴。(笑)

♪アートな人々♪

というわけで、じゃードイツ人は土曜から日曜にかけて何してるの?と聞くと
本を読んだり、シアターに行ったり、美術館に行ったり・・・
そう、フランクフルトには美術館がたくさんありました。

ドリスに東京の美術館のことを聞かれたけど、
はっきり言って表参道の根津美術館以外、美春は全然知りません・・・
日本で美術館に行ってる人って、何かちょっと特殊って感じしない??

ドイツの人は、もしかしたらほんとに日本人よりもアート好きなのかもだけど
でも日曜に店が閉まっていて、他にすることがない、ってのも
間違いなく大きな要因だと思うよね。

まぁあとオペラやバレーをよく見に行けるのは、
日本に比べるとそういう文化活動にかかるコストが安いからでもあるけど。

日本でももっと頻繁にオペラやミュージカルが見られたらなーと
それは美春が本当に羨ましいと思う一面です。はい。

♪社会福祉♪

多少想像はしていたものの、やっぱり驚いたことはいろいろな社会制度。
例えば、所得税は50%くらいとられるらしいけど、
そのかわり学校や病院はほとんどタダ。
大学までタダで行けるんだったら、そりゃ進学率も高まるだろうなぁ・・・

でも今度は逆に、すごく健康だったら損した気分にならない?
それも何か嫌だよ・・・

こういうのって、難しいところだよね。
美春は基本的に使ったものは使った人がコストを負担すべき、と思うけど、
政治家にしてみれば、国民にどこまで最低保障するか、というラインは
とっても重要な議題だよね。

もう一つドイツの社会福祉で驚かされたのは、
ロシアからの移民で、もともとドイツの血を引いている人には、
働かなくても生きていけるくらいの援助を国家としてしていること。
もちろん贅沢な暮らしはできないけど、最低限生きてはいけるらしい。

ドリスが言うには、
ドイツが世界的に社会福祉国家として頑張ってるのは、
戦争の責任を感じてるからじゃない?って。
う〜ん、そういう話になると、
じゃー日本は?って思わず考えてしまった。

何だか日本はいつも政治家の軽率な発言で
世界から非難を浴びてる一方な気がするけど、
戦争責任からくる他国支援とか移民の受け入れ、とかって
積極的な国家なんだろうか?

ま、戦争責任をどの程度国家として認めるか、って問題もあるだろうけど・・・

難しいのでこの辺にしておきます。(笑)

♪言語♪

ドイツの若い人はほとんどみーんな英語を話します。
これは相当に日本と違う点。
何でなんだろ。

前述のように教育が行き届いてることもあるだろうけど、
そんなこと言ったら、日本だってねぇ?

もちろん言語の構造的に、日本人が英語を学ぶよりは
ドイツ語から英語の方が簡単ではあるかも。

あとね、ダークが言っていたことで面白いなぁと思ったのは、
ドイツ語はどうも難しすぎるから、
他の国の人にもっと学んでもらうために、
ドイツ語を簡単にしていこう、って風潮があるらしい。

日本語は?そういう発想はないよね、あんまり。
簡素化される流れをどう留めるか、って活動は聞くけど。

こういう話をしていて一つ強く思うのは、
やっぱり日本は島国なんだよな、って。
ドイツは、陸続きでいろいろな国と行き来できる環境にあるから、
日本よりもいろいろな意味でずーっとオープンにならざるを得ないよね。
日本は、やっぱり地理的に見ても閉鎖的だし、
だから言語を始めいろいろな点で、世界から見たら閉鎖的な文化だし
閉鎖的な民族、閉鎖的な国家なんだろうなぁと思います。

♪テーマパーク♪

ドイツの特徴的な建物を見ていて、
日本とはずいぶん違うなぁと考えながら、
もし日本でこういうのを見ようと思ったら
オランダ村だの何だのとテーマパークって手があるよなぁーと気付く。

そう言えば、世界の人々は日本の文化や建造物に
かなり興味があるだろうに、
日本のテーマパークってのを諸外国で見たことがない気がする。
ディズニーワールドに行くと、日本をテーマにしたパビリオンもあるけど、
日本で言うところのテーマパークの規模で、
「日本村」がもっと世界に存在してもいい気がした。

なぜ、ない?

ドリスが言った。
だってそんなのニセモノじゃない!
オリジナルを見たいもの!

そうなんだよ。やっぱりそうなんだよ。
また同じところにたどり着く。

ドイツの人は旅が好きらしい。
ドリスとダークは先月ロンドンに行ってきた。
去年の夏はスペインとイタリアに行ってきた。

ま、近いから、って言ってしまえばそれまでだけど、
でもそうやって自分以外の国に旅することに慣れてくると、
海を越えた国にも多分行ってみたくなるだろうし、行きやすいとも思う。
だって言葉の違いに対する恐怖心も減ってくるだろうし、
未知なるものに遭遇する恐怖心も興奮に変わってくるのかもしれない。

そういう意味で、つくづく日本は不利だなーと思う。
ドイツの人がちょっと車を数時間運転して「異国」を経験するような感覚では
なかなか「海外」へ行くことができない。
だからどうしても、自分の国にこもりがちになり、
他の言語を学ぶ必要性も感じないままに、
国内に異国のテーマパークを作り、異国の食文化を輸入して満足してしまう。

まずいね、これは。
でも海を埋め立てて陸続きの「海外」を作るのも不可能だし、
これは国家をあげて相当に努力しないと克服できない問題だよ、うん。

美春がもし将来政治家になったら、
真っ先に着手したいと思っているのは日本の教育制度の改革です。
それは言語はもちろんだけど、
価値観の異なる人に出会ってもたじろがないような
強いパーソナリティーの形成でもある。
そういう人が増えないと、
日本は変わっていかないんじゃないかなぁ・・・

というわけで、
日本の未来に対する展望にたどり着いたところで
ドイツのお話はとりあえずこれくらいにしておきましょう。

最後にお願い。
美春が政治家に立候補したら、ぜひ投票してねー!(笑)
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発行者: 美春 and カルロス  miharuandcarlos@hotmail.com

ご意見ご感想ご質問等々お待ちしております。

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《編集後記》

♪先週の「グラフクイーン」の冒頭で、
「ネイティブアメリカン」という表現を使いましたが、
美春はその意味を深くは考えていませんでした。
誤解を招く表現であったこと、この場を借りてお詫びいたします。
美春が言いたかったのは単に、英語を母国語とするアメリカ人、ということです。

♪クイズミリオネアってまだ日本でやってる?
あれってベネズエラでもドイツでも放送してるんだよ。
もちろん同じコンセプトを使ってるだけで出てくるのは日本人じゃないけど。
実は昔から思ってたんだけど、
日本でやってるクイズ番組は他の国でもよく見かけるんだよね。
例えば「クイズ100人に聞きました」もアメリカでやってた。
オリジナルの発想は日本人なのかな?だとしたらすごい誇りに思うよね!
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