♪ラテンの恋とボストン留学 第45号 2003/02/26 -----------------------

今日のトピック: 愛国心と戦争

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                by 美春 and カルロス  miharuandcarlos@hotmail.com
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ボストンで暮らす美春が、唯一日本の情報に触れられるのがネットのニュース。
ほぼ毎日Yahooで日本のニュースをチェックする中、
こんな気になる記事を発見。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030221-00000017-yom-pol
15歳以上の未成年5000人に聞きました。
社会観、人生観、日常生活などについて。

中でも最も美春が気になった質問は、
「日本が外国に侵略されたらどうするか」
武器を持って抵抗する・・・13%
武器以外の方法で抵抗する・・・29%
安全な場所へ逃げる・・・44%
降参する・・・12%

これをカルロスに言わずにはいられなかったの!
そしてカルロスは期待通りの反応をしてくれた・・・
もう終わってるな、君らの国は!って。(笑)
笑い事じゃないか・・・

安全な場所へ逃げる−44%にカルロスは驚きを隠せません。
降参する人と合わせると、ゆうに半分以上の人が、
全く抵抗しないで国を明け渡す、って言ってるわけでしょ。
それって何気にすごくない?

前から思ってたんだけど、日本人って異常に愛国心が薄い気がするんだよね。
日本国内にいるとあんまりそれを実感する機会はないのかもだけど、
海の外に出て、他の国から日本を見てみると、
嫌ってほどそれを思い知らされます。

例えば今、世界のニュースの現場を支配してるのは
合衆国がイラクを攻撃するか、って話だよね。
なぜブッシュ大統領が今あえて強引に戦争しようとしてるのかを考えると、
どうやらアメリカ国内の景気回復が狙いじゃないか、って声がかなり強い。

でもさ、戦争になると景気が上向くわけ?
それもなんか不思議じゃない?

と、ネイティブで、でも海外経験の多い人に聞くと、
「アメリカは特別」って答えが返ってくる。
戦争が始まったりすると、
アメリカ人の中ではかなり興奮が高まるし、
国をサポートしようっていう意気込みも強まって、
何だか知らないけど一般の人がみーんなモノを買うようになるらしい。

単純な話、愛国心が強い人たちだから、
戦争となったらもちろん絶対負けられないし、
一丸となって応援しよう!みたいな雰囲気になるのかもね。

でもさ、今度は美春の中には
なんでそんなに愛国心が強くなったわけ?って疑問が生まれる。

きっと歴史的背景にその原因があるに違いない。
合衆国は、もともと移民の国でしょ。
別の言い方をすると、合衆国は歴史が浅い国で、
他の国から集まったいろいろな民族が短期間で作り上げてきた複合国家だよね。

そうなるとさ、
もうこのマガジンの読者の皆さんはよくご存知の通り、
文化の違う人たちと一緒にやっていくのは大変なわけじゃない。
たくさん誤解や問題があってさ、
相当にお互いに努力しないと仲良くやっていけないわけさ。

そんなときに合衆国が、人と人とを結びつける「のり」として使ってきたのが
アメリカ合衆国の星条旗。
そう言えば日本で首相が国民に向かってテレビで生演説する、なんて
今まで見たことがない気がするんだけど、
ここ合衆国では大統領はテレビスピーチが好きだよねー
とってもわかりやすい英語で、国民みんなに呼びかけます。
そこには星条旗が必需品で、そして「強気我が祖国」を強調する。

そうやって、なんとかしてバラバラな民族を一つにまとめようとしてきた。
歴史がない国を「祖国」と呼び続けて人々の愛着を強めてきた。
そうでもしなければ、異文化複合国家はこんなに結束はできなかっただろうし、
世界をリードするような強大な国にはなれなかったと思うよ。

こうして今、合衆国国民は、星条旗を愛し、国歌を誇り高く歌い、
祖国を脅かす存在には決して屈しない!という、
見事なまでに日本と正反対の愛国心を胸に抱いているように思えます。

でもこうして見てくると、
なるほど日本人がそれほど愛国心を持ってないのも
仕方ないように思えてくる。
前述の論理に従っていくと、
合衆国とは違い、日本は島国で、単一民族、単一言語で長いことやってきた。
「あ、うん」の呼吸と言われるように、
お互いがお互いを言葉なしでも分かり合えるような人間関係で生きてきた。
別に無理やり日の丸をふりかざさなくても、
日本は充分に一致団結してたよね、きっと。

おっと、でももっと重要な原因があるだろう!と言われそう。
はいはい。第二次世界大戦ね。
多分、日本が今あんまり日の丸日の丸って言わない背景には、
第二次世界大戦の苦い記憶があるのかもしれません。
若い世代は別になーんにも特別な思いはないかもしれないけど、
戦争を知っている人たちは、
「祖国のため!」「日の丸万歳!」といった愛国心が
最終的にどんな結末に日本を導いていったのか、
それを忘れることはできないのかもしれません。
だから教育の現場で国歌斉唱や日の丸掲揚を拒む先生たちの中には、
そういう愛国心の押し付けのような教育はすべきでない、と
考える人たちもいるようです。

う〜ん、今日はかーなーりー難しい話をしていますが、
まぁ戦争は今世界中で「旬」な話題だしね。
たまにはそういうことを考えてみることも大切じゃない?

別に愛国心が強いからいいとか悪いとか、そういう話をしてるわけじゃないのよ。
そりゃさ、
日本人があんまり国に愛着がないのは悲しいなーと思うこともあるけど、
自分もその中の一人であることは間違いないし、
それに今更そうなってしまったものは仕方ないしねー

その結果カルロスが言うように、
近い将来に中国に吸収されて、
日本という国が単なる中国の一地域になれ果ててしまうとしたら
それは大問題だと思うけどさっ!もちろん。(笑)

でもなーきっとその頃美春は外国で暮らしてるんだろうし、
もし両親も死んじゃった後だったりしたら、
そんなに実際の影響はないのかもしれない・・・
だいいち現時点でも、お金はできるだけドルか元で持ってた方がいい、なーんて
思っちゃってるしねー

と言うとまたカルロスに、
君の国は終わっている!と言われてしまう・・・(笑)

でもしょうがないよ。それが現実なんだもんっ。
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《編集後記》

♪今日は短かったけど重たい話をしてしまったので最後にちょっとおまけ。
バレンタインは一人でドイツに行ってしまっていた美春ですが、
海の向こうにいた美春に、カルロスがeカードを送ってくれました。
特別に読者の皆さんだけに大公開!
と言ってもそれほど劇的な内容じゃないけどさ・・・(笑)
http://mx.view.greetings.yahoo.com/greet/view?AD2SMTISCQCGC
彼が自分で書いたコメントはまぁともかく、
動画の中のコメントはなかなかステキだと思いました。
(プロが考えたんだから当然だけどね!)
スペイン語なので念のため訳をつけておきましょう。
「Encontraste la llave de mi corazon, y es tuyo para siempre.」
英語にすると
「You found the key of my heart, which is yours forever.」
日本語では
「君は僕の心の鍵を見つけた。そしてそれは永遠に君のもの。」
う〜ん、これが本当にカルロスの言葉だったらなぁ・・・
美春もう溶けてなくなっちゃう〜

♪ちなみに、このカードの中でMiharitaと美春のことを呼んでいますが、
二人の呼び方云々の話を読んでいない方はぜひバックナンバーをどうぞ。
「Oh, my sweet little baby...」http://www2.gol.com/users/misana/030115.htm

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