♪ラテンの恋とボストン留学 第49号 2003/03/04 -----------------------

今日のトピック: ホールドアップの法則

-----------------------------------------------------------------------
♪♪ぜひバックナンバーを読んでねー♪♪

 メルマガの背景を簡単にご紹介⇒ http://www2.gol.com/users/misana/
 バックナンバー(1〜20号)⇒ http://www2.gol.com/users/misana/bn.htm
 バックナンバー(21〜)⇒ http://www2.gol.com/users/misana/bnsegundo.htm
                by 美春 and カルロス  miharuandcarlos@hotmail.com
-----------------------------------------------------------------------
「美春、最大の弱点」号にはかなりの反響をいただいたんですが、
(バックナンバーは http://www2.gol.com/users/misana/n030222.htm
その中に、「美春さんはいつも自信満々に見えるのに」というコメントがあり
正直本人驚きました。
う〜ん、
そういう部分をあまり匂わせるようなことを書いたつもりはないんだけど・・・
自信満々なタイプだと思ってるのかな、みんな。

確かに、そういう部分もあるんだけど、
そうじゃない部分もある。
自信にも、いろいろタイプがあると思わない?

現在就職活動中という読者の方からのメールで、
自分の就職活動のエピソードを思い出したので、
ここでちょっとだけ紹介させてください。
「自信満々」の美春の代表例として。

美春が大学4年のときは、ちょうど就職氷河期という言葉ができた直後で、
ほんとに就職は厳しいときだったのね。特に女子学生には。

美春もけっこう心配してたんだけど、
ラッキーだったのは、3年生の3月の中旬に早くも一つ目の内定を取れたこと。
結局これはすぐに辞退することになったから、
別に「キープ」があったわけじゃないんだけど、
でもこの経験はすごく自信になったよね。
企業は、ちゃんと美春のイイ所を見てくれてる!って。

結局7月の下旬に就職活動をやめるまでの間、
面接で落ちたことはほとんどなかったと思う。

例えばある流通大手で、最終の一歩手前のグループ面接でのこと。
学生は男の子二人と美春一人。面接官は5人くらい目の前にいたかな。
ある面接官が聞きました。
「行ったことがあるうちの会社のお店と、そこでの経験から
 君なら何をするか、何がしたいかといったことを教えてください。」

美春の前に答えた二人の男子学生は、
マジで見事に答えていたよ。
「はい!ワタクシは、
 どこどこの何々店とどこどこの何々店に行ってまいりました。
 そのときに社員の方のこれこれなお仕事ぶりを拝見し、
 どうのこうのどうのこうの・・・」

はい、では美春くん。
「はい。申し訳ございませんが
 私は御社の店舗にはまだ伺ったことがございません。」

呆然と美春を見つめる横の学生二人と面接官五人。(笑)

その数日後、最終面接に呼ばれた美春が会場に行くと・・・
そこに前回の男子学生の姿はありませんでした。

あのね、そりゃ準備してなかったのは悪いけどさ。
準備すりゃーいいってもんでもないんだよね、きっと。

例えばね、就職活動始めたとき、まわりはこぞって「新聞読まなきゃ」って
今まで読んだこともないくせに社説を読み始めてたよ。
その努力は立派だと思う、確かに。
でも美春は読まなかったの。
だってそんなの付け焼刃だし、
本当に自分の身についたものじゃなかったら、
緊張する面接の現場で堂々と答えられるとは思えないもの。
突っ込まれてオロオロしちゃったらそっちの方が始末が悪い。

政治の話題を聞かれたら、
美春は「政治はわかりません」と言おうと思ってたし
それでも通ると信じてた。

実はもっとひどい話があって、
某超大手コンピューターメーカーの最終面接の前に、
人事から電話をもらって、面接会場の指定を受けたんだけど、
美春はその場所を知らなかったから教えてください、って言ったのね。
そしたら「会社案内の裏に載ってます」って。
美春思わず、「すみません、会社案内はいただいてないもので・・・」
人事の人、苦笑いしてました。

さて、この最終面接がまたすごかった。
個人面接で、面接官は男性と女性が一人ずつ。
まず部屋に入って、椅子の横に立ち、大学名と名前を言って着席。
そこですぐ、女性の面接官が口を開きました。
「他に○○と○○を受けてるのね。」
会社指定の履歴書に書かされたからね。
その直後、この女性面接官が・・・
「あなたのような人がいると他の女子学生が可哀相だわね。」
ハ?
思わず美春、ワケがわからず目がまん丸。
この面接官が続けて「どこに行っても通っちゃうでしょう、あなたは。」
と言いながら明るい笑顔。
ハハ、わかってるじゃんこの人、と思いながら美春も笑顔。(笑)

まだ名前しか言ってないのにそんなことを言われ、
確かに美春も驚いたけど、
でも、第一印象は3秒で半分、10秒で9割決まる、とも言われるよね。
それを実感したのがこの面接でした。

まぁ今思うと、あの頃の自分は若いだけで無謀だったとも思うけど、
でもあの厳しい就職戦線の中で、
結局8社から内定をもらったのは十分な実績だと思っている。

美春は、決して下手な小細工はしようとしなかったし、
いつも正直に行こうと心に決めていた。
だって、完璧な人なんていないんだし、
知らないことがあったって不思議はない。
自分は自分の持ってるもので勝負するしかない。

じゃー美春は何を持ってたかっていうと、
目的を達成しようとする意志とその実行力には誰に負けない自信があったし、
利益を追求する企業において、絶対に結果を出す自信があった。
実際そういう経験があったわけじゃないけど、
自分にはできる、って何故かいつも信じてたし、
かなり強気で、自分を採らない会社はダメ会社だ、と思ってた。

それが自信過剰だったとしても、
山のように学生をさばいていく面接の中で、
そういう美春は目立っていたと思うよ。

いつも背筋を伸ばして、笑顔で、まっすぐに前を見て。
そして目で訴える。
私を落とすの?まさかそんなバカじゃないわよねーあなた。(笑)

と、そんなことを考えていると、
「他の女子学生が可哀相ねー」と言われることになるわけです。はい。

というわけで「面接の女王」として君臨?した若かりし頃の美春でしたが、
実は2年前、大学院に留学するにあたって、
北米横断しながら受けた面接では、
ことごとく痛い目に合ってしまいました。

英語だと、本当に人が変わってしまう!
なんでだろ?
言いたいことが思ったように言えない、っていう思いが、
最初から自信を全て奪ってしまうような感覚。

あれほど弱弱しく自信を失った自分を見たのは初めてだったよ、マジで。
そういう経験から、結局入学後も「グラフクイーン」に書いたように
英語のハンデに対する懸念から
チームメートと対等に話せなくて苦労してしまったんだよね。
(バックナンバー http://www2.gol.com/users/misana/n030215.htm

1年半たって、さすがにそれはかなり改善されたと思うけど、
でもそれでもまだ、
英語では日本語の半分も思ったように話せないし、
(これは日本語で話せるレベルが高すぎるとお考えください)
自分では全く「ペラペラ」だとも思っていない。

英語で本当に「自信」を感じられるようになるのはいつのことなのか、
それとも本当にそんな時が来るのか?
こればっかりは時間をかけて経験を積んでいくしかなさそう・・・

さてではここで、やっぱり恋愛の「自信」についても触れておかないとね。

実は前回の「愛の言葉を話そう」号の後、
ある読者の方から「美春さんは今カルロスとのことで迷ってない?」
というお便りをいただきました。
な、な、なんでだ・・・
あんなラブラブのマガジンを出した後で、どうして・・・

ま、でも迷ってる部分があるのはホントだけどね。

愛する人がいるとき、そして愛してくれる人がいるとき、
自分の愛と、そして相手の愛に、
どこまで自信ってもてるもの?

前述のように、美春は意味もなく就職活動中は自信に満ちていたけど、
今までの恋愛経験の中で、
そこまで自信に満ちて男性と相対したことはないと思うんだよね。

もちろん、例えば、
恋人がしばらくできなくても、
(最初の恋人ができて以来、フリーだった最長期間は6ヶ月)
どうしよう、私ってダメなのかな・・・なーんて思うことはまずないし、
いつかは必ずステキな人が見つかる、ってそういう自信は常にあった。

でも一旦恋人ができてからは、
やっぱりごく普通に、この人はずっと私のこと好きでいてくれるのかな?って
どうしても不安になる瞬間は、ある。

過去には彼氏にはっきり言われたこともある。
就職活動中のエピソードにあるように、
一般的には誰がどう見ても「自信のかたまり」の美春なのに、
どうして恋愛となると自分に自信持てないんだよ!って。

う〜ん、そう言われても・・・

「美春、最大の弱点」号のあと、「弱点克服への道のり」号の中で
(弱点克服への道のり ⇒ http://www2.gol.com/users/misana/p030225.htm )
ある読者の方からのアドバイスを紹介しました。
「“何でか知らんけど”カルロスはずっと私に夢中であり続ける」
と自分に思い込ませること。

美春は根拠のないことを信じることが得意だったから
子供の頃お勉強が得意だったのに、
(詰め込み式の記憶法)
どうも大人になってからは疑うことを覚えてしまったみたい・・・
困ったもんね。

じゃー最後に、ちょっとビジネスの理論を応用して
美春の就職面接での自信と恋愛での自信を比較分析してみましょう。
何が違うのか?

ビジネスの世界で Bargaining Power という言葉があります。
交渉力、ってところかな。
例えばJRと、JRのために電車の車体を造っている会社があるとして、
その二社が値段の交渉をするとき、どっちが有利か?ってな話。

この車体製造会社がまだ何も造り始めてない状態で交渉してる場合。
JRもこの会社もお互いそれほど有利不利はないかもしれない。
この車体製造会社は、JRがあんまり安く言ってくるようだったら
小田急とか京王と交渉すればいいや、と思ってるかも。

でももし、一旦JR用の車体を作り始めてしまったら、どう?
車体はJR用にペイントしてしまったし、JRって文字も入れてしまった。
そこでJRと値段の交渉になったら・・・
もしその車体をペイントし直して小田急や京王にまわせるんならいいけど、
会社ごとに特定の車式があって、他社には使いまわせないとしたら・・・
多少は安くなってもJRに売るしかないよねぇ??

この二つの例が、簡単に言って美春の就職面接と恋愛の事例に
当てはめることができると思います。
もちろん、前者が就職。後者が恋愛。

一般に、「すでに投資してしまった資源」の大きさが
その後の交渉力、すなわち今日のトピックで言えば「自信」に影響する。
就職面接の場合、まだそれほど自分の資源は投資してないし、
自分の中にあって出してない資源は、いくらでも他に使いまわしできるよね。
でも恋愛の場合、たくさんの時間とか自分の感情(愛情)とか、
その特定の人につぎこんでしまって、だから思い入れも強いし、
その後で突然ダメだったから他に、って言っても
そうは簡単に引き下がれないじゃない。
多少は我慢しても、今まで投資した分を活かそうとしてしまうのが
人間の自然な感情。

う〜ん、何となく言いたいことは伝わってる?

じゃー最初から何も投資しないでおけばいい?
そういうわけにもいかないよねー

だから何が必要かというと、
双方が同等に投資することだと言われている。
つまりJRの例では、JRがすでにその車体会社に1千万円払っていたとしよう。
いくら値下げ交渉したいとは思っても、
万が一車体会社を怒らせて、「小田急に売るからいいですよ!」と言われたら
1千万円をパーにしてしまうかもしれない。それはマズイ!
だからJRも車体会社にあんまり強くは出れないかもしれない。

というわけで恋愛でも、二人がお互いに同等の「投資」をしていると、
相手もそう簡単には離れられないよな、という「自信」を
自分の中に持つことができる。
自分が一方的に投資していると、バランスが悪くて交渉力を失い、
どうしても立場が弱くなってしまう。

美春の場合も、どうもカルロスにしてあげてばっかりで
(ソフトクリーム含み・・・笑)
(「ソフトクリーム」http://www2.gol.com/users/misana/n030212.htm
カルロスは美春ほどはこの関係に投資してないような・・・
って言うとカルロスは怒るけどね。
莫大な時間を美春のために割いてる、って。

難しいよね。
相手のためにもっとしてあげたい!と思っても、
一方的にすればするほど自信がなくなって不安になっていく、
というのがこのビジネススクールで必修の「Hold-upの法則」の論理。
バランスの良い関係を持続するためには、
関係者双方がバランス良く投資した状態を築く必要があります。

というわけで当然カルロスもこの法則は知っていて、
だから美春はお願いしている。
美春がバランスをとるために「投資」を減らしていくと、
それは二人の関係にとって「悪循環」になるよね。
だから「好循環」にするためには、
一方が相手よりももっと投資しようとし、
それを見た相手もさらに負けずに投資しようとする。
そうやってお互いが常に相手を上回る投資をしようとするのが、
恋愛だからこそ可能なことであり、理想状態だと思われます。

今日はちょっと複雑な話になってしまったかもしれませんが、
ようするに「失いたくない」と思うと辛いよね、という話。
相手にも「失いたくない」と思ってもらってるとわかれば、
かなり精神的に余裕が出るでしょ。

それが美春の就職面接と恋愛での自信の最大の差だよね。

皆さんは、バランス良く投資してますか?
-----------------------------------------------------------------------
【アンケートのお願い】

3秒で済む投票形式のアンケートです。
今後のメルマガの内容やイベントを考えるための参考にしたいと思います。
あなたの一票をお待ちしています!

 投票はこちらから ⇒ http://www.pubzine.com/detail.asp?id=21299

-----------------------------------------------------------------------
ランキングサイトに美春とカルロスのサイトをアップしました。
ぜひ清き一票をお願いします!! クリックしてね↓↓↓↓↓
           http://www.hpranking.com/in.cgi?dir=deai&id=miharu
-----------------------------------------------------------------------
発行者: 美春 and カルロス  miharuandcarlos@hotmail.com

ご意見ご感想ご質問等々お待ちしております。

ホームページ: http://www2.gol.com/users/misana/
バックナンバー(1〜20号): http://www2.gol.com/users/misana/bn.htm
バックナンバー(21号〜): http://www2.gol.com/users/misana/bnsegundo.htm

配信解除は上記ホームページからお願いします。
ただし
pubzine利用の方は 
 ⇒ http://www.pubzine.com/detail.asp?id=21299 
mucky利用の方は 
 ⇒ http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=miharuandcarlos 
-----------------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------------
"女性の発想が未来を創る"マーケティングウェブサイト美・構図(Because)
□■―――――――――――――――――――――――――――――――■□
会員の皆さんと共に商品開発を目指す美・構図(Because)。あなたの意見が
明日の商品になるかも!?楽しくアンケートに答えるだけでどんどんポイント
が貯まります。入会すると500ポイントGET! 
   http://ad.trafficgate.net/e/m.pl?h=39476&g=9&m=80&t=mail
-----------------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------------
《編集後記》

♪3月は卒業やお引越しのシーズンと言われますが、
きっと読者の方の中にもそういう方がたくさんいらっしゃるのかも・・・
無事に新しい生活へのバトンタッチができ、
ステキな新生活がスタートできることを心からお祈りします。

♪ボストンはまだまだ寒いですが、
(ちなみに今日はマイナス19度・・・・・)
もうすぐ春の気配も感じられるようになるのでは、と思います。
あぁうららかな春の日差しが待ち遠しい・・・

♪そうそう、あと数日でカルロスと美春は春休みでヨーロッパに旅立ちます!
きゃー!!!
でもマガジンの発行は旅行中もなんとか続けるべく、
今モーレツに執筆活動を継続中!
でももし何日かお休みすることになっても、どうか見捨てないでねー
皆さんもぜひこのマガジンに投資して!!!そうだよ!
どうするかって?
美春とカルロスにぜひメールを書いてくださーい!
それも投資の一形態だよ。うん。
楽しみに待ってますっ!
-----------------------------------------------------------------------