♪ラテンの恋とボストン留学 第50号 2003/03/05 -----------------------
今日のトピック: 最強のライバル
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by 美春 and カルロス miharuandcarlos@hotmail.com
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皆さんは、離れて暮らす家族にどれくらい頻繁に連絡する?
美春は、用事があるとき以外、ほとんど電話することはありません。
美春がボストンで一人暮らしを始めて約1年半。
両親は二人で東京に住んでいます。
去年の暮れ、久しぶりに電話をしたときのこと。
(年末に帰国する予定を知らせるため)
久しぶりだったから母親といろいろ話したんだけど、
最後に電話を切ろうかというときになって、母が、
「あ、そう言えば、パパが入院したって言ってなかったわよねぇ」
さすがにこのときは、自分の家族について
「何か間違っている」と思わずにはいられなかった・・・(笑)
もちろん、数年前から父はいろいろ問題を抱えていて、
何度か入院することがあったのは知っていたから、
健康な人がある日突然入院しました、というのとは話が違う。
でもそれにしても、いくら7000マイル離れて暮らしてるとは言え、
実の父が入院したことを1ヶ月以上知らされない娘って・・・
さらにひどかったのは、
この話を数日後にカルロスにしたとき、
カルロスがすぐに、And,
how is your father now?と聞いてくれたんだけど、
美春は・・・I don't
know... だってその後電話してないもの・・・
カルロス、お決まりの一言:
「Poor your
father...」かわいそうなお父さん・・・
続けてカルロスが思わず尋ねる。
「Don't you love your
parents?」ご両親を愛してないの?
もちろん愛してるけど・・・
美:Because, you know, I love you
much more,
so...
カ:WHAT?????
カルロスがあまりにも驚くから逆に美春が驚いてしまった。
何よ、何よ、いつもそう言ってるじゃないの!
でもカルロスにとっては、自分の親よりも他人のカルロスを愛する、
なんてどうやっても信じられない感覚らしい・・・
というわけで、前置きが長くなりましたが、
カルロスと美春の、数ある文化的背景からくる「違い」の中でも、
非常に顕著な一つが「家族愛」。
これは、多分日本人と外国人の付き合いの中では
比較的どこでも見られることではないかと思われます。
例えば、カルロスは親に最低でも週に1回は電話している。
美春は・・・用事がなければ3ヶ月でも電話なしで過ごす。
ベネズエラ人の親友カタリナは、お母さんとは電話で日に3回は話してるし、
お父さんともほぼ毎日電話で話している。
妹とも、週に何度かは電話している。
ネイティブの友達でも、お母さんと毎日電話で話す、という人はけっこういる。
美春には、ちょっと信じられない世界・・・
カルロスに、どうして週に1回電話するのか、と聞いたことがある。
したいのか?それともしなきゃいけないのか?
カルロスがしばらく考えたあとに答えた。
しないと母親に怒られるから・・・50%
両親の様子を知りたいから・・・・50%
う〜ん、もし自分が母親で、30にもなる息子がいて、
親の様子が知りたいからって週に1度電話くれるとしたら・・・
そりゃ嬉しいよな、きっと。
純粋に、この親子関係は美しいと思ったね。
でも実は、それだけじゃ済まないんだな、これが。
カルロスの親のことはまぁ良しとしても、
美春にとって最大の懸念はカルロスとカルロスの弟の関係。
ま、例をあげた方が手っ取り早いと思うんだけど、
カルロスはボストンで弟と二人で暮らしていて、
週に1度、週末に美春の部屋に泊まりに来ていました。
ある日、土曜の夜11時くらいに弟から美春の部屋に電話がかかってきて、
カルロスと何やら話し始めた。
しばらく話した後で、カルロスが美春に聞きます。
カ:弟がこれから来てもいい?
美:は?ここに?何で?
カ:何でって・・・僕に会いにだよ。
美:何するの?
カ:何って・・・しゃべったり、ゲームしてもいいし・・・
美春、あまりのショックに声も出なかった。
なぜ、なぜ、なぜ、週に6日は一緒に過ごしてる弟が、
週に1日しか一緒に過ごせない恋人の中に割って入らないといけないの!?
もちろんそのときは断ってもらうように頼んだけど、
そのせいで、カルロスの弟は美春に嫌われてると思ったらしいし、
カルロスも、美春が優しくないと思ったようだった。
それって・・・ひどくない?ひどくない?
そういう問題じゃないでしょ!
どうして二人っきりで一緒にいたい気持ちをわかってくれないわけ??
付き合い始めた最初の頃は、そういう弟関連のささいな出来事が
たくさんたくさんありました。
カルロスは頻繁に弟を二人の関係に混ぜてこようとする。
美春は、必死に二人の時間を守ろうとする。
もちろん、美春はかなりカルロスに説明しようとしてきたのね。
日本の常識から言うと、
恋人同士のデートに兄弟が顔を出すなんて
どう考えてもおかしい!って。
しかもさ、美春とカルロスが一緒に暮らしてて、
たまに「一人で淋しい」カルロスの兄弟が、
一緒にゴハン食べようぜ、って言うならまだ話はわかるじゃん?
でもねぇー今の状況ではねー
そういう経緯を経て、美春がある日
「美春のライバルはあなたの弟だわ」と言うと
カルロスが「You
are
crazy!!」と叫んだけど、
でも、そう言いたくなる美春の気持ちもわかってよぉ〜
もちろん、ライバルが女の子じゃないことを喜ぶべきなのかもしれないけど、
でも逆に言うと、カルロスと血のつながりのある弟である以上、
美春には永遠に乗り越えられないハンデがそこにある気もするわけで・・・
ちょっと複雑。
だってほら、どうやってライバルを蹴落とすか!って
そういう楽しいプランを考えるわけにもいかないじゃないの!(笑)
でも美春は、やっぱりいつもちょっと淋しいの。
カルロスが、弟と過ごす時間の方がはるかに長く、
美春と会ってるときにまで、弟と電話してる姿を見るのは・・・
というわけで冒頭の話に戻ると、
カルロスには、実の家族よりも、カルロスを愛してる、と
言えてしまう美春のことは全く理解できないし、
頭がおかしい、とまで思えてしまうんだよね。
そう言えば、よく美春はカルロスへのカードの中で、
You
are second to none for me in this
world.
(あなたは私にとって世界で一番)というような表現をしてきたけど、
カルロスはそういう表現を見るたびに、
「家族を除いて」と自然に考えていたみたいね。
でも美春は何も除外してないよ!
カルロスは、今の美春にとっては間違いなく世界で一番大切な人。
カルロスにとって、美春がそういう存在にはなれないのかも、
と思うと確かに悲しいけど、
でもそれも、文化的背景があるから仕方ないかな、とは思う。
自分の家族を、恋人と比べることはできない比較なのかもしれないから。
でもね、美春はカルロスに言ったの。
ちょっと悪い言い方かもしれないけど、
これから先の人生を考えたら、
今まで育ててくれた親に感謝はしつつも、
費やす時間や労力や精神的比重が、
これから一緒に人生を築くかもしれないパートナーに傾いていくのは
当然の流れだと思わない?って。
もちろんカルロスもそれには納得なんだけど、
でも今の段階を見ると、カルロスと美春はまだ付き合って1年。
たったそれだけの期間で、親を見捨てて?カルロスの方が大切なんて・・・
とカルロスが嘆くものだから、
美春はもう一つ説明してあげました。
別に親に対してそういう気持ちになったのは、今に始まったことじゃない、と。
多分、大学に入った頃から、
親との関係はかなり冷めたものになってきたと思うし、
(決して険悪な仲だったわけではないけれど)
初めての彼氏ができて以来、
やっぱり恋人との時間は、はるかに親との時間よりも大切だったと思う。
だから、カルロスのせいで親をないがしろにしてるわけじゃなく、
I
left them a long time
ago...(笑)
親とはもう、ずっと昔からそういう関係なんだよねー
カルロスが言った。
I'll never have my
family in
Japan...
(僕は絶対、日本で家族は持たないよ・・・)
あ〜ん、そんなこと言わないでよぉ〜
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♪先週の金銭問題のマガジンにはたくさんのご意見メールをいただきました。
何人かの方が、昨日の投資の話題にからめて、
「投資のしすぎを別れた後に後悔しないか」とおっしゃいました。
結論から言うと、美春はそれを後悔したことはありません。
だって、そこに見返りがないのは最初から覚悟の上だし、
相手に頼まれてしたわけでもなく、自分がしたかったからしたことだもの。
早い話、それって「自己投資」みたいなものよね。
もし今までにそういう投資のしすぎで後悔したことがある人は、
今後はやめた方がいいかもしれません。自分が苦しむことになるから。
美春は、いつも自分に言い聞かせてる。特にお金の面では、
自分がしたいからしてることで、この点で絶対に相手に見返りを求めたり、
別れた後で後悔したりはしない、って。
「男女関係と金銭問題」http://www2.gol.com/users/misana/q030301.htm
「ホールドアップの法則」http://www2.gol.com/users/misana/q030304.htm
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