[ Last Updated : 8/1/96 ]
その他、幻覚とはちょっと違うかもしれないけれども、BAD TRIPをしまくった時に自殺未遂をしそうになった時もあるけど、その話はまた今度。
ACIDってヤル時のコンディションによって本当にいい飛びと悪い飛びの差が大っきい。いい時は一晩中笑いが止らないくらい楽しくてしょうがないけど、悪い時は幻覚は見るわ、落ち込むわ、恐いわで最低。
ランス(女・28歳)
幻覚についての話をしよう。
例えば、こういう日があった。
いつものとおりにクラブに行って、QUARTERとって、しばらくしてまたQUARTERとって(こういう風に少しづつとった方が失敗がない)、ダンスフロアでギャーギャー盛り上がっていた時に、ふと上を見上げてみたら、天井がなかった。そこに天井があるのは分かっているし、自分でもそんなにボケていないと思うんだけど、やっぱりそこに見えない。上を見上げると真黒い闇がドーっと続いていて「ヤバイっ」って思った。
また別の時の話だけど、この日私はクラブの奥の方のテーブル席に腰掛けて、すでにボケた状態で友達とおしゃべりしていた。
その友達、いきなり「あーん」と言いながら私の口に何か入れた(私はこういう時は絶対にNOとは言わなかったものだ)。
それからちょっとして、私達が寄り掛かっていた壁が全く見えないことに気がついた。口の中に入れられたのは紙みたいだったから、ACIDだったんだと思う。
幻覚って本当に色々あって、友達の中には、のっぺらぼうを見た!とか、ダンスフロアで巨大なエビが踊ってた!とか、フロアで踊っている全部の人々の頭に、例のインディアンの酋長がかぶっているようなハネのかぶりものがのっかってた!とか、非常口のことを4次元に続く扉だと思っていて怖くて近付けなかった人などなど・・。
特に私はボケてる時でも自分がコントロールできなくなるとバッドにはまるから、それほど深くハマることなく、適当にやって、ACIDは卒業した。
大体、他の人と話していても、特にLSD系に凝っている人以外は、「ACIDはヘビーだから、たまならね...」って言う。
前にも言った通り、ACIDは安い。5〜6ミリ四方の紙で、値段は5ポンド(約800円)。
だからお金は無いけど、とにかくトビたいっていう人や、クスリを試してみたいと言う人にはお手頃だと思う。当時の私には、そういう意味で、ACIDはうってつけだった。でもしばらくすると、ACIDがどういうものかも分かってきて、好きだなって思ったので、今度はちょっと値段が高いけどEを試すことに決めた。ここまで来るまでに半年くらいかな。
日系貿易業ロンドン支社勤務