【編集後記】
[ Last Updated : 11/6/97 ]
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- Thorn path of my hand 2
「あのさ、大酒を飲んだ次の日ってさ、何か感覚違わない?」
「それって単に二日酔いで気持ちわりいってこと?」
「もちろんそういうこともあるだろうけどさ、もっとこう世界が違って見えるみたいな」
「なんだそれ?」
「いや、例えばさ、街歩いてても人の顔が妙にナマっぽく見えるとかさ」
「はあ ・ ・ ・ 」
「女の子とかさ、普段見掛けないタイプの子が向こうからやってくるんだよ」
「 ・ ・ ・ 」
「あとさ、油断してると突発的な事件に巻き込まれそうな気配つーの?」
「単に酒が抜けてないだけなんじゃないの」
「そう、確かに酒は抜けてないわけだ。で、血液中に多量に摂取したアルコールのせいで、自分を守ってるはずの防御シールドが希薄になってるって感じかな。だから変なヤツが近づいて来たり、おかしな事に巻き込まれたりとかさ、何かありそうなんだよね」
「 ・ ・ ・ 」
「で、極論するとさ、自分を取り巻いてる磁場自体がおかしくなっちゃってるんだよ。だから、普段見ないタイプの人たちとの接点が生まれたりするんじゃないの?」
「お前さ、もしかして昨日大酒飲んだ?」
「 ・ ・ ・ うん。でもさ、とにかく、この不可思議な感覚は絶対にありなんだよ。世界がすげーリアルでナマっぽくてさ、思わず行きずりに女の子と恋に落ちそうな。具合悪いんだけどちょっと幸せみたいな」
「お前、絶対酔ってるよ。何だよさっきからスープばっか飲んで、全然麺食ってねーじゃん!」
「オエッ」
Tom
平成自爆装置
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