Amiga International, Inc.
1997年5月16日ロンドンにおけるプレスカンファレンス
Petro Tyschtschenko:
「紳士、淑女の皆さん、そして、著名なゲストの方々。
今、こうして会場を見回してみると、私が存じ上げる大勢の方々が見えます。
みなさんは、長い間私たちのAMIGAと付き合い、サポートして下さっている方々
です。みなさんのような有能な方々のコミュニティによって、AMIGAが世に送り出されているのを目にするのは、結構なことです。このコミュニティの強さは、我々Amiga International社が成功を納めるために、非常に重要な要素となるでしょう。この件に関しましては、後程ご説明したいと思います。
まずは、みなさんにこうしてお会いできることを喜ばしく思います。このプレスカンファレンスにようこそいらっしゃいました。心から歓迎申し上げます。AMIGA International社の未来は輝かしいものに違いありません。
さて、最初に大事なことをいくつか説明させて下さい。Commodore社のころから、AMIGAに何が起きていたのかを理解していただきたいのです。
EscomAG社は1995年4月にAMIGAを獲得いたしました。この時期、彼らはAMIGA市場の活性化に努力しましたが、財政的困難に遭い、1996年7月15日に破産の申請を行う結果となりました。この間も開発の努力は行われましたが、やはり親会社であるEscom社の財政的困難により、ここ2年の間、新型AMIGAを開発することはできませんでした。
Escomが破産の申請をしたので、破産管財人の手によって在庫販売が続けられ、我々はAMIGA市場の存命を図りました。しかし、Amigaを本当の意味で支えてくださっていたのは、より新しい技術を使って製品を開発したり、ソフトウェア開発を続けてきてくださった、AMIGAコミュニティのみなさんなのです。
今、Amigaは、Gateway2000社という成功に満ちあふれた企業がオーナーとなりました。私たちには輝かしい未来があります。
- Gateway2000社は、コンピュータ業界において、堅実で地位のある会社である
- Gateway2000社は、首尾一貫して、その完成度の高い品質とサービスで評価されている
- Gateway2000社は、Amigaに新しい生命とエネルギーを与えられる正しいパートナーである。
AMIGA International社は、AMIGA Technologies GmbH社の資産を獲得するために、1997年3月にアメリカに基盤とした会社として設立されました。 今後AMIGA International社は、Gateway2000社の完全な子会社という形で事業を行ないます。
ここひと月以上、我々は権利の獲得を完了させたり、期日の迫った手続きを行ったり、ドイツで事業を行えるように調整したり、コミュニティとの意見交換を行なったりといった具合に、実に忙しい毎日を送りました。今ではフランクフルト空港近くのLangenというところに、新しいオフィスを構えています。こうして我々が再び業務を再開できる状況に戻ったことをみなさんに報告することは、とても喜ばしいことです。
Langenのオフィスでは、販売、マーケティング、そして一般的な事務を3名のスタッフで行う予定です。6月の始めごろには業務に入れるでしょう。
さて、4月初旬から、我々はBraunschweigで働く従業員を4名採用しています。彼らには、業務戦略(ロジスティクス)の処理をはじめ、倉庫管理、オーダ処理、顧客サポート、テクニカルサービス、そしてインターネットサポートにもあたってもらっています。今は、最後に新製品の開発や技術開発を管理するための人材を選考している最中です。
さて、我々は何に取り組もうとしているのでしょうか?我々は次のような戦略で進みたいと考えています。
1.現在存在するAMIGAコミュニティのサポート
2.既存のAMIGAテクノロジーを広くライセンス供与する。
3.ホームコンピュータとビデオ/グラフィック市場で、標準規格に基づいて、
各社が新製品を開発することを支援する
では、AMIGAを見捨てずサポートしてくれた、コミュニティのみなさんを、どうやって支援しようというのでしょうか。
それは、インターネット上での会議や記者会見、ミーティング、そしてAmigaのコミュニティからくるすばらしい提案の数々などに基づいて行う予定です。すでにわたしはスウェーデンとドイツでの会議に出席しており、どんな提案でも歓迎するつもりです。
それから、AMIGAをサポートしてくれたディストリビュータ・ネットワークに対し、AMIGAを販売し続けて行きます。
また、Amigaコミュニティで著名なひとたちのサポートによって組織されている、オープン・アミガ・イニシアティブ(Open Amiga Initiative)のような考え方を通して、デベロッパーと共に活動していきます。
このプロジェクトの成功のカギは、パートナーたちとともに活動することと、開発のための共通の規格を設定することです。Amigaのマーケットはもう分割することは許されません。我々は一丸となって進まなくてはならない状況にきているのです。
マーケットを存続させるためには、ライセンスを広く供与して、多くの会社が製品を開発できるよう配慮することが重要です。我々のライセンスの考え方は、オープンにして広く供与すること。大切なのはライセンスの供与と標準OS、チップセット、そして商標です。また、メディカルソリューションやシミュレーション機器、フィットネス装置、街頭の端末機器というような、様々な分野の組み込みシステムにAmigaを採用することも容認する予定です。
もちろん、我々は新しいパートナーも求めています。
こうしたライセンス化とAI社による技術開発の管理を通して、Amiga用の新製品が開発される市場を支援します。現在は、OSのアップグレードや(PCなどの)新しいプラットフォームといったものを含め、提案されている様々な可能性ある新製品について検討を重ねているところです。これらの手続きは、可能な限り単純にしておきたいところです。(そのためには、)Amiga関連の技術会社の方々と話をして、お互いのノウハウを交換する必要があります。
また、安く生産でき、短期間で開発を行なえ、そしてアップグレードを容易にするために、標準規格のコンポーネントを使ったOpen Amiga"プラットフォームの検討も重要です。この作業は急ぐ必要がありますが、しっかりと細部を詰めていかなくてはいけません。
このような戦略のもと、AmigaコミュニティとGateway2000社の支持を得て、AMIGAにはすばらしい未来があると確信しております。
それではみなさん、我々の今日の発表はこれで終えたいと思います。
あとの時間はジム・テイラー(Jim Taylor)氏と私への質問の時間とします。
WORLD OF AMIGAカンファレンスの我々のブースで、またお会いしましょう。
ご静聴、ありがとうございました。」
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