EDITINGの機能 Notesの置き換え Replace NotesウィンドウはTransposeウィンドウのChange Notes機能を拡張したもの で、Editメニューにあります。(Swap機能はなくなって、Changeのみになりました)。 そこでノートやそのインスト番号、プレイヤーコマンドを置き換えることができます。 “transparency”のような、プログラム可能なキー(Programmable key)もサポート されています。 まずOctaMEDに、“source”(変更前)ノートと“destination”(変更後)ノートを 与えます。すると曲中の指定された範囲内にあるすべてのsourceノートをdestinatio nノートに置き換えます。例えば、選択中のトラックにあるすべての‘C-2 10C32’を ‘C-2 10C48’に置き換える、というように。 source/destinationのノートの指定 source/destinationのノートを、Source入力欄とDest入力欄のそれぞれに指定します。 最初はどちらも‘xxxxxxxx’になっています。これは、そのノートのすべてのパート (インスト番号やプレイヤーコマンド)が“透明になっている(transparent:後述) ”という意味です。ノート名やオクターブ番号と同様、ノートのインスト番号とプレ イヤーコマンドも設定できます。(ヘルプガイドでは、5つのディジットがすべて埋っ たノートは“full note”と呼ばれています。) Programmable Keysウィンドウで行うのとまったく同じように、Source入力欄、Dest 入力欄を設定します。ノートを設定するには、入力欄のノートの上(最初の3つは‘x ’になっています)でマウスの左ボタンを押しながら、キーボードでノートのキーを 押し、マウスボタンを離します。 例えば、SourceのノートをG-2に設定しましょう。マウスポインタをSource入力欄へ 持っていきます。マウスの左ボタンを押しながら、キーボードのTキーを押します。 メインコントロールウィウンドウのOctが12だとすれば、ノートはG-2になります。ノー トを‘---’にするには、Delキーを押します。 インストのディジットやプレイヤーコマンドのディジットを設定するには、ディジッ トの上でマウスの左ボタンを押しながらキーをタイプして、マウスボタンを離します。 SourceまたはDestを‘xxxxxxxx’にリセットするときは、Resボタンを使います。Swa pボタンはSourceとDestノートを入れ替えます。これは“undo”(やりなおし)の機 能として使えます。例えばBlockボタンをクリックした結果起こることを逆転させる のには、Swapボタンをクリックしてからもう一度Blockボタンをクリックします。 透明な(Transparent)ノート/ディジット ノートまたはディジットを指定するとき、ノートのキーまたはディジットを打ち込む かわりにリターンキーを押してみてください。ノートあるいはディジットが“透明な ”状態になり、‘x’で表示されています。 透明なノートまたはディジットは無視されます。よってソース欄が‘xxx x0C32’で あれば、ノートやインスト番号にかかわらずすべての‘0C32’プレイヤーコマンドが 置き換えられます。同じように、ソース欄が‘G-3 4xxxx’であったら、プレイヤー コマンドの如何にかかわらずすべてのG-3の音を04のインストで鳴らします。 “透明”の意味は、Dest欄では少し違っています。Dest欄が‘xxx x0C32’であった ら、すべてのSource欄のプレイヤーコマンドは‘0C32’になります:noteとインスト 番号は変更されずそのままです。同じようにDest欄が‘G-3 4xxxx’だったら、すべ てのSourceノートはG-3になり、インスト04で弾かれます。それぞれのコマンドのディ ジットは影響されません。 ノートとディジットの設定は、両方ともデフォルト設定で透明になっています。最も 使い勝手が良い設定とのことで。 ノートの置き換え ウィンドウの下半分では、六つのボタンが、六つの異なるエリアにおいて与えられた ノートを置き換えます。これらのエリアは、NoteがTracker editorのcurrent noteに 置き換えられている以外は、Transposeウィンドウと同じです。 例えば、Blockをクリックすれば、現在のブロックすべてのSourceノートを、Destノー トで置き換えます。Sel.Tracksは“セレクトされた”トラックを通して置き換えます (トラックは、TrackエディタのてっぺんにあるSボタンをクリックしてセレクトしま す)。 例 このウィンドウでは、ノートやディジットの透明性と、六つのエリアの選び方で強力 な機能を発揮します。使いこなすための例をいくつか示します。 1) 1曲全体を通して、すべてのG-2をC-3に変えます。  Source欄に「G-2 xxxxx」と入力  Dest欄に「C-3 xxxxx」と入力  Songボタンをクリック (TransposeウィンドウのChange Notes機能もこれを行います。 SourceとDestの数字が‘00000’になっていたら、インストもプレイヤーコマンドも 指定されていない状態の(ありえませんが)G-2のノートだけが影響されるというこ とに注意。‘xxxxx’はOctaMEDに数字を無視させます。) 2) Trackerエディタで、現在カーソルがあるトラックを通しで、すべてのインスト02 を06に変えます。(現在のトラック上で、02で弾かれているノートはすべて、06に置 き換えられます。)  Source欄に「xxx 2xxxx」と入力  Dest欄に「xxx 6xxxx」と入力  Trackボタンをクリック (TransposeウィンドウのChange Instrument機能も同じことができます) 3) 現在のブロックを通して、すべての04のプレイヤーコマンドを14に(ノーマルビ ブラートから、プロトラッカーコンパチブルのビブラートへ)置き換えます。  Source欄に「xxx x04xx」と入力  Dest欄に「xxx x14xx」と入力  Blockボタンをクリック (Sourceノートの2番目のコマンドタイプ数字が‘4’だから、Destは‘xxx x1xxx’ でもよい。) 4) Trackerエディタの選択されたレンジ内を通しで、すべてのコマンド数字をクリア します。  Source欄に「xxx xxxxx」と入力(“ノートまたはディジット何でも可”の意)  Dest欄に「xxx x0000」と入力  Rangeボタンをクリック (レンジ内のすべてのnoteのコマンドのディジットを0000に設定します。ノートとイ ンスト番号はそのまま) Generic Slideの変更 プレイヤーコマンドは、そのコマンドタイプによって、コマンドレベルの意味の取り 方が3つあります。0C(ボリューム設定)のように2つのディジットをひとつの絶対値 として使うコマンド。04(ビブラート)のように2つのディジットをそれぞれ別々な 値を持たせるコマンド。ビブラートでは、1つめのコマンドレベルのディジットはビ ブラートのスピードを、2つめは深さを設定します。 そしてもうひとつは、MIDIコマンド03のように、“サインされた”値として双方の数 字を要するコマンドです。コマンド03のコマンドレベルは、ふつうの0から255ではな く、-128から127(十進法)の間になります。 以前、Generic Slideはいつでも、コマンドレベルはひとつの絶対値であるとされて いました。それが今は、少し利口になっています。 1)サイン番号を必要とするコマンドタイプは、サインされた方向へスライドします。 例:(MIDIモード)    最初の値   旧バージョン  新しいバージョン --- 003FD --- 003FD --- 003FD --- 00000 --- 003AA --- 003FF --- 00000 --- 00356 --- 00301 --- 00303 --- 00303 --- 00303 2) 2つのディジットがそれぞれ別に意味をもつタイプのコマンドでは、ディジットは それぞれ別々にスライドします。例えば:     初期値     旧バージョン  新バージョン --- 00457 --- 00457 --- 00457 --- 00000 --- 00444 --- 0044A --- 00000 --- 00432 --- 0042C --- 0041F --- 0041F --- 0041F この例では、レベルの1番目のディジット(スピード)が5から1へ小さくなりつつス ライドし、2番目のディジット(深さ)が7からFへ上向きにスライドします。以前こ れはできませんでした。 Mixモードのコマンド20(相対的サンプルオフセット)でスライドを行うと、コマン ド2000が加えられないようになります。なぜなら、これはサンプルを逆再生するから です。また、ステレオ分離スライド(コマンド2FDx)も、正確にできます。 その他の新機能 Transposeウィンドウに、サイクルボタンOut-of-range Notesが新しく加わっていま す。これは、ノートのピッチを変えるとき、その指定がOctaMEDのレンジ幅を越えて いた場合にどうするかを決定します: つまりC-1より低く、またはF#Bより高く移調 されるときなどです。Change Octaveではノートの名前を変えますが、オクターブ番 号を変えることはできません。Leave Intactは、すべてのノートを変更されないよう にします。Deletedはすべてのノートを消します。 また、TransposeウィンドウではInstruments Slotsが有効なときに、Change Instrum entsのセクションでChangeボタンが使えます。sourceのインストをdestinationのイ ンストスロットへ移します。 Block・TrackおよびEditメニューのAll Cmd Pagesは、カットとコピーに関わる新し い機能です。onにしてあると(デフォルト)、CutとCopyはすべてのコマンドページ に影響します。offのときは現在選択中のコマンドページのみがカット/コピーされます。 コマンドページのペーストのされ方も変わりました。コピーバッファに1ページ分し かないとき、現在のページのみにペーストされます。バッファにあるのが複数ページ のときは、1ページから順番にそれぞれペーストされます。BlockメニューのSelecing Pasteは、ペースト先であるブロックのページ数がバッファのページ数より少ないと きに、ページ数を調整して増やします。 Editメニュー内の"Re-mark Range"は、Track editorで一番最後に選択していたレン ジへカーソルを戻します。 --- Yousuke Sugawara E-Mail: synchro@tky2.3web.ne.jp