@node "other" トラック・パンニング (Track Panning) トラックの"パンニング(Panning)"とはノ−トのステレオ上の位置のことです。ノ−ト は、右側のスピ−カのみあるいは左側のみ、そして両方のスピ−カで再生することが できます。これは同じ音量(monoで)や各スピ−カでの音量を調整することで行います。 各トラックのパンニングはMix-Track Panningウィンドウを用いて調整します。Mixing Settingウィンドウの下部にあるPanningのボタンをクリックすることでこのウィンド ウが開きます。 基本的な使い方 トラック番号は各スライダ−の左に表示されています。トラックのステレオ位置は 右側に表示されています。最初は全てのトラックは中央(値としては0)にあります。 これは通常ノ−トは両方のスピ−カで同じ音量で再生されることを意味します。言 い換えれば、これらはモノラル音で再生されることを意味します。 トラックのノ−トを左のスピ−カのみで完全に鳴らすためには、トラックスライダ− を左にドラッグして下さい(値は-16)。同様に右側で鳴らすためにはスライダ−を 右にドラッグします(値は16)。この-16〜16の間でステレオ位置を調整します。 8トラック以上のある曲の場合は、UpとDownボタンを使って表示するトラックを 調整します。 フリ−パンニング(Free Panning)とバランスの合計(Sum Of Balances) トラック・パンニングは各トラックのそれぞれのスピ−カの音量を調整するもの です。ですから最終的な全トラックの合計の音量が高くならないように注意する 必要があります。あまり高いとディスト−ション(音の歪曲)が起きてしまいます。 例えば、全てのトラックを左のスピ−カのみで鳴らすように設定すると(-16)、 音が歪曲するようになるでしょう。 ディスト−ション(歪曲)を防ぐためにバランスの合計(Sum of Balance)を表示さ せます。これは全トラックのステレオ位置の合計を示しており、両スピ−カで完 全にバランスを保っていればバランスの合計は0となります。ですから、この値 が0になるようにスライダ−を調整していきます。 "フリ−・パンニング(Free Panning)"がオンのときは、スライダ−の値がいくつ になってもディスト−ションやバランスの合計がおかしくても警告しなくなりま す。通常はこれがオンになっています。ただしこれの欠点は全体の音量が半分に なってしまうことです。 特記事項 1) プロセッサの負荷はステレオ位置に依存して変化します。-16もしくは16(つま り一方のスピ−カで再生する)場合が一番負荷が少ないです。センタ−(値は0) のときはほんの少し負荷が高くなります。それ以外の位置だとさらに高い負荷 が必要になります。 2) ステレオのサンプル音はトラック・パンニングによって処理されます。例えば、 センタ−で再生されるサンプル音はそれぞれのサイドのスピ−カで適切に再生 されます。 ステレオ音の再生にはモノラルのサンプル音よりも処理に負荷がかかります。 3) 全てのパンニングレベルが曲とともにセ−ブされるわけではなく、曲に必要な もののみがセ−ブされます。言い換えれば、曲で全く使用されていないパンニ ングはセ−ブされません。 パンニングを行うプレイヤ−コマンド "2E"プレイヤ−コマンドが、再生中にトラックパンニングを変更するために新しく 用意されました。このプレイヤーコマンドのあるトラックは影響を受けます。 コマンドレベルは符号付き16進数を用います($F0〜$10 = -16〜16)。符号付き16進 数は@{"Appendix F " link "AppF" 0}を参考にして下さい。 エフェクト(Special effects) エフェクト(Special effects)をMix-Effectsウィンドウを用いて、あなたの音楽に 加えることができます(EchoとStereo Separation)。これはMixing settingsウィン ドウの下部にあるEffectsボタンをクリックして行ないます。 エフェクトの種類 あなたが最も使いたいと思うのは、エコ−でしょう!エコ−エフェクトはEchoサイ クルガジェットをEchoかCross Echoに設定して下さい。この2つのモ−ドの違いは Cross Echoではスピ−カ間でエコ−を交互に行う点です。この場合、ステレオモ− ドにしておく必要があります。 Echo Rateは各エコ−間の距離(単位はミリ秒)を指定します。1〜32767までの値を とることができます。 Echo Depthはエコ−の深さを指定します。値が大きいほどエコ−が深くかかります。 技術的には連続したエコ−の相対的な振幅を示しています。例えば、25%でEcho Depthを指定した場合は最初のエコ−はオリジナル音の25%の振幅で生成されます。 次のエコ−はさらにその25%、つまり25% x 25% = 6.25 %となります。 Stereo separationも面白いエフェクトです。このスライダ−を右にドラッグすると、 各スピ−カでの音が「分れて」きます。逆に左にドラッグすると両スピ−カの音は 近付いてきます。この機能は何度か試してみて把握するのが一番でしょう。 (技術的には、ステレオイメ−ジは、右チャンネルの値と左チャンネルの位相が反転 した値とを加えたものと、その逆のものとに分れています。その合成の比率を変化 させるのです) エフェクトに関するプレイヤ−コマンド プレイヤ−コマンド"2F"は曲の再生中にエコ−の深さ(Echo Depth)やStereo Sepa- rationを変更します。 E1〜E6までのコマンドレベルがエコ−の深さを設定するものです。E1が50.0%、 E2が25.9%、そしてE6が1.44%です。 DC〜D4までがStereo Separationの設定に当てられます。次の表がその対応表です。 Command level | DC | DD | DE | DF | D0 | D1 | D2 | D3 | D4 -------------------+----+----+----+----+----+----+----+----+---- Stereo separation | -4 | -3 | -2 | -1 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 "21","22"のプレイヤ−コマンドはノ−トのピッチを上げたり下げたりします。これ はほぼ"01","02"のプレイヤ−コマンドと同じ機能ですが、このピッチ変更はピッチ の値に依存せず同じ速さで行われます。例えば、コマンドレベルが06の場合、適用 対象となっているノ−トがC-2でもF-5あるいはそれ以外であっても同じスピ−ドで ピッチを変化させます。コマンド"01","02"では同じコマンドレベルであっても低い ピッチのものはその変化スピ−ドは遅くなっています。 "20"のプレイヤ−コマンドでレベルを00にして使用した場合はそのサンプル音を反転 します。他のレベルの場合はサンプル音のオフセットを変更します。これはコマンド "19"とよく似ていますが、現在のサンプル音の再生位置からの相対指定となっていま す。ですからこのコマンドはノ−トのあとで使われます。 例えば、あるサンプル音が行005から始まっているとします。そして行008に達したと きにそのサンプル音は 10000バイト目まで再生しているとします。ここに"2001"コマ ンドがあったとすると再生位置が10256に変更されます。かわりに"1901"コマンドが あったとすると再生位置は256に変更されます。つまりコマンド"19"は絶対位置での オフセット変更なのです。 "20"コマンドのコマンドレベルは符号付き16進数で、その最大値は$7F(=127)で最小 値が$80(=-128)となっています。負の値は再生位置を逆方向に変更します。 Generic Slideを用いることにより、いかなる新しいミックスモ−ドのプレイヤ−コ マンドをスライダに与えることができます。この場合、符号付き16進数が考慮されま す。 @{"Notation Editor " link "Notat" 0} @{"Instrument Editor" link "Newins" 0} @{"Contents " link "Main" 0} @endnode --