春の特集 「桜」





1 桜の出てくる本

2 桜のあるWWW





「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」 (梶井基次郎)


「桜の文学史」、小川和佑、朝日文庫                    
 古来から私たち日本人の心をとらえてはなさなかった桜の花。当然、多くの
文学作品の中にも桜が取り上げられています。この本では古くは「日本書紀」
から最近の作品まで桜に関連した多くの書物や和歌などが紹介されています。
 この本を足がかりにいろいろな本を読んでみるのも良いと思いますので是非
一度手にとって、読み易そうな所から読んでみて下さい。         

  「恋紅」、皆川博子、新潮文庫                       
 多くの皆さんが「桜」といわれて思い浮かべるのは、染井吉野という種類の
桜だと思います。それ以前は桜というと今でいう山桜(花と葉が同時に出る)
であったようです。この本ではこの染井吉野のエピソードを織り込みながら、
遊女屋の一人娘ゆうの無名の旅役者への恋心を描き出してます。江戸物の大好
きな私としてはいろいろな意味で楽しんで読めた一冊でした。 直木賞受賞作

「スキップ」、北村薫、新潮社                       
 17歳の女子高生が、ある日突然25年の歳月を飛び越えて42歳になって
しまう。見るもの聞くものすべて目新しくて、しかも自分と同じ年齢の娘まで
いるとしたらあなたはどうしますか? 25年後の「私」は高校で国語の先生
をしているのですが、ホームルーム日誌の中でクラスの生徒たちと桜について
のやりとりが出てきます。職業柄、結構すてきな担任所見が印象的でしたので
紹介してみました。                          

「西行花伝」、辻邦生、新潮社                       
 冒頭に紹介した西行の和歌はあまりにも有名ですが、その西行の生涯を弟子
である藤原秋実が回想するという形で描かれています。実はまだ読みかけです
ので紹介だけですが、辻邦生の作品にルネッサンス期の画家ボッティチェリに
について書かれた「春の戴冠」があります。この本も大好きなのですがその話
はまたいつか・・                           

「さくら道」、中村儀朋 編著、風媒社                   
 いまは亡き、国鉄バス名金線の車掌・佐藤良二さんが太平洋と日本海を桜の
花で結ぼうと二千本余りの桜の木を植えていったお話です。昨日NHK−BS
で篠田三郎主演の映画「さくら」を放送していましたので、見られた方も多い
のではないでしょうか。(家族にとっては困ったお父さんだったようですね)
 佐藤さんの植えられた桜の木は現在でも私たちの目を楽しませてくれます。
あなたの町にも佐藤さんの桜の木がありませんか?            

「旅」4月号 〜特集 花を訪ねて小旅行〜 、JTB            
 この季節になると多くの雑誌で「春の花」の特集が組まれます。この「旅」
という雑誌も桜など春の花々についての情報がたくさん紹介されています。 
 全国桜100選の中にあなたの近くの桜の名所があるでしょうか?    



桜について詳しく知るにはこちら

’96 お花見情報
日本各地の桜の名所

桜にちなんだ和菓子

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