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意外と知らないイラストレータのトンボの罠
1996.9.8 Reported by Hiroyuki Usami

イラストレータでフィルタメニューの[作成]→[トリムマーク]フィルタを使用してトンボを作成する場合は、トンボの位置が微妙に狂っていることがあるので注意が必要です。 ほとんどの方がトンボ作成する場合に、まず四角形を描き、それに対してトリムマークフィルタを適用するという使用方法だと思いますが、この時選択されている四角形のペイント設定に線の設定が適用されている(つまり何かの色が入り、線幅に0ポイント以外の数値が入っている)場合、その線幅分オフセットされた位置に作られてしまいます。 具体的に説明しますと(図参照)、プレゼンテーションのため、用紙サイズの大きさの四角形(A)を描き1ポイントの線(B)を設定していたとします。無事にプレゼンテーションが通り、出力用のデータの作成にかかるときにこの1ポイントの四角形(B)を選択してトリムマークフィルタでトンボを描くと、実際のトンボの位置(C)よりも上下左右に0.35mmづつ(1ポイントは約0.35mm)外側の位置(D)に出来てしまいます。結果的に用紙は縦方向・横方向とも0.7mmも狂うことになるのです。 このように、線の設定が適用されているアートワークに対してトリムマークフィルタを使う場合は注意が必要です。必ずペイント設定のなにもない四角形に対して適用するようにしましょう。