QuarkXpress3.3J(以下QX3.3J)で作成されたデータを出力すると「文字が太る」ということがあります。これはQX3.3Jからの機能「トラップ」が原因です。 ・文字にカラーが指定してある ・文字の下に写真やイラストがある(つまり画像ボックス) という2つの条件下においてトラップ機能が働き「文字が太る」という現象が起きます。これは、トラップ機能の「不特定カラー」に対してのトラップが自動で働いて、初期値のトラップ値が文字に対してかかるからです。 この問題を事前に回避するには、QX3.3Jの[編集]メニュー→[環境設定]→[トラップ]の設定で「不特定カラー」(下図参照)を「0」に設定してください。 この設定は、今現在作業している書類についてのみ有効で、ソフトウエアレベルでの設定ではないので、新しい書類を開いた場合は再度設定が必要です。 普段イラストレータばかり使用していて、滅多にQX3.3Jを使用しない方(私がそうです)など、割とデフォルトの設定で使用する方は注意する必要があるでしょう。サービスビューロー任せでなく、書類の制作者がきちんと設定しておくことが最終出力時のトラブルの回避につながります。 |
上のハイライト部分「不特定カラー」を「0」にする。