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イラストレータのグラデーションについて
1997.5.27 Reported by Qouzi Nishio

ポストスクリプトにおいて、グラデーションはかなりの演算を要します。そのため、グラデーションが原因でプリントされないことや、プリントされても異常なプリントになってしまうことがあります。グラデーションを作るとき、適用させるときの注意点です。(過去にこれらが原因と思われるエラーが起きました。)

@のようにグラデーションパレットのバー部分の設定で、左端(0%)と右端(100%)に▲が入っていないグラデーションはトラブルの元になりやすいのでAのように必ず端に▲を入れるようにしましょう。▲を[コマンド]+[オプション]を押しながら移動すると同じ色の▲ができます。ちなみに▲を下に移動すると消すことができます。

オブジェクトにグラデーションを塗る場合はBのような中途半端な適用のではなくCのようにオブジェクト全体がグラデーションの中に収まるようにしたほうが確実です。


Dのハイライト部分の角度が中途半端な角度が原因で出力されないこともあります。

どれも、確実にエラーが起こるというわけではありませんが、作成時にできるだけエラーになりそうな要因を排除することがトラブル回避の秘訣ではないでしょうか。300dpiや600dpiのレーザープリンタでは、解像度が低いので演算が少なくプリント出来てしまい、高解像度のイメージセッタなどは3000dpiや4000dpiで出力するので演算が膨大となり、出力出来ないというトラブルになりがちです。最終出力を見越した確実なデータ作りが必要です。