1999年2月

メリーに首ったけ2/3日比谷映画監督/脚本/
なんとまあ楽しくラブリーな映画。キャメロン・ディアスが可愛いねえ。Hな話も気にならない。あんなもんだぜ、野郎の青春は。もてない男には、元気が出る映画。ああ、こんな妖精みたいな女の子がいたらなあ、と。面白いのは、狂言回しとして歌で話の展開を解説する流しの2人連れ。これが実にいいタイミングで、おかしな場所に現れる。とてもおかしい。でもラストでピストルで撃たれてしまうのは、なんか解せないけどね。
ユー・ガット・メール2/12上野東急監督/ノーラ・エフロン脚本/ノーラ・エフロン、デリア・エフロン
E-mailのラブコメディ。まったくつまらない。先が読めるからわくわくしない。大書店に飲み込まれる個性的な書店、という現実的でシビアな問題も未解決。おいおい、男と一緒になれるなら、そいつが自分の店をつぶすようなやつでもいいのかよ。ここは本来なら、店の両立とかなんとか配慮してもいいんじゃないのかい? それに、なんでメグ・ライアンはトム・クルーズに恋してしまうんだ? 対立していたのが恋に落ちる理由もはっきりしないぞ。やんなっちゃうな。ひどい映画だ。昔の映画のリメークだというけれど、救いがないねえ、これは。
ボクらはいつも恋してる2/18シネマミラノ監督/ピーター・チャン脚本/ジェームズ・ユェン
「金枝玉葉2」が原題。前作を見ていないので分からないところがあった。男装の俳優が、彼氏である監督と話がもつれるような話。アニタ・ユンがかわいい。
レ・ミゼラブル2/26渋谷東急3監督/ビレ・アウグスト脚本/
原作を読んでいない。ふーん、こういう話なのかい、と勉強になりました。しかし、しつこい警官だねえ。いじめもいいところであるよ。そうまでして追いかけて得る手柄というのはどこにあるのかな? と、現代的解釈で追求してしまいたくなった。その警官が、最後に入水自殺してしまうのは意味が分からない。なんで? それはさておき、アジェのパリのちょっと前の時代の、パリの様子がいいなあ。ボロ服の市民たちとか、ほんとうにアジェの写真そのままみたいで、いい。

 
 

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