御徒町の、超穴場!



◆三色そばなんぞで、心も溶けてしまう

もっとも多く行っている蕎麦屋かも知れない。何といっても、ロケーションでしょう。北千住から遊びに行く都会って、上野→秋葉原→銀座ってことになるので、ここで昼を食べて秋葉原までぶらぶら歩きをするのですね。で、スタートラインに丁度いい。定番は、三色そば。変わりそば(冬は柚子、春に桜が瞬間的に出たり、以後は紫蘇になったり、いろいろです)と、せいろ蕎麦(ま、ごく普通の蕎麦)、田舎そば(引きぐるみの、太くて色も黒い)の三種類のそばが、小さなせいろに乗って登場する。



1998年の感想

正直言って、最近(1998)の本陣房系統は、×です。新橋には本店本陣房の他に3店舗。とくに、3店舗が路地に固まっている姿は、異様です。さらに、御徒町に吉仙。計5店舗だと思いますが、細かなところへの神経が行き届いていません。おろしそばや、ぶっかけの、しらすが塩辛すぎてとても食べられたものではないのにまだ気がついていない、というのも困ったものです。また、吉仙では升酒が濁っていたりしたこともありました。こうしたことがあると、不信感がつのります。蕎麦も、活きのいい時代は彼方に去ったといってよいでしょう。凛としたもりそばの上品さは、もうありません。まあ、ふつーの蕎麦屋よりちょっとましなものを出すかな、ってな感じです。期待感が薄れると、足も遠のいてしまいますね。(1998.11.01)






|ホームページへ戻る|