最近、重い反則に関してはアナウンスしてくれるようになった。オフサイドとか、ノットリリース・ザ・ボールとかね。でも、ノット・ロール・アウェイとか、ライイング・オン・ザ・ボールとかって、この2年ぐらいに初めて聞く反則だ。初めて聞いたときは「なにこれ?」でしたけど。で、そういう反則の90%以上が、私には見えない。分からない。それは、視野に入らないところでの反則だから、というだけじゃないんだな。見えているはずなんだろうけれど私には見えない、のだ。どこの誰かがどーしてか反則になっちゃったりしているんだな、これが。オフサイドって、分かりやすいようだけれど、分からない。露骨なね、相手陣内にいる選手が逆方向に走ってボールに手を伸ばしたり、っていうのは、見える。でも、「自分はオフサイドだからオンサイドに戻らなあかん」っていうわけで戻ろうとしている選手と、オフサイド地点からプレイをしてしまった選手を見分けるのって、難しいことが多い。
ラック、モールでのオフサイドはさることながら、ラインのオフサイドって、分からない。なんでなの? おせーて! といいたい。とくに、相手ゴールライン間近で攻撃中に、相手がオフサイドを犯して・・・っていうシーンがよくあるですが、あのオフサイドの山も、よく分からない。だれが、どういうオフサイドをしたんだ!
10mサークルオフサイドっていうのもあるですね。あれも、よく分からんです。レフェリーはちゃんととっているんだろうか?
オブストラクション。これもよーわからん。ビデオ撮ってるときは2〜3度繰り返して見たりするんですが、何回か見てやっと「あー、これが、この選手がボールをもっていない相手選手の進路を妨害しているっていうことか。ふーん」なんてね、やっと分かったりする。あーゆーのが、レフェリーの人はよく見えるもんだ、と感心する。いや、ラグビーやってる人、よく見に来ている人は、見えてるのね? と、感心するような、疑ってしまうような、そんな気分です。
オーバー・ザ・トップ、っていうのもありますね。昔は、ラック状態に3人目が倒れ込んだらオーバー・ザ・トップ、なんていってましたが、最近では1人でもオーバー・ザ・トップはオーバー・ザ・トップみたい。うーん。なんなんだ?
ノットリリース・ザ・ボールは何秒間持ち続けたら反則なんだろう?
あー、わからんです。
でね。
もっと分からないのが、反則じゃない行為。例えば、クラッシュしてラックになる。ダウンボールして、見方にボールを供給する。そのとき、後方からの選手はボールに向かって来るんじゃないの? っていうのが私の判断なんだけれど、この数年はボールにじゃなくて、ボールに向かってくる相手選手に向かっていく。まるでアメフト状態。こういうのをスウィーパーとかいうらしい。ゴミ掃除人。相手選手を蹴散らすんだとか。でね、あたしゃこーゆーのは、反則だとばっかり思っていたんだけれど、いつの間にか当然のように行われるようになっちまっている。ええっ? そういうの、いいの? でも、レフェリーは反則の笛吹かないしね。