トヨタ自動車 vs 九州電力
ヤマハ発動機 vs 関東学院大学
2007年2月11日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

トヨタ自動車
64
54

0
14
九州電力
10

14

■試合
後半を見た。スコアボードは54-0。うわ、と思った。こんなに差があるのか? ありすぎだろう。曲がりなりにも来期のトップリーグに加入するチームだぜ。それがこのザマか…。これでは、早稲田は九電に勝たなくてはならなかったし、勝てたはず。勝てないのはおかしいだろ、という気分になった。
で、後半だけれど、とてもつまらなかった。両チームともキレがなく、トヨタも点差が離れすぎてやる気がなさそう。たまに攻め込んでもエラーばかりしている。九電が攻め込むシーンも少なくなくて、九電の応援団を歓ばせていた。でも、ミスの連続だったけど。それにしても、後半のトヨタはダレ過ぎだと思う。

■結果

ヤマハ発動機
53
12

14
14
関東学院大学
41

0

■試合
ノックオンのように見えたボールを拾い上げて関東がトライ。何度もスクリーンで見せていたから、ノックオンではないのだろう。さらに、外への展開から中への鋭い切れ込みが功を奏した展開で、またしても関東がトライ。何と社会人相手に14-0とリードした。関東はダブルスコアで負けるだろうと思っていたので、この時点では最終的に21-42ぐらいの点差になるかな、と思った。
関東はよくタックルしていた。かなりしつこいディフェンスで、しっかり止めている。たまにヤマハボールになっても、都合よくノックオンしてくれたり、タッチを割ってくれたりして、関東のピンチは回避されていた。でも、それも前半の半ば過ぎまでのこと。ヤマハはじわじわと反撃してきた。といっても、関東のデフェンスを振り切るほどではなく、やっとのころさのラックでトライを2つもぎ取った。ラックではどーしても力が足りなくなるんだろうな、関東は。選手がラックに巻き込まれて、ラインに3人ぐらいしか並んでない、ってこともよくあった関東だった。やっぱり力では劣るんだろうなあ。
後半にはいると、もう関東はヤマハの動きについて行けなくなった。攻撃する意識はあるし、実際、ボールを持てば攻撃しかけてきた。でも、接点で力負けしてターンオーバされると、もうディフェンスが追いつけない。攻撃も防御も、となるととても追いつけない。次々と“走って”トライされ、呆気なくトライされ、点差は開いていった。後半20分過ぎると、もう関東のディフェンスはザル。それでも攻撃する意欲に溢れていて、キレていないのは素晴らしかった。
前半だけ見れば100点。ヤマハから外国人選手を差し引いたら、五分五分に近い戦いができるんじゃないのかな、と思わせる活躍だった。もっとも、予想より点差が開いてしまった。これて、コンバージョンが決まっていればあと8点ぐらい加算される計算だ。うわわわわ。
関東には、後半に1トライ返して欲しかったなあ。

■出来事
バックスタンド北側には九州電力の応援団がたくさんいた。それぞれエンジ色の応援カードもって、リーダーに合わせて声援を送っていた。まったくの劣勢でも意気消沈することなく応援をつづけるのは立派だと思った。
第2試合になると九電の人たちはいなくなり、席がゆったりとしてきた。バックスタンド南側にヤマハの応援旗(水色)がにょきにょきと立つ。小旗ではなく、B倍ぐらいある旗だから迫力があった。九電もヤマハも、地元から駆けつけたのかなあ。凄いなあ。
メンバー表を見て、少し思った。九電は法政3人、早稲田3人、明治3人、関東2人、同志社2人、日大・帝京1人ずつ。でも出身高校はほとんど九州で、地元に根づいているのだなあ。一方のトヨタは関西の高校も大学も関西が多い。ヤマハは九州と関西の高校・大学はくまなくばらばらだ。で、関東なんだけど、ぱっと見て特定の高校出身者が目立っている。佐賀工4人、伏見工3人、大工大3人。その他の学校も花園常連校ばかり。関東の大学といいながら、九州・関西連合だ。大学選手権で関東の大学が強いといっても、素材はみんな九州・関西なのだよなあ、と。

■客の入り
第1試合が1万人ぐらいで、第2試合は7000人ぐらいかな?
発表では第1試合が7542人で、第2試合は9461人だった。
するってーと、実際の第2試合は5000人ぐらいだったのか…

■天気
快晴。北風が強かった。

[2007.02.12]

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