楽しいお祭り!

JAPAN SEVENS 1999

決勝トーナメント

1999年4月11日(日)

秩父宮ラグビー場


大会2日目。天気予報は終日雨。うぐぐ。一瞬「昨日見たからいいかあ」という悪魔のささやきが起こる。でもなあ、予選と決勝じゃあ違うしなあ。「よーし。午後から行こう」と決めたのでありました。午前中は国内チームのトーナメント1回戦。そこはつきあわなくても、いいかあ、てなところです。
到着したのは午後1時。それでも、昨日並みに入っています。みんな、好きだなあ・・・と。これで晴なら人も入って、ビールも売れて、去年みたいに観客のお姉ちゃんのオッパイ丸出しも・・・なんて。それでも、外人客はたくさんきていました。

■試合結果
見た試合にだけスコアを記入しています。

国際トーナメント ボウルの部 準決勝
13:00
世界選抜
19-12
アメリカ合衆国
13:18
韓  国
26-19
日  本
国際トーナメント プレートの部 準決勝
13:36
香  港
5-12
アルゼンチン
13:54
カナダ
26-0
南アフリカ
国際トーナメント カップの部 準決勝
14:12
ニュージーランド
17-7
オーストラリア
14:30
サモア
0-14
フィジー
国内トーナメント ボウルの部 決勝
14:48
明治大学
21-19
サントリー
国内トーナメント プレートの部 決勝
15:06
東芝府中
12-19
早稲田大学
国内トーナメント カップの部 決勝
15:24
三洋電機
0-47
神戸製綱
国際トーナメント カップの部 3位決定戦
15:42
オーストラリア
0-19
サモア
国際トーナメント ボウルの部 決勝
16:00
世界選抜
31-10
韓国
国際トーナメント プレートの部 決勝
16:20
アルゼンチン
0-24
カナダ
国際トーナメント カップの部 決勝
16:40
ニュージーランド
12-7フィジー

■試合
▲日本は、韓国にあっさり負けてしまった。一生懸命やってるのかもしれないけど、そういう気迫がつたわってこない。なんか、いまひとつ感情移入できないなあ。後半は外国人を2人入れたりして。こんなことでは、また、韓国に「日本人だけでは勝てないのだろう」なんていわれるんじゃないの。加勢を頼んでも勝てなかったけどさ。
▲アメリカは、目立たなかったなあ。
▲世界選抜・・・って、凄いチームみたいだけど、日本で働く外国人選手の寄せ集め。ばらばら。吉田義人も参加。しかし、いいところがない。昨日よりも積極的にラックに入ったりコンタクトしていたけど、接触を嫌う姿勢がはっきり分かる。それに、吉田の動きはセブンズ向きではないと思う。だって、抜けないんだもん。
▲韓国は、がちがちの15人制ラグビースタイル。けど、それに勝てない日本は、ダメだってことかな。韓国は、走れるチームではない。今日も後半は派手にバテていた。だから、走れるだけ走ってバテさせて、後半勝負にすればよかったのになあ、と思った。
●香港は、いいチームだと思う。アルゼンチンとの試合でもDFがよかった。日本がやっても、かなわないんじゃないかな。
●南アフリカは、名前に恐れをなすほどではない。下位のチームには強いけど、上位のチームにはさっぱりだったもんなあ。セブンズのラグビーじゃないし。こういう大男相手に日本が勝てなかったのは、とても残念。
●アルゼンチンは、見ていて楽しいチーム。身体が柔軟で、パスもよくつなぐ。タックルされても倒れながら後ろの選手に手渡したり、思いがけないパスをしたり、すごくいい。準決勝でカナダに負けたのが信じられない。
●カナダがプレートの部で優勝するとは思わなかった。アルゼンチンが有利だと思っていた。だって、カナダはセブンズのラグビースタイルじゃなくて、がちがちの15人制風ラグビーだったから。力づくなんだ。ところが、決勝のアルゼンチン戦ではいままで見られなかった(私が見落としていた)小技が切れまくっていた。細かなパスのつなぎや、連続攻撃、間合いを計っての突破だの、いいところが見えた。うーむ。力づくでも強くて、柔軟となると、こりゃ将来が・・・。
◆オーストラリアとニュージーランドの試合は、白熱した。意地のぶつかりあいみたい。同じようなスタイルだったけれど、NZに軍配が上がった、ということかな。
◆サモアは、フィジーほどぐにゃぐにゃ(しなやかさをこう表現しているのだよ)ではないが、十分にしなやかで多彩にラグビーを見せてくれた。
◆フィジーは、手足の長さが違うんだよなあ。このしなやかさは、ゴム人間のようで、凄いなあ。でも、ニュージーランド相手にはかっかとなってしまう。(殴ったりね)遺恨の試合という感じで、かりかり光線がびしばし飛んでいる。タックルなんか、ボールを殺すというより、相手選手にまともにバチッとぶつかっていく。すげー。マジだよ、こいつら。近くにいるボールボーイの小学生なんか、巻き込まれたら死んじゃうよ、と心配したくらいいだ。NZ相手に、うまく試合が運ばないことにいらいらしていたみたい。すぐ、ボールを蹴るし。Pではタッチにけり出すとか。なんか、それまでの柔軟さが消えていた。
◆ニュージーランドは、筋肉チーム。フィジーにも負けない俊敏さが、凄い。みんな、身体はそんなにでかくないんだけど、勘の鋭さは動物並み。フィジーが怒って切れまくりだったので、自滅してくれたところもあった。

■出来事
・カナダチームは研究熱心。決勝のFiji-NZの試合をグランドに残って真剣に観戦していた。
・フィジーvsサモアの試合で、フィジーなかなか現れず。サモアはずっとウォームアップしていたのに、グラウンドに姿も見せず、どうした? 数分遅れで、メインスタンドの下からぞろぞろ現れた。それでも、サモアに勝ってしまう。うーむ。
・フィジーの応援団は、今年も元気。雨なのにメインスタンド最前列で「ふぃーじふぃーじ」と叫んでおった。(昨日は上段の雨に濡れない場所だったけど)
・協会のアナウンスはどうにかならんかね。ぶちぶちキレル。それも、選手名とか、大切なところで聞こえない。困ったものだ。
・フィジーvsニュージーランドの試合後、表彰前にニュージーランドがウォークライをした。ちょうどフィジーチームがバックスタンドで拍手で迎えられている途中だったので、目立たなくて残念。
・ニュージーランドの表彰が終わり、記念写真を撮った後ぐらいに、バックスタンドの南側から3、4人の男がグランドに乱入。一直線にニュージーランダーに向かう。警備のお兄ちゃんたち、役立たず。少なくとも1人は選手に抱きついていたぞ。
・神戸製綱が国内トーナメントで優勝したけれど。なんかな。それまでJAPANチームだった大畑と岩淵が出てきて、いいようにやったというか。気持ちとすれば、ずるいじゃん、です。
・その神戸に決勝で負けた三洋電機ですが。シナリ・ラトゥが元気で、うれしい。

■客の入り
昨日と大して変わらず。4,000人程度かな。寂しい。それでも、熱心な客はなかなか減らない。拍手や歓声で、ちゃんと盛り上げていたし。

■天気
雨だよ。午前中は降ってなかったみたいだったけど、私が到着した13時から降り始めて、しだいに強くなっていった。といっても、豪雨じゃないけどね。4時頃はふったりやんだり、風が吹いたり。熱帯の国からきたフィジーやサモアの選手は、大変だったでしょう。
白人種の観客は、雨でも少しぐらいなら傘をささないんだねえ。



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