住宅地の中の別天地



◆鴨くんせい/鴨焼き/三色蕎麦

練馬に住んでいるときに月に1回ぐらい行っていた、優雅なお店です。石神井川ぞいに散歩がてら出かけるんですが、20分を超える徒歩でも、十分に価値ある店です。といっても、一般的には西武池袋線の桜台から15分。地下鉄有楽町線の氷川台から10分というところ。ランドマークとしては高稲荷公園のすぐそばです。しかし、もなにも、近くに商店街なんかない。住宅と畑です。大丈夫、駐車場があります。店は、全席座敷。だから、一人でぶらりっていうのは、ちょっとはばかられます。えー、私はいつもまずお酒2合に、肴にはからすみ(安いから)を頼んでいました。それと、鴨のくんせいの盛り合わせ、または、鴨焼き。そーか、鴨というのは、こんなに美味しいのか、と開眼した場所であります。で、お蕎麦はいつも、三色せいろ。田舎と、せいろと、変わりそば。この変わりそばは、ゆず、けし、しそ、茶なんかは定番ですが、菊やキュウリとなると、え? ですよね。奥さんが「うちの人はなんでも試しだって切り込んでしまうんです」といってました。菊切りを「美味しかどうかっていわれたら、困るんですけど・・・」と、いってもってきてくれたり。いや、懐かしい。もう4年ぐらいいっていない。足立区から練馬区は、遠い。


[1996.00.00]


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