昭和30年代が残る、柳原の街




これが、堀切駅からもっとも近い繁華街、柳原商店街です。どうです、この寂れよう。っていっても、1997年の1月15日の午前11時ぐらいだから、まあ、しょうがないですが。
柳原という街は、堀切駅から北へ少し歩いたところにあります。ちょうど、北千住と堀切の中間くらいの場所です。まあ、仮に「東京物語」の一家が毎日の買い物をしていたとしても不思議はない商店街です。
僕の知っている柳原商店街はしけた商店街ですが、ある視点から見ると、ここってちょっと有名な商店街なんです。1996年には少なくとも2度、テレビで紹介されています。ひとつは、NTVで。「DAISUKI」という、ほら、飯島直子、松本明子、中山秀征(漢字うろ覚え)が出てきてパチンコしたり宝くじの番号読み上げたり、商店街ぶらぶらしたりする。あれ。あの商店街編で登場しました。で、人がなんとうじゃうじゃいたかっていうと、いないの。まったくいない。うら寂れているの。お茶と植木を扱う店の店主なんて「ちかごろ、みなシャッター閉めちゃう。商売やめちゃってね。淋しいばっかり」なんていってました。それと、テレビ東京で、三波豊和くんが下町レポートってのやってましたね。
しかし、それだけじゃない。柳原商店街は。

●「3年B組金八先生」では武田鉄矢が精肉の「上岡商店」で肉を買い、青果の「丸田屋」で野菜を買う。
●「嫁の出る番」(TV朝日)では、新聞配達の母親が「とうふの猿島屋」に新聞を入れるところからスタート。
[以上「公社あだち」1994年8月20日号から]
なんていう商店街だったりします。(「上岡商店」では、僕も娘を保育園に迎えに行ったあとに寄ったりする) 他にも「未来の想い出」(森田芳光)でも、クレジットに名前が出ていたり、いろいろとテレビや映画に出演が多い。ちゃんと調べたわけではないので、怪しいところもありますが、少なくとも以上はホントですからね。
というわけで、寂れたとはいえ、柳原。現在では商店街で音楽会を開催したり、タイムカプセル(?)を企画したりと、活性化を図ってますけれど。まあ、いまのままがあたしゃ、いいなあ。




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