一茶庵系の仲良し会?禅味会



東京を中心に関東に広がる店々

禅味会とのつきあいは、っていったって、相手は知らないことだ。こっちが禅味会に入っているお蕎麦やさんに食べに行っているだけの話。で、しきり直し。・・・つきあいは、板橋の山撰という店に行ったことからはじまる。この店は山本益博センセーの書物に出ていたのでした。で、味は忘れた。そういうのはどうでもいい。ここの品書きの後ろの方に禅味会という文字が印刷されていて、会員の店が羅列されていたのだ。とみると、すでに行ったことのある“経堂”や“海老名”なんていう名前とともに、その当時住んでいた練馬の近く、桜台の地名があった。おやおや。わざわざ板橋まで来なくても同じような蕎麦が食べられるのか。で、その桜台山禅に数年食べに行ってました。
「名店案内 そば店100」柴田書店によると、山寺芳男氏が足利の「一茶庵本店」の片倉康雄氏に師事して、昭和31年に「市川一茶庵」を開業。「市川一茶庵」で修業して、全国各地で手打ちそば店を開業する卒業生と「禅味会」を主催し・・・会で一丸となって手打ちそばの神髄を研究しつづけている。現在は、2代目の常三氏が引き継ぐ。となっています。ふーん。禅味会の特色である変わり蕎麦は、一茶庵直伝だったのね。
でもって、“道光庵”でもらった案内からの引用をば ------------------------------------------------------------------- 心の味わい 毎度お引立て項き誠に有難うございます。禅味会も三十五店舗を数え各地で御愛顧頂 いておりますが、これも偏に皆々様のお陰によるものと心から感謝申し上げます。そ ばは、もっとも日本的な食べ物の代表ともいえます。それだけに本物のそば打ちはむ ずかしく、年数もかかるものなのです。『こね五年 包丁二年 のし三年 味つけ五 年 みなで十五』等とことわざにもいわれております。私連は本物のそばを追求して 、そば打ちに始まりそば打ちに終ることを人生の楽しみにしているものばかりです。 どんなに豊かな時代であっても心で打ち心で味わうそばでありたいと願って「禅味会 」を大切にしています。心をつくし、感謝の心をこめて少しでも皆さまによろこんで 項けますよう創意工夫をこらし日々努力してまいりました。お陰様でお客様から「手 打そば」ならこの店でといわれるようになりました感激でいっばいです。今後ともよ ろしくお引立ての程お願い申し上げます。 禅味会 ------------------------------------------------------------------- 山禅で7年ほど前にもらった案内に、 道光庵でもらった最新のデータを付加したもの。 *行ったことがある店
山撰と経堂が消えている理由は、分からない。でも、下世話な意味で知りたいと思うのですが・・・。経堂は、まだ経営しています。もっとも“蕎麦よりもうどんの店”なんていう風に雑誌には紹介されてしまっているけれど。そういうのって、リストから外れた理由になるのかな?

[1996.00.00]


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