「夕飯何がいい?」とおかんが聞くので「カレー」と答えたら「人参がないからダメ」と言われた。この会話全体の小学生っぽさはさて置くとして、「カレーに人参は必須である」という思い込みってのは、一体どの辺から来ているのだろうか。つまり、専門店のカレーには、人参とかじゃがいもとかが入ってない種類のが幾らでもある、って言うか、大概の専門店カレーにはそういうのは入ってないのに、おかんの中では終始一貫カレー=人参とじゃがいもとタマネギと豚肉なのである。このへんの仕組みはどうなっておるのか。それともこれってウチだけか?
色々考えた結果、この思い込みというのは、各社のカレーCMのせいだ!という結論に達した。私の見た限りにおいては、カレールーのCMにはどれもこれも人参とじゃがいもが登場してるような気がするのである。で、おかんというのは生まれつきテレビをよく見る人種であるから、連中の頭の中にはそういう具だくさんカレーの映像が、それこそワイシャツにこぼれたカレーのように染みついていて、その結果おかんの子分である私が食べるカレーは25年間一貫して人参じゃがいも豚肉カレーになっている、とこう言うわけである。ちくしょうそうか。ウチのカレーがワンパターンなのはハウス野郎のせいだったか。
いや、別にハウス食品様の影響のもとでおかんが作りやがるカレーが嫌いだ、と言うわけじゃあないんだけれど、何しろその、25年間一種類だけというのは、いくらなんでもどうかしらと、そういう話でありました。こういう家庭で育った私が「アタクシは30種類のカレーを作れますのよん」なんて人に出会ったりしたら、驚いてその場で結婚を申し込んじゃうかもしれないので、そう考えると、ハウスの影響もナカナカのもんでございますわ。
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