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 秋深し、隣は野球をする人ぞ。というわけでメジャーリーグのプレーオフがいよいよ佳境を迎えている。下馬評ではまず間違いないだろうと言われていたオリオールズとブレーブスがともにリーグチャンピオンシップの段階で大苦戦するなど、やっている方もたまらないだろうが、海のこちら側から見ている方としてもまた別の意味でたまらない展開。恐らく90年代最強の投手であろうマダックスを中心とした世界最高の先発三本柱(と言ってしまうのはネーグルに失礼なのだろうか)を擁するブレーブスにしてもこれだけ苦戦しなければならないメジャーリーグのハイレベルは実にうらやましい。18日からの日本シリーズでも、このような緊迫した展開が見たいものである。(追記:アトランタは結局フロリダに負けてしまった。あらら)

 野球と言えば、東京六大学野球、明治対立教戦で乱闘があり、立教の投手が脇腹などを蹴られて怪我をした、というニュースが今朝の新聞に載っていた。ひどい話である。明治は確か去年にも立教戦で同じような事件を起こしているはずだが、なぜそういうことが許容されるのか。「このようなものは野球とは呼べない」として試合続行を拒否する立教監督に六大学野球の実行委員は「伝統あるリーグ戦に汚点を残さぬため」という、全く意味の分からない理屈で試合続行を迫ったそうだが、汚点というならば、警察が出動するほどの暴力行為が公衆の面前で行なわれたことそれ自体こそが汚点であり、その問題を曖昧にしたままに試合を続行することは、その汚点にさらに汚いもので蓋をする行為に他ならない。ただ単に昔選手だった、というだけでその世界に居座っている老人によって運営される組織に多くを求めるのは筋違いかもしれないが、去年、今年と続いた、野球とは無関係の行為は余りにも酷すぎる。「刑事告訴も考える」という立教側の意志が通る組織であればそもそもこんな事件は起こらずに済んだのかも知れないが、バカな連関を断ち切るためにも、勇気ある対応を望みたいものである。

 それにしても、倒れている人間を数人で蹴りまくるという明大野球部の行為は、乱闘という状況を考えてもやはり常識外れなのではないか。運動をもっぱらにしている二十代はじめの人間の破壊力とか、そういうことは明大野球部の連中の想像力の埒外だったのであろうか。豊かなイマジネーションは優れた野球選手には必須の要件のはずであるのだが、う〜む。同じリーグには慶応の高橋みたいな選手もいるというのに、情けない話である。高橋にしたって、折角大記録を達成しても、相手がこの程度の連中ではいまいち胸を張り切れまい。プロでの一層の活躍を期待したいものである。





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