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1997年 11月 4日 火曜日 :眉毛と斉藤和義

【ハイブロウなわたくし】
 先日、連休を迎えるに当たって「ここはいっちょお洒落でもしてみるか」と言うわけで眉毛に細工を加えてみた。具体的には、端の方の垂れ下がっていた部分をほんの少し抜いてみただけなのだが、自分で鏡を見ても気が付かないほどの変化であるにも関わらず、以外にも世間からの反響が大きいので驚いてしまった。先日ひげを伸ばしてみたときには何もいわなかった人までが私の顔を胡乱げに眺め舞わしたあげくに「眉毛いじったね」とか言う。みんながこんなにも俺の顔を見ていたとは。気持ち悪いやらくすぐったいやら。
 そんなわけで、例の眉毛は結構気付かれております。ちょっと抜いただけなのにこんなに気付かれるとは、費用対効果は計り知れないものがありますな>製作責任者。

【今日の学園祭】
 学園祭があったので、出掛けて行って斉藤和義のライブを見てきた。何年も前から行こう行こうと思っていながら不精やら金欠やら結婚やら倒産やらが次々と私の人生に襲いかかってきて行けなかったライブにこんなにあっさりと行けるなんて、さすがに最高学府、知性の殿堂の祭は素晴らしい。料金はお子様にも安心しておすすめできる程度であるし、それでいて二時間弱たっぷり楽しむことが出来たし、いい事ばっかしである。ちなみに、初めて見るナマ斉藤和義は、きっとそうであるに違いないと睨んでいだとおりの格好良さだった。ファンクラブが出来るって言うし、入っちゃおっかナ?なんてことを思ってしまったほどである。12月にはまたアルバムが出るそうで、これもまた実に楽しみなことであるよ。

【縄と王将】
 『牡丹』(団鬼六、幻冬舎アウトロー文庫)読了。SM小説の人だと思ってたがそればっかりじゃあなかった、というのは『真剣師 小池重明』の時にも書いたが、この本でもまたその認識を新たにさせられてしまった。もちろん、賭け将棋師が主人公の『真剣師〜』とは違って、エセー集である本書には縄やら責めやらの話もちらほらと出ては来るのだけれど、読み終って印象に残ったのはそれらではなく、もうちょっと違った感じのものだった。うまく表現できないのが残念なのだが、開高健の『All My Tomorrows』のシリーズにもちょっと通じるような、諦めと悟りとが入り交じったような、よく分らない気持ちになるエセーでありました。






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