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階段吹抜け見上げ


  もうひとつのテーマは、2階の天井の高い居間空間へ至る導入部のデザインでした。玄関ホールから階段を経て居間に至るのですが、玄関に入った時から、そのダイナミックな空間の予感が感じられ、階段を登り始めると更にその気持ちが高まって行くようにしたいと考えました。その為に玄関ホールでは、階段の一部が姿を表し手招きし、階段を登り始めると、居間の高い天井の一部が顔を出し、階段を上るにつれて人の気配や温もりなどが溢れ出してくる。性格の異なる空間同士が違和感なく滑らかに連続して行くこと。音楽に例えれば、序曲から第1楽章、第2楽章と滑らかに楽曲が連続してゆくように、空間が違和感なく有機的に連続して行くことがテーマです。ドア1枚だけで異種の空間が連続して行くようなことは避けたいと思っています。

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階段吹抜け

階段は上下の重要な換気経路です
高さを利用しての夏期-通風換気・排熱
冬期-日射の取込

■高さを利用しての通風について
通風により、換気及び夏期の排熱を促進させることにより、室温よりも低い温度の新鮮な外気を導入し、蒸し暑さを低減させ、快適性を向上させます。

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2階LD

建具は引き戸を多くして、風通しを良くしています。
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2階LDより階段方向をみる

通風性とプライバシーを考慮して手摺にはアルミ有孔板(パンチングメタル)を使用。
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2階LD

 小屋組を和小屋とせず、洋小屋にしたのは、この方がトラス(三角形)を形作るため力学的に有利であり、大きな空間を作るのに適していたからです。反面、施工的には難しくなり、大工泣かせではあります。棟梁と一緒に原寸図を引き、納まりなどを検討しなければなりませんでした。
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2階LD

 価格的にはこの地域の平均的な坪単価でというのが条件でした。建主の希望する内容の天井の高い個性的な住まいが、この条件内でできたのは、2階天井を洋小屋組表しとしたことが大きかったと思っています。

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