「平塚の家」リフォーム・増築レポート-1

新築当時の崖の様子

新築当時の崖の様子

崖が後退した様子

崖が後退した様子(増築前)

 私が以前に設計した住宅の建主より、増築の相談がありました。建てた当時は、敷地の西側が3mくらい、崖のように高くなっていました。その為、西側は比較的開口部が少なくなっています。数年前、西側隣地の崖が後退し、間知ブロック積み擁壁として整備され、西側が開放的になりました。この部分に部屋を増築できないかという相談でした。
 
 
 

 「平塚の家」の増築前の様子は、業務紹介のページで見ることができます。興味のある方は→こちらへ。


 

パース

西面を見る(増築前)

 最初の希望は2階に部屋を増築し、1階部分は物置や日曜大工などの作業スペースにしたいというものでした。
さっそく、スケッチをしてみました。
 
 
 スケッチをしてみると、色々不都合が生じてくることが分かりました。
とりあえず、これで案を作ってみました。
パース

第1案(北西より見る)

2階に1室増築する案です。、
1階部分に2階を支える壁が必要になります。1階の浴室、洗面脱衣室等が多少暗くなりそうです。

 2階の台所、トイレの窓がふさがれる為、天窓(トップライト)が必要です。また、トイレの換気のため、換気扇も必要になります。


 

パース

第1案(南西より見る)
 

既存の屋根と増築部分の屋根が取り合いますので、既存の屋根を一部壊す必要があり、その点ではコストはアップします。

 2階部分に増築する場合、1階部分に2階を支える柱・壁がどうしても必要になります。この点は、平屋(1階に増築)に比べると割高になります。屋根の納まりについては、もう少し検討が必要です。

 
 スケッチをして、案を作っている時に、気付いたことなどを元に、1階に増築する案も進めてみました。
新たな、問題も出てきますが、2階に増築するのに比べ、はるかにメリットがあるように感じました。

パース

第2案(北西より見る)


1階に1室増築する案です。
1階のこの部分には窓がないため、増築しても暗くなる等の問題がありません。
増築した部屋への入口の為、入口ドア部分の高基礎は、その部分のみ切断する必要があります。
パース

第2案(南西より見る)

1階に増築する案も建主に見てもらい、
両者の違いや、メリットなどを説明しました。

1階に増築した部分を平屋とするのもひとつの案ですが、以前に比べ西側が大きく開放され、なおかつ西側から覗かれるような家も今後建ちそうにありませんので、西側に大きく開かれ、眺めの良い、開放的なテラスがあれば快適ではないかと考えました。
1階に増築する場合は、2階屋根を一部こわす必要が無くなるなど、第1案と比べると、コストを下げることが可能です。



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